2017-08

Geffrye Museum

 今回は、ロンドンにある博物館の中では私が最も好きな Geffrye Museum(ジェフリー博物館)をご紹介します。この博物館は、17世紀から現在に至るまでのイギリスの中産階級の典型的なリビングルームを再現、展示しています。
 私は幼い頃からお人形遊びが好きだったせいか、ドールハウスやモデルルームなどのお部屋を再現している展示が大好きです。他の多くの博物館に展示してある家具や装飾品は、黄金や極彩色で彩られ、見ていて疲れてしまうものが多いなか、ここジェフリー博物館に展示してあるお部屋のインテリアは華やかすぎずシンプルなものが多く、私の目を和ませてくれます。

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Geffrye Museum 外観
 現在、博物館として使用されている建物は、ビジネスマンであり、ロンドン市長も務めたこともある Sir Robert Geffrye(ロバート・ジェフリー)によって1716年に養老院として建設されました。20世紀初頭までの200年余りの間、貧しく身寄りのないお年寄たちのために住む場所を提供してきましたが、地域の著しい人口増加と治安の悪化から、他地域への移転を余儀なくされました。養老院移転後の1914年からは、博物館として一般開放されるようになりました。

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ハーブガーデン
 博物館の敷地内にはハーブガーデンがあり、170種類以上のハーブが植えられています。私は自分の庭が持てた暁にはハーブガーデンを作りたいと思っているので、庭園内では飽くこともなくハーブの香りや手触りを確かめました。
 訪問したのが8月末でやや季節はずれだったため、ハーブの勢いが衰えていたのが残念でした。ハーブガーデンの横には、17世紀から20世紀の様式を模したお庭もあります。今度はバラの季節にもう一度、訪れてみたいです。

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1890年代 ゲストルーム
 1870年代からインテリアの嗜好に変化が生じました。ヴィクトリア時代の華美で精巧な装飾から、日本や東洋の影響を受けた耽美主義的な装飾が好まれるようになりました。この時代のインテリアの特徴は、木の風合を活かした家具を中心に据えて東洋的な陶器や絨毯を装飾に用いることでした。
 私は、ヴェルサイユ宮殿内を彩るような華美な装飾には辟易してしまいますが、木のぬくもりを大切にし、シンプルな陶器や絵画で飾られたこの時代のインテリアが好きです。

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1960年代 リビングルーム
 1960年代以降のリビングルームの特徴は、暖炉ではなくテレビが部屋の中心になるようにデザインされていることです。また、天井を高くすることで部屋全体を広く見せています。この時代のインテリアは、シンプルな北欧家具を中心に据えて都会的な空間を演出しています。半世紀を経た今でもこの時代のインテリアには古さを感じません。
 シルバーやモノトーンを基調とした機械的で冷たい感じがするインテリアよりも、都会的でありながらも木の温もりが暖かく感じられるこの部屋の雰囲気が私は好きです。

参考文献:Geffrye Museum 公式ホームページ

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