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2023-10

ヴェルサイユ宮殿

2010年3月26日 ヴェルサイユ Montparnasse Bienvenue 駅 - Versailles Chantiers 駅
 今回ヴェルサイユ宮殿を訪れるにあたり、池田理代子作「ヴェルサイユのばら」を読んで予習をしました。漫画の力は侮れません。革命前後のフランスの歴史を勉強しようとすれば、何冊もの分厚い本を読む必要があるかもしれませんが、「ヴェルサイユのばら」を読めば大雑把な時代背景が楽に頭に入ります。登場人物に感情移入するせいか物語に入って行きやすいという利点もあります。私はオスカル様に惚れました。宮殿内のお土産屋さんにフランス語版「ヴェルサイユのばら」が売っていました。分冊していなかったのでかなり分厚かったです。

 太陽王と呼ばれたルイ14世は、父親の質素だった狩猟小屋を豪華絢爛なバロック建築の宮殿に造り替えました。ヨーロッパの黄金時代と絶対王政を象徴するベルサイユ宮殿ですが、やがてこの贅沢と浪費がフランス革命を引き起こします。断頭台の露と消えたマリー・アントワネットもかつてここに暮らしていました。

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ヴェルサイユ宮殿

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王室礼拝堂

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鏡の間 ここでヴェルサイユ条約が批准され、第一次世界大戦が終結した

 宮殿を一通り見学した後は、広大な庭を散策しながら二つの離宮に向かいました。グラン・トリアノンは、ルイ14世が愛人と過ごすために作った離宮で、バラ色の大理石がかわいい印象を与えています。プチ・トリアノンは、ルイ15世の愛人であったポンパドール夫人のために建てられましたが、完成時には夫人は既に亡くなっていました。後に、マリー・アントワネットが隠れ家として愛した場所として知られています。
 ヴェルサイユ宮殿内の装飾には金がふんだんに使われていたためか、見学していて少し疲れてしまいましたが、二つの離宮には親しみがもてました。とは言っても、贅沢すぎるくらいに贅沢なことにはかわりがありませんが。

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グラン・トリアノン

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グラン・トリアノン 大理石の支柱が美しい

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グラン・トリアノン コテルの回廊

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ルイ14世の寝室(左)と音楽の間

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プチ・トリアノン 愛の神殿 アントワネットが愛人と密会していた

 パリに戻り、地下鉄の切符を買うために券売機の長い列に並びました。10分以上は待ったと思います。自分たちの番がきたので切符を買おうとしましたが、その券売機はクレジットカードとコインしか受付けませんでした。その時は生憎、小銭がなかったので泣く泣く有人の券売所に並びなおしました。券売機同様に券売所にも長蛇の列が作られている意味がよくわかりました。
 この際だからと端数を1・2セントコインを集めて支払うことにしました。自分たちの番がきた時に、「ここに20セントあります。」と言って先にコインを差し出しました。券売係のお姉さんは確かめもせずにコインを脇へやり、私から札を受け取ると正しい金額のおつりをくれました。信用してくれるのはありがたいのですが、私が間違えていることもありえるので、コインの合計金額を確かめたほうがいいのではないかと思うのですが...。駅によってはお札を受付ける券売機もあります。

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