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2023-09

モン・サン・ミッシェル

2011年3月22日
パリ・モンパルナス発 10:05 - レンヌ着 12:09 (TGV)
レンヌ発 12:45 - モン・サン・ミッシェル着 14:05 (長距離バス)
 パリから電車と長距離バスを乗り継いでモン・サン・ミッシェルに行きました。車窓から見えるのは牛や羊が草を食むのどかな姿でした。ぽつりぽつりと建っていたノルマンディー風石造りの農家が途切れると、そびえ立つモン・サン・ミッシェルが見えてきました。突然、目の前に広がったモン・サン・ミッシェルの美しさには息を呑むばかりでした。

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モン・サン・ミッシェル全景
 708年、アヴランシュの司教であったオベールは夢の中で大天使ミカエル(サン・ミッシェル)の「あの岩山に聖堂を建てよ」というお告げを聞きました。ただの夢であろうと信じなかったオベールに業を煮やした大天使ミカエルは、三度目のお告げのなかでオベールの額に触れました。翌朝、自らの額に穴が開いているのを知ったオベールはようやくお告げが本物であることを確信しました。修道院が献納されて以来、モン・サン・ミッシェルは巡礼者の聖地としての歴史を刻んできました。
 しかしながら、モン・サン・ミッシェルは時に歴史の流れに翻弄されました。イギリスとの百年戦争(1337-1453)の際には島全体が英仏海峡に浮かぶ要塞としての役目を果たしました。18世紀にはフランス革命によって修道院が廃止され、監獄として使用されました。革命によって荒廃したモン・サン・ミッシェルでしたが、ヴィクトル・ユゴーの呼びかけによって1865年には再び修道院として復元されました。1979年にはユネスコの世界遺産に登録されました。

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高台から見下ろす Grande rue(大通り)
 バスを降りて島の門をくぐると修道院に続く一本の道が見えてきます。狭い一本道の両側にはお土産屋さんやレストランが軒を連ねています。様々な時代様式の建物が興味深いです。修道院に入るには入場料が必要ですが、それ以外の施設は無料で見学することができます。

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建物は小ぢんまりとしていてとてもかわいい

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遊歩道から見上げる修道院

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高台から見渡す海
 モン・サン・ミッシェルが浮かぶサン・マロ湾は、潮のみちひきによって陸になったり海になったりします。

British Red Cross日本赤十字社 が東日本大震災への義援金を受付ています。

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ここは本当に行ってみたかったです(泣)。さぞかし美しいのでしょうね。オムレツが名物みたいですね。食べました?次にパリに行く機会があるときは絶対に行きたいと思います(あとベルサイユも)。

St Micheal's Mountは英仏海峡をはさんだイギリス側にもあるようです。もっともイギリス版はフランス版に比べかなり小さいみたいですが。

ihatov1001様

こんにちは。モン・サン・ミッシェルは本当に美しいところでした。観光地化されているとはいえ、他とは隔絶されている点で秘境観たっぷりでしたよ。一つ心残りなことはオムレツが食べられなかったことです。ビュッフェの朝食がおいしくて食べ過ぎたせいで、オムレツが入りませんでした(泣)。
ブログの記事を書くためにググった(笑)時に、St Micheal's Mountの存在を知りました。ここもなかなかよさそうな所ですね。晴れた日に行ってみたいです。イギリスはお天気が心配ですが...。


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