2017-08

リンダーホーフ城とオーバーアマガワ村

2012年8月8日
 ノイシュヴァンシュタイン城を訪れるツアーでは、途中でリンダーホーフ城とオーバーアマガワ村にも立寄りました。リンダーホーフ城一帯は、中世の騎士の格好をしたルートヴィヒ2世の亡霊が現れたとしても不思議ではないくらい幻想的で深い森に囲まれていました。美しい緑と清浄な森の空気が心地よい遊歩道を散策しながらお城を目指しました。

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リンダーホーフ城は美しい自然に囲まれている

 リンダーホーフ城はルートヴィヒ2世が建設した城の中では唯一、完成した建造物です。このヴェルサイユ宮殿内のトリアノン宮殿を手本にして建てられた城は、ロココ様式で1978年に完成しました。ルイ14世に心酔していたルートヴィヒ2世は、城内にもフランス風の装飾を施しました。
 城内の見学は各国語のツアーのみで、日本語のツアーもあります。写真撮影が禁止されていたのが残念でした。

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裏庭から眺めるリンダーホーフ城
 
 ルートヴィヒ2世はこの城に入り浸り空想の世界に生きていました。ルイ14世の像に、いかにも彼が存在しているかのように話しかけるなど、幻想の世界に深くのめり込んでゆきました。
 彼は人と接することが苦手であったため、食事も一人で摂りました。そのため、からくり仕掛けのあるテーブルが用意されていました。階下のキッチンで用意された晩餐はテーブルにセットアップされ、彼が待つ部屋までせり上がってゆきました。空想の晩餐会では、そこには存在するはずのない客人たちと、どのような会話を楽しんだのでしょうか。

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女神像の噴水がある前庭

 トイレ休憩にオーバーアマガワ村にも立寄りました。この村は、10年に一度「キリスト受難劇」を上演することで有名です。1632年にペストが猛威を振ふいましたが、この村の被害は奇跡的といえるほど少ないものでした。それを神様に感謝し、1634年以来、現在に至るまで村人たちが受難劇の上演を続けています。役者は全て村の住人で、上演の年には長髪の警察官が現れるなど、村は受難劇一色に彩られます。
 また、こぢんまりとしたこの村は、良質の木工細工の産地としても有名です。置物や鳩時計などは、職人さんたちの手で一つ一つ作られています。木彫り細工を扱ったお土産屋さんがたくさんあり、見ているだけでも楽しかったです。
 私は今まで大都市ばかりを旅してきましたが、今度、出かけるときは静かで自然に囲まれた集落でゆっくりと寛ぐのも素敵なことなのではないかと思い始めました。そのような旅を求めるなら、オーバーアマガワ村は理想的な場所です。

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この村はフレスコ画に彩られる家が多いことでも知られる

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なるほどミュンヘンからさらに南下されたのですね。
オーバーアマガウ、美しい所ですねえ。数日滞留してのんびりとしたくなります。
私がミュンヘンに行った時は逆に北上して世界遺産の村バンベルグに行きました。
少し観光地化され過ぎた感はありましたが、ここも美しかったです。

ihatov1001様

 こんにちは。今回のドイツ旅行では1時間ほどしか滞在しなかったこのオーバーアマガワ村が一番、印象に残っています。短時間だったからこそもう一度、訪れてみたいと思ったのかもしれません。今度は、セレブ風(笑)に長期滞在してのんびりしてみたいです。
 ihatov1001さんはハンベルグにも行かれたそうですね。ドイツは国土が広いだけあって見所も多そうです。ドイツには是非、また行きたいです。

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