アンネも眺めた街並
オランダの首都、アムステルダムに行きました。オランダは、チューリップがかれんに花開き、水車が静かにまわっている、そんな豊かな田園風景が広がる穏やかな国というイメージがありますが、大麻や売春が合法で、安楽死も法的に認められている国でもあります。
また、国民の教育水準が高く、多くの人がネイティブと同等の英語を話します。港町の多くがそうであるように、アムステルダムも貿易の拠点として様々な人種や文化を受け入れてきた歴史があります。現在も多様な文化と人種が混在する国際都市としての役割を担っています。
アムステルダムは運河の街です。市内の移動には観光用のクルーズボートを利用しました。1日パスを買うと乗り放題です。移動の手段というよりはクルーズ自体を楽しみました。停留所は観光施設の近くにあるのでとても便利です。
オランダがインドネシアの旧宗主国だった関係で、アムステルダムにはインドネシア料理レストランが多いです。本場のインドネシア料理を堪能することができます。

ボートからの眺め

アムステルダムの街並は運河とともにある

アンネ・フランクも眺めていたであろう西教会
アムステルダム西教会は1631年に完成したプロテスタントの教会です。オランダは16世紀の末にスペインとの間で独立戦争をし、1581年に独立を宣言しました。したがって、この教会は当初からプロテスタントの教会として建設されました。
西教会は、アンネ・フランクとその家族ら8人が1942年から2年間、ナチスの迫害から逃れるために住んでいた家(現在は博物館として一般開放されています。)のほど近くに建っています。アンネは、嬉しいときも、辛いときも悲しいときもこの西教会を眺めていたに違いありません。
孤独なとき、不幸なとき、悲しいとき、そんなときには、どうかお天気のいい日を選んで、屋根裏部屋から外をながめる努力をしてみてください。街並みだの、家々の屋根を見るのではなく、その向こうの天をながめるのです。恐れることなく天を仰ぐことができるかぎりは、自分の心が清らかであることを自覚し、そして、これからもきっと幸福を見いだせると信じているかぎりは、いつも。
「アンネの日記」完全版より 文芸春秋 アンネ・フランク:著 深町眞理子:訳

レンブラント広場
レンブラント広場は、17世紀を代表するオランダの画家、レンブラントの生誕400周年を記念して造られた公園です。この公園の目玉は、彼の代表作のひとつ「夜警」(1642年作)を銅像で表現してある実物大の群像です。

ヨーロッパ最大の駐輪場
アムステルダムは自転車人口の多い街でもあり、車道と歩道の間には自転車専用路が設けられています。知らないで自転車専用路を歩いてしまい何度か自転車に轢かれそうになりました。
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ふうてんの旅人様
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