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2023-06

シャーロック・ホームズ博物館

 世界中のシャーロキアンが憧れる The Sherlock Holmes Museum(ザ・シャーロック・ホームズ・ミュージアム)をご紹介します。私はシャーロキアンではありませんが、ヴィクトリア朝の雰囲気を味わうために足を運びました。

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The Sherlock Holmes Museum 外観
 博物館は Baker Street(ベーカー・ストリート)221b 番地に建っています。私がホームズの下宿を訪れたとき、レストレード警部が事件の相談をしに彼を訪れたところでした。というのは冗談ですが、博物館の入口である玄関前には博物館の男性スタッフが警察官のコスチュームで立っています。彼らは記念撮影にも気軽に応じてくれます。

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ブループラーク
 シャーロック・ホームズとワトソン博士は1881年から1904年までこの下宿に住んでいました。勿論、彼らはアーサー・コナン・ドイルが描いた推理小説の登場人物で実在はしません。小説の中で彼らが住んでいたとされる場所にブループラークが掲げられています。彼らは架空の人物ですが、この博物館を訪れると、彼らの生きた時代の雰囲気をひしひしと感じることができます。

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ホームズとワトソンが共有していた書斎
 ホームズとワトソンはミセス・ハドソンの家に下宿していました。ホームズの寝室と二人が共有していた書斎は二階にあります。暖炉の隣にはホームズの机があります。趣味の化学実験の道具が所狭しと並べられています。彼が演奏するストラディヴァリ製のヴァイオリンも見えます。
 暖炉の前にあるテーブルの上のシルクハット、Deerstalker Hat(ディアストーカー・ハット:鹿撃ち帽)、虫眼鏡やパイプは自由に手にとって記念撮影をすることができます。

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ワトソンの机上にある軟膏の缶と Pyrex 製注射器の箱(左) 掃除機(右)

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ホームズの部屋
 ホームズの部屋には美しいヴィクトリア朝の家具が設えられています。彼が事件解決のために使っていた道具も展示されています。私が行ったときにはメイドさんがお掃除中でした。博物館の女性スタッフはメイドさんの格好をしています。
 この建物は1815年の建築で、1860年から1934年まで実際に下宿屋として使われていました。現在は、第二級重要文化財に指定されています。

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ホームズの宿敵 ジェームズ・モリアーティ教授
 館内にはホームズやワトソンをはじめ、主要な登場人物の蝋人形が飾られています。モリアーティ教授は「最後の事件」でホームズと対決し、ホームズもろともライヘンバッハの滝で転落死を遂げました。彼はもともと、シャーロック・ホームズシリーズを終わらせるために作り上げられた人物でした。そのため、ホームズと同等の知能が与えられました。ドイルの意に反して、読者からのホームズ復活への要求が高まったため、それを受けたドイルは後にホームズを復活させました。

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ギフトショップ
 ギフトショップには入場料(大人£6.00、16歳以下£4.00【£1.00≠¥120】)を支払わなくても立寄ることができます。写真のようにヴィクトリア風の家具に商品がディスプレーしてあります。お手洗にもヴィクトリアンの香りが漂っていました。

参考文献:The Sherlock Holmes Museum 公式ホームページ


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