プライベートかNHSか
どうして医療保険を使って手術を受けなかったの?
これは、私が処方箋薬以外は医療費が完全無料のNHSでがんの手術を受けたときに繰り返し同僚たちに聞かれた言葉です。
私の働いている会社はありがたいことに(給料は安いけど)社員にプライベート医療保険を提供してくれています。
単純に「使う必要がなかったから」というのが私の答え。
告知と同時に1週間後の手術日が提示され、その日のうちに今後も私の担当となる看護師によるカウンセリング、研修医による血液検査を含む手術に必要なアセスメントが行われました。
プライベート医療を検討する余地はなかったのです。
それ以上に、がんが見つかるまでの過程を振り返り、NHSに絶大な信頼を抱いていたことも理由のひとつ。
生検法やMRIなど何度か検査をしましたが、主治医が常駐する総合病院のほかに、系列の病院に行って検査をする日もありました。
機械や担当医が空いている病院を探して一番早い予約を取ってくれているらしいのです。
NHSは政府が運営するひとつの大きな組織。
その組織力に安心感を覚えたことも確かです。
ただし、私が受けたのは全身麻酔でメスを入れた手術でしたが、入院はさせてもらえず日帰り。
日本だと考えられないと思います。
術後から帰宅までの間に滞在するリカバリールームはもちろん相部屋で、提供された食事は、スーパーで売っているようなサンドイッチとビスケット。
以前、保険を使ってプライベート診療で半日の治療を受けたことがあります。
プライベートのよいところは、ホテルのように立派な病院で診察や治療が受けられること。
リカバリールームはもちろん個室で、メニューのなかから選んだ3コース料理が治療後に磁器のお皿で運ばれてきました。
もし今回私がプライベート保険を使っていたら、1日くらいは入院させてもらえて、3コース料理を3回くらい食べて、バスルームで使える豪華なアメニティーも使い放題だったはず。
それも全て保険でカバーされるはずなので、私の負担金はゼロ。
(あれ、プライベート保険を使っておけばよかった?)
そして、NHSではいろいろな病院でさまざまな医者や看護師にお世話になりましたが、プライベートではいつも同じ病院で同じ医師や看護師の元で検査や治療が受けられたはず。
同じ人たちに診てもらえる方が安心感があるのかもしれません。
それから、医師をはじめとるすプライベート医療に関わるスタッフは、恐ろしいくらい笑顔で言葉遣いも丁寧です。
でも、私はNHSで手術を受けてよかったと思っています。
NHSの必要最小限だけれども、必要ならばとことん労を惜しまない姿勢に共感を覚えます。
余計なことは一切しないところがむしろよいというか。
ただし、NHSでは腱鞘炎(うちの大家さんが散々待たされていました)とか、人工関節手術だとか、命に関わらない治療や手術を受けるには長い時間、待たされる可能性が高いです。
そのような症状があるのなら、迷わずプライベート保険を使いましょう。
NHSにもプライベート医療にもお世話にならないのがいちばんよいことなのですけれども。
これは、私が処方箋薬以外は医療費が完全無料のNHSでがんの手術を受けたときに繰り返し同僚たちに聞かれた言葉です。
私の働いている会社はありがたいことに
単純に「使う必要がなかったから」というのが私の答え。
告知と同時に1週間後の手術日が提示され、その日のうちに今後も私の担当となる看護師によるカウンセリング、研修医による血液検査を含む手術に必要なアセスメントが行われました。
プライベート医療を検討する余地はなかったのです。
それ以上に、がんが見つかるまでの過程を振り返り、NHSに絶大な信頼を抱いていたことも理由のひとつ。
生検法やMRIなど何度か検査をしましたが、主治医が常駐する総合病院のほかに、系列の病院に行って検査をする日もありました。
機械や担当医が空いている病院を探して一番早い予約を取ってくれているらしいのです。
NHSは政府が運営するひとつの大きな組織。
その組織力に安心感を覚えたことも確かです。
ただし、私が受けたのは全身麻酔でメスを入れた手術でしたが、入院はさせてもらえず日帰り。
日本だと考えられないと思います。
術後から帰宅までの間に滞在するリカバリールームはもちろん相部屋で、提供された食事は、スーパーで売っているようなサンドイッチとビスケット。
以前、保険を使ってプライベート診療で半日の治療を受けたことがあります。
プライベートのよいところは、ホテルのように立派な病院で診察や治療が受けられること。
リカバリールームはもちろん個室で、メニューのなかから選んだ3コース料理が治療後に磁器のお皿で運ばれてきました。
もし今回私がプライベート保険を使っていたら、1日くらいは入院させてもらえて、3コース料理を3回くらい食べて、バスルームで使える豪華なアメニティーも使い放題だったはず。
それも全て保険でカバーされるはずなので、私の負担金はゼロ。
(あれ、プライベート保険を使っておけばよかった?)
そして、NHSではいろいろな病院でさまざまな医者や看護師にお世話になりましたが、プライベートではいつも同じ病院で同じ医師や看護師の元で検査や治療が受けられたはず。
同じ人たちに診てもらえる方が安心感があるのかもしれません。
それから、医師をはじめとるすプライベート医療に関わるスタッフは、恐ろしいくらい笑顔で言葉遣いも丁寧です。
でも、私はNHSで手術を受けてよかったと思っています。
NHSの必要最小限だけれども、必要ならばとことん労を惜しまない姿勢に共感を覚えます。
余計なことは一切しないところがむしろよいというか。
ただし、NHSでは腱鞘炎(うちの大家さんが散々待たされていました)とか、人工関節手術だとか、命に関わらない治療や手術を受けるには長い時間、待たされる可能性が高いです。
そのような症状があるのなら、迷わずプライベート保険を使いましょう。
NHSにもプライベート医療にもお世話にならないのがいちばんよいことなのですけれども。
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