セント・メアリー・ル・ボウ教会にまつわる伝説
City of London(シティ・オブ・ロンドン)は、ローマ人によって築かれたロンドン発祥の地。長い歴史を誇るだけに、シティ周辺には小ぢんまりとした教会がたくさんあります。そのなかで最も有名なのは、St Mary-le-Bow(セント・メアリー・ル・ボウ教会)。生粋のロンドンっ子「コックニー」の定義は、ここの鐘が聞こえる範囲で生まれた者とされています。その鐘の音は、「戻って来い、ウィッティントン。三度ロンドンの長となる」と聞こえてくるといいます。

「ウィッティントンとネコ」というおはなしは、この教会の鐘にまつわる伝説。貧しいみなしごディック・ウィッティントンは、一旗揚げようとロンドンに出て来ます。親切な商人に拾われ、屋敷の料理番を手伝うことになりましたが、意地悪な料理番とネズミだらけの屋根裏部屋に悩まされる日々。なけなしのお金をはたいてネコを買ったものの、主人が仕立てた外国商船にそのネコを乗せることになります。当時、船を出すときには、召使を含めた家人が各々の持ち物を船に乗せるという風習があったのです。

料理番の仕打ちに耐えかね、とうとう商人の家から逃げ出そうとしますが、その時ボウ教会の鐘が「戻って来い、ウィッティントン。三度ロンドンの長となる」と鳴り響いたのです。その音色に呼び戻されたディックは、ネズミに悩まされていた外国の王様がネコを高く買い求めたために、巨額の富を手に入れたことを知ります。その後、商人の娘と結婚し、三度ロンドン市長となって末永く幸せに暮らしたということです。

「ウィッティントンとネコ」というおはなしは、この教会の鐘にまつわる伝説。貧しいみなしごディック・ウィッティントンは、一旗揚げようとロンドンに出て来ます。親切な商人に拾われ、屋敷の料理番を手伝うことになりましたが、意地悪な料理番とネズミだらけの屋根裏部屋に悩まされる日々。なけなしのお金をはたいてネコを買ったものの、主人が仕立てた外国商船にそのネコを乗せることになります。当時、船を出すときには、召使を含めた家人が各々の持ち物を船に乗せるという風習があったのです。

料理番の仕打ちに耐えかね、とうとう商人の家から逃げ出そうとしますが、その時ボウ教会の鐘が「戻って来い、ウィッティントン。三度ロンドンの長となる」と鳴り響いたのです。その音色に呼び戻されたディックは、ネズミに悩まされていた外国の王様がネコを高く買い求めたために、巨額の富を手に入れたことを知ります。その後、商人の娘と結婚し、三度ロンドン市長となって末永く幸せに暮らしたということです。
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