階級社会
イギリス社会には、いまだに階級制度が根づいています。階級制度は昔ほど厳密ではないと言われていますが、英語の発音によって、職業によって、読んでいる新聞によって、行く店によって、服装によって、その人の属している階級がわかります。労働者階級の人はハロッズで買い物はしません。Oxbridge(オックスブリッジ)の学生の殆どは中流階級以上のご子息です。
階級とお金の有無は関係ありません。貧乏な上流階級の人もいれば裕福な労働者階級の人もいます。一般的には上流階級の人は労働者階級の人よりも裕福です。階級制度は世襲制度とよく似ているかもしれません。労働者階級に生まれたなら、労働者階級として生きますが、労働者階級出身の医者や弁護士が中流階級として生きていくこともあります。上流階級だから立派で、労働者階級だから劣っているということはありません。大部分の一般庶民は労働者階級で、働きながら真面目に生きています。
階級間には超えられない壁も存在するようです。例えば、私が二人のイギリス人をパーティーに招いたとします。その二人の属している階級が違えば、彼らは会話を交わすこともなく終わることもしばしばです。
私のような移民はこの階級制度の蚊帳の外にいます。移民は階級にすら属していない最下層民ということになるらしいです。ただ、移民でもイギリス人と結婚した場合は、配偶者の階級に属することになるそうです。普段なんとなく見聞きはしていても、日本人の私には馴染みがなく、よく理解できない制度です。
階級とお金の有無は関係ありません。貧乏な上流階級の人もいれば裕福な労働者階級の人もいます。一般的には上流階級の人は労働者階級の人よりも裕福です。階級制度は世襲制度とよく似ているかもしれません。労働者階級に生まれたなら、労働者階級として生きますが、労働者階級出身の医者や弁護士が中流階級として生きていくこともあります。上流階級だから立派で、労働者階級だから劣っているということはありません。大部分の一般庶民は労働者階級で、働きながら真面目に生きています。
階級間には超えられない壁も存在するようです。例えば、私が二人のイギリス人をパーティーに招いたとします。その二人の属している階級が違えば、彼らは会話を交わすこともなく終わることもしばしばです。
私のような移民はこの階級制度の蚊帳の外にいます。移民は階級にすら属していない最下層民ということになるらしいです。ただ、移民でもイギリス人と結婚した場合は、配偶者の階級に属することになるそうです。普段なんとなく見聞きはしていても、日本人の私には馴染みがなく、よく理解できない制度です。
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階級て、、
meimei 様
自分で記事を書いたものの、日本にはない制度なので「階級制度」については疑問だらけです。イギリス人に詳しい説明を求めたこともあるのですが、タブーであるようで彼らはいつも口を濁します。
私が不思議に思うのは、どういう方法で自分の属している階級を知ることができるのかということです。職業なのか家柄なのか。両親が労働者階級的職業に従事していて、自分も家族もコックニーを喋ります。でも本人は教職(中流階級的商業)に従事しているような場合はどうなるのでしょうか。考えたら頭が痛くなるのでやめておきましょう...。
私が不思議に思うのは、どういう方法で自分の属している階級を知ることができるのかということです。職業なのか家柄なのか。両親が労働者階級的職業に従事していて、自分も家族もコックニーを喋ります。でも本人は教職(中流階級的商業)に従事しているような場合はどうなるのでしょうか。考えたら頭が痛くなるのでやめておきましょう...。
分かりやすい上流階級
こんにちは、
2009年10月にShropshire のShrewsbury 近くにある村のお宅の庭を見させてもらう為に一人で訪問した時の出来事です。(事前にメールで約束済み。)
住所を確認する為に付近の酪農家の男性に聞いた時「目の前のだよ」と指差した道路真向かいの家は広大な敷地のマナーハウスでした。長いフロントヤードを通って行くと鉄の扉の門が、玄関のある邸宅から離れていたので駐車場の在る勝手口らしき所から声をかけさせていただきました。
この日は偶然、娘さんの結婚準備の為に集まったフィアンセやスコットランド出身の奥様の祖父や親類の方が集まれ、小生もランチをご馳走になる事に。食事の準備が出来るまで食前酒を頂く場所に通されました。大きなマントルピースのある天井の高い部屋には16世紀からの代々の当主の自画像が飾られていました。そしてこの邸宅のエンブレムにもなっているカラスの彫刻の置物が数羽。御当主と娘さんのフィアンセの会話から二人共オックスフォード大出身の様でした。
因みに料理はハギスで皆さんスコッチウイスキーを懸けていました。小生はアルコールに弱いので遠慮しました。生活は質素で暖房は薪のようでオーブンも薪を使用している様でした。もちろん家禽や家畜も放牧されていました。ほぼ自給自足の生活です。
2009年10月にShropshire のShrewsbury 近くにある村のお宅の庭を見させてもらう為に一人で訪問した時の出来事です。(事前にメールで約束済み。)
住所を確認する為に付近の酪農家の男性に聞いた時「目の前のだよ」と指差した道路真向かいの家は広大な敷地のマナーハウスでした。長いフロントヤードを通って行くと鉄の扉の門が、玄関のある邸宅から離れていたので駐車場の在る勝手口らしき所から声をかけさせていただきました。
この日は偶然、娘さんの結婚準備の為に集まったフィアンセやスコットランド出身の奥様の祖父や親類の方が集まれ、小生もランチをご馳走になる事に。食事の準備が出来るまで食前酒を頂く場所に通されました。大きなマントルピースのある天井の高い部屋には16世紀からの代々の当主の自画像が飾られていました。そしてこの邸宅のエンブレムにもなっているカラスの彫刻の置物が数羽。御当主と娘さんのフィアンセの会話から二人共オックスフォード大出身の様でした。
因みに料理はハギスで皆さんスコッチウイスキーを懸けていました。小生はアルコールに弱いので遠慮しました。生活は質素で暖房は薪のようでオーブンも薪を使用している様でした。もちろん家禽や家畜も放牧されていました。ほぼ自給自足の生活です。
101Ton様
こんにちは。
日本も格差社会と言われて久しいですが、イギリスは日本よりもずっと上流階級と庶民階級では開きがあるように思います。私には上流階級に属する知人はいませんので生の上流階級の生活を語ることはできませんが、中流階級以上に属する人々の教育、教養のレベルはとても高いです。それに比べて貧しく、教育を受けていない人々も非常に多いことに驚かされます。移民ではない非識字者も多く存在します。非識字者のための英語の読み書き講座が地方自治体によって開催されています。
日本も格差社会と言われて久しいですが、イギリスは日本よりもずっと上流階級と庶民階級では開きがあるように思います。私には上流階級に属する知人はいませんので生の上流階級の生活を語ることはできませんが、中流階級以上に属する人々の教育、教養のレベルはとても高いです。それに比べて貧しく、教育を受けていない人々も非常に多いことに驚かされます。移民ではない非識字者も多く存在します。非識字者のための英語の読み書き講座が地方自治体によって開催されています。
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インドのカースト制度ほどではヨーロッパではないでしょうけど
未だにありますよね。
イートン校に入学するのも上流階級の子息、オックスフォードもはいれないから
ロンドン大学にいくとか。。聞いたことがあります。
学校すら階級別みたいなところがありますよね。
でも、イギリス とくにロンドンにいると、移民のほうが多いくらいの
勢いですごく増えましたが、
BBC英語とかクイーンズ英語や労働者の英語やら
同じ英語でも、たくさん種類があるなぁとイギリスにいくと感じます。