2017-10

ノイシュヴァンシュタイン城

2012年8月8日
 「お城が見たい。」という相棒のたっての希望で、ディズニーのシンデレラ城のモデルにもなったノイシュヴァンシュタイン城を見学しました。お城を見たがるのは普通、女の子の方であると相場は決まっていますが、私は特に強い関心を示しませんでした。ミュンヘンからこのお城を目指すには、車以外の交通機関では難しく、ツアーに参加しなければなりませんでした。私は時間に縛られるツアーというものが大嫌いで、ツアーにのるくらいならお城など見たくないと思いました。

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ノイシュヴァンシュタイン城

 朝早くに観光バスに乗り、いざお城を目指しました。バスの中は快適で、イヤホンで日本語の観光案内を聞くことができました。途中、リンダーホーフ城とオーバーアマガワ村を経由して、いよいよ目的のノイシュヴァンシュタイン城に到着しました。

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この地域はハンググライダーのメッカでもある。

 観光バスは麓のホーエンシュヴァンガウ村で停車しました。各自が城を目指して坂道を登りました。城までは徒歩で30分ほどかかりますが、馬車やシャトルバスも運行していました。
 城内の見学はガイドツアーのみで、日本語も選択可能なオーディオガイドを聞きながら見学しました。城内が撮影禁止だったことと、ミュンヘン市内同様、このお城も修復作業中であったことがとても残念でした。

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坂道を城へと急ぐ馬車

 マリエン橋まで行けば、城の全体像を撮影することができるそうですが、時間が足りずに行くことができませんでした。このような心残りはツアーでなくても経験するものです。しかしながら私の性分では、約束の時間までに戻らなくてはと考えるだけで気ばかりが急いて、ゆっくり観光することもできません。そのような理由で私はツアーが嫌いです。ツアー客の中には、平気で時間に遅れた人たちがいたことを考えると、自分は本当に損な性分だと思います。

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山並みを背に ノイシュヴァンシュタイン城

 ルートヴィヒ2世によって建てられた中世風の外観を持つこの城ですが、城内には19世紀当時の最新テクノロジーが駆使されていました。
 城内の壁には、ワーグナーが作曲したオペラ、「ローエングリン」の名場面が描かれていたことが印象的でした。また、白鳥をモチーフにした調度品にはセンスの良さを感じました。ルートヴィヒ2世は、ナポレオンを崇拝していたため、城全体にはフランス風できらびやかな装飾が施されていました。ロココ風なごてごてした装飾は、時に悪趣味に陥りがちですが、青を基調とした色使いのせいか、城全体には、落ち着いた雰囲気がかもし出されていました。

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城の周辺にはのどかな牧草地帯が広がる。

 ノイシュヴァンシュタイン城(新白鳥城の意)という名称は、ルートヴィヒ2世の死後に名づけられました。彼が夢想した白鳥の騎士ローエングリンの精神が宿る素敵な名前であると私は思います。 
 ルートヴィヒ2世は、自分の死後にはこの城を破壊するようにとの遺言を残しましたが、その願いは叶えられることはありませんでした。借金につぐ借金で建てられたこのお城は、押し寄せる観光客たちのおかげで、現在では多額の観光収入を得るまでになりました。
 このことを彼は天国で喜んでくれているでしょうか。いや、彼のことですから、その皮肉な運命を苦々しく思っているのではないでしょうか。

読んでくださいましてありがとうございました。
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