2017-09

ピラトの家

2011年8月19日
 今回の旅行ではセビリア滞在は1日だけでした。この日は、前回の旅行では行くことのできなかったピラトの家に行きました。見学は、ガイドによる屋敷内のツアーと各自で行うパティオの散策です。パティオだけ見学することもできます。
 私は両方、見学できるチケットを買いました。ツアーはスペイン語と英語で行われました。残念ながら屋敷内での撮影は許可されていませんでした。パティオの見学の際には音声ガイドでの説明があり、日本語の選択も可能でした。

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美しいパティオに建つローマ式の像 屋敷には多くの美術品が収蔵されている

 ピラトの家は15世紀、アンダルシア総督であったペドロ・エンリケスによって着工され、その息子、初代タリファ公爵の時代に完成しました。この建物はムデハル様式をはじめ、ルネッサンス様式、ゴシック様式など、様々な様式の組み合わせによって構成されています。

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屋敷の壁は美しいタイルに覆われている

 ピラトはゴルゴタの丘でキリストを十字架にかけたローマ総督です。スペインのようなキリスト教国で、なぜこのような忌まわしい人物の名前が屋敷名に冠されたのか不思議に思うかもしれません。

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光を浴びる女神

 タリファ公爵は熱心なキリスト教徒でした。彼はエルサレムに巡礼に行った際に、エルサレムからゴルゴタの丘までの距離を歩測で測りました。セビリアに戻ってから、彼はこの屋敷から郊外の教会までの歩測がエルサレムからゴルゴタの丘までの歩測と一致することを発見し、その道に十字架の道を作りました。

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イスラム式のアーチが美しい

 一方、セビリアの人々は、巡礼後に改装が加えられたタリファ公爵の屋敷を見て、エルサレムにあるピラト総督の家を模して建てたのだろうと噂しあいました。ピラトの家の名称にはそのような由来があります。(以上、音声ガイドの説明を要約しました。)

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アンダルシアらしい赤い壁に緑が映える

 ピラトの家はセビリアではアルカサルに次ぐ規模を誇ります。しかしながら、アルカサルに比べて若干、見劣りがするように思われたのは、修繕が必要な箇所が目立ったからかもしれません。このピラトの家は Medinaceli Foundation という財団によって運営されており、現在でも修復作業が続けられています。

おまけ
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 セビリアで1泊したホテル・シモンです。このホテルは19世紀の邸宅を改装してつくられました。パティオがホテルのロビーとして使われていいます。設備は新しくありませんが、掃除が行き届いた気持ちの良いホテルでした。

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 暮れゆくセビリアの空。またくることが出来ますように。

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