Kilner Jar
カーブーツセールで Kilner Jar(キルナージャー)を見たとき、同じものをどこかで見たような気がしました。後で古いものが同僚の家にあるのを思い出しました。釘だとかネジだとか DIY に使う細かいものが入れられていたように思います。
キルナージャーは、1840年代にガラス工房を経営していた John Kilner(ジョン・キルナー)によって生み出されました。冷蔵庫のない時代には、保存食をいかに長持ちさせるかということが大きな課題でした。コルクやロウでガラスのジャーにふたをする方法が一般的でしたが、その方法では容器内の真空状態を保つことができませんでした。ジョンの孫にあたるCaleb(ケーレブ)は、ガラスのフタを金属でカバーするという画期的な方法を考案しました。その発明によって、保存食の安全性が飛躍的に高まりました。この発見は高く評価され、ロンドン万博で賞をとった他、海外からも注目を集めました。
キルナー一族の事業は成功を収めましたが、他のガラス製造業者も彼らのアイディアを取入れ始めました。その頃から業績が悪化し、1937年には、United Glass Bottle Company(ユナイテット・グラス・ボトル・カンパニー)に特許と商標を譲渡しました。現在は、Rayware Group(レイウェア・グループ)がキルナージャーを取り扱っています。
ボタンやビー玉、ボビンに巻いた色とりどりの糸を入れるとかわいいのではないかと思い購入しました。フタは少しさびついているくらいが Shabby Chic(シャビーシック:古ぼけていて粋なこと)で格好が良いのですが、私の購入したものはさびすぎです。これはこれでよい味を出していて私は好きですが、相棒は「汚い」と言います。

The Kilner Jar Improved(左)は1948年から69年にかけて製造されました。古い時代に製造されたジャーにはガラスのふたがついています。
Kilner reg Dual Purpose Jar(右)は1969年から78年にかけて製造されました。このタイプのジャーは販促のためにネスカフェのインスタントコーヒー入りで売られたこともあったそうです。この時代以降の製品のふたは、現在のものと同様にカバーと同じ金属です。
キルナージャーは、1840年代にガラス工房を経営していた John Kilner(ジョン・キルナー)によって生み出されました。冷蔵庫のない時代には、保存食をいかに長持ちさせるかということが大きな課題でした。コルクやロウでガラスのジャーにふたをする方法が一般的でしたが、その方法では容器内の真空状態を保つことができませんでした。ジョンの孫にあたるCaleb(ケーレブ)は、ガラスのフタを金属でカバーするという画期的な方法を考案しました。その発明によって、保存食の安全性が飛躍的に高まりました。この発見は高く評価され、ロンドン万博で賞をとった他、海外からも注目を集めました。
キルナー一族の事業は成功を収めましたが、他のガラス製造業者も彼らのアイディアを取入れ始めました。その頃から業績が悪化し、1937年には、United Glass Bottle Company(ユナイテット・グラス・ボトル・カンパニー)に特許と商標を譲渡しました。現在は、Rayware Group(レイウェア・グループ)がキルナージャーを取り扱っています。
ボタンやビー玉、ボビンに巻いた色とりどりの糸を入れるとかわいいのではないかと思い購入しました。フタは少しさびついているくらいが Shabby Chic(シャビーシック:古ぼけていて粋なこと)で格好が良いのですが、私の購入したものはさびすぎです。これはこれでよい味を出していて私は好きですが、相棒は「汚い」と言います。


The Kilner Jar Improved(左)は1948年から69年にかけて製造されました。古い時代に製造されたジャーにはガラスのふたがついています。
Kilner reg Dual Purpose Jar(右)は1969年から78年にかけて製造されました。このタイプのジャーは販促のためにネスカフェのインスタントコーヒー入りで売られたこともあったそうです。この時代以降の製品のふたは、現在のものと同様にカバーと同じ金属です。
参考文献:Kilner 公式ホームページ
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