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2023-06

港のある街

2010年8月9日 マルセイユ到着
 飛行機は真青な海に向かってダイブするかのようにどんどん高度を下げていき、海に面したマルセイユ・プロヴァンス空港に着陸しました。着陸時には飛行機ごと海に墜ちるのではないかとハラハラしました。
 マルセイユはフランス第二の都市で国内最大の港を有します。多くの港町がそうであるように、多くの人種が行き交うマルセイユは、お上品というよりは気さくでラフな一面を持ち合わせた都市です。
 旧港近くのホテルに到着するとレセプションのお姉さんが地図を片手に主な見所を教えてくれました。お姉さんは、「マルセイユの観光地は、ホテル周辺の旧港エリアに集中しています。観光地ではないエリアには行かないほうがいいと思います。安全といわれている地域といえども日没後は注意が必要です。言うまでもないことですが、市内観光の際には貴重品の管理にはくれぐれも慎重になってください。ビーチで泳ぐ際は荷物を必ずロッカーに入れてください。靴でさえも盗まれる可能性があります。」とアドバイスをしてくれました。このような警告は同じく港町であるナポリでも聞かされましたが、地元の人の意見には素直に従うべきでしょう。 
 旅行中は彼女の言ったことを念頭に入れて行動をしたお陰で危ない目にあうこともなく快適な旅行を楽しむことができました。観光地では警察官が常にパトロールにあたっていて、危ないという気はしませんでした。私はマルセイユが特別に危険な都市だとは思いません。どこの都市、地域にも良い人もいれば悪い人もいるものです。

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ホテルの窓より眺める旧港
 旧港、La Vieux Port(ヴュー・ポール)は19世紀までは貿易の中心地として栄えていました。現在はヨットなどのレジャー用の船舶が停泊されています。漁船や貿易船は新港に移動しました。
 旧港周辺にはマーケットが軒を連ね、観光バスの発着場所でもあるため、観光客でにぎわっていました。地元の人々も釣りを楽しんだり、ベンチに座って寛いだりしていました。特に日が暮れてからは地元の人々が海を眺めながら夕涼みを楽しんでいました。私も海をただボーっと眺めているだけで贅沢な気分になることができました。

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旧港の鮮魚市
 早朝には魚市がたち、地元の人々が新鮮な魚を求めてやってきます。アナゴのような細長い魚や赤っぽくてイガイガのある小さな魚が多く売られていました。漁師さんたちはいい色に日焼けをしていました。

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旧港の漁船
 旧港に停泊されている船はレジャー用の船が多いですが、鮮魚市がたっている時間帯には漁船も見ることができました。

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ホテルの窓より眺める黄昏の旧港

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マルセイユの記事楽しいですね。部屋から見下ろすハーバーは好きな光景です。治安に関して世界中の国に共通することは、「港町は治安が悪い」のが定説ですね。ブログでもふれていますが、イタリアではナポリがnotoriousですね。すべて自己防衛、自己責任で行動するのみですね。

こんにちは!

マルセイユにいかれていたのですねー!!!
素敵なところですね♪
私、海が好きなので、
港町、大好きです♪

マルセイユ、満喫できたようで
よかったです!!!

ふうてんの旅人 様

こんにちは。マルセイユにしても、ナポリにしても旅行に出かける前から随分と悪評を聞かされました。しかしながら、両都市とも美しい所がたくさんあり、満足できる旅になりました。悪評のおかげで、自己防衛を怠らなかったのもよかったのでしょう。

三十路オンナ 様

こんにちは。私も港町が大好きです。海とかヨットとかを見ているだけで満足できてしまいます。観光用のボートに乗って島に行ったりもしました。ボートでクルーズするのも最高です。また行ってみたいです。


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