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2023-06

ファーマーズマーケット

 イギリス国内のみならず、ヨーロッパでは屋外マーケットがいたるところで開かれています。マーケットでは食べ物や衣料品、ちょっとした雑貨も買うことができます。大抵のマーケットはスーパーよりも安いことが目玉になっています。ボールに大量の野菜や果物が盛られていて一山、£1.00(£1.00≠¥120)なんていうこともしばしばです。私もよく利用しますが、安いからといってついつい買いすぎてしまいます。

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野菜や果物のストール Whitechapel Market(ホワイトチャペル・マーケット)

 マーケットの商品は安いのが定番ですが、ファーマーズマーケットとなると話が違ってきます。ファーマーズマーケットには産地直送の野菜や果物、肉をはじめ、チーズやパン、手作りのお菓子やお惣菜などを売るお店が集まります。近頃のオーガニックブームで、オーガニックの商品を扱っているお店が一般的になりました。スーパーに売っている商品よりも質の高い製品を扱っているので、お値段もその分、高くなります。
 店先に味見用の商品が並べてあるのでつまんでみると、なるほど、目が覚めるくらいおいしかったです。私が味見をしたのはサラミとチーズでしたが、スーパーで買っていつも食べているものとは一味もふた味も違っていました。高いだけのことはあります。

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Neal's Yard bakery パンやケーキのストール
 Neal's Yard bakery(ニールズヤード ベーカリー)は Covent Garden(コベントガーデン)のニールズヤードで1978年に創業されました。ロンドンでは最初にオーガニックのパンを扱ったお店として知られています。このニールズヤードには Neal's Yard Remedies(ニールズヤード レメディーズ)本店をはじめ、チーズを扱う Neal's Yard Dairy(ニールズヤード デイリー)などオーガニックの製品を扱うお店が軒を連ねています。
 1970年代後半にこの地にあった青果市場がロンドン南部に移転した後、安い家賃で店舗が開放されました。そのため、環境や健康に配慮する同じ哲学を持った若い実業家たちが ニールズヤードに集まりビジネスをはじめました。現在、ニールズヤードベーカリーはニールズヤードからは移転しましたが、オーガニックにこだわったパンを作り続けています。

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Neal's Yard Dairy Covent Garden 本店の様子

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Neal's Yard bakery チーズのストール
 写真は、毎月第一日曜日にカーブーツセールが行われる Chiswick(チズウィック:ロンドン西部)で開かれるファーマーズマーケットの様子です。ファーマーズマーケットは大抵、週末の早朝からはじまって午後1時前後に終了するところが多いです。

参考文献:Neal's Yard BakeryNeal's Yard Dairy 公式ホームページ

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こんにちは!

オーガニック大好きです♪
そちらに行った際、
ファーマーズマーケットのぞくことができず
今でも残念です(w)
うふふ

やはり、いい物はお値段お高いですが、
それだけの価値はありますよね。

そちらの情報がとっても良く分かり、
ブログ、楽しみにしています♪

市場、大好きです

出店なのに、スーパーに売っている商品よりも、質の高い製品を扱っているのとはすごいですね。
わたしもイギリス留学中(Chesterでした)はマーケットで買い物しては買いすぎて余らせてばかりいました。一人前つくるにも籠買いしなきゃならないものばかりで、かといって全部いっしょくたに料理しても食べきれないし、そんなでBF呼んで無理やり食べさせたりしたっけなぁ・・・(笑)masalaさんの文章読んでほほ笑ましく懐かしくなることしきりです。(*^_^*)マッシュルームが安くてそれは美味しくて、よくガーリックバター炒めにして食べました。あと、ひがしやドライフルーツが安くておいしいですよね、種類も豊富で。日本ではドライフルーツやナッツ、それは高くて・・・とほほです。
もうNeal's Yardにはない Neal's Yard bakery っていいですね。(笑)でも、多少歩いても買いに行きたいこだわりの風味、最高ですね。ああ、bakeryのたべたーい!!(T_T) masalaさんの記事読むといつもお腹がすいてきます。(笑)ポチ♪

三十路オンナ 様

こんにちは。コメントをありがとうございます。
オーガニックの製品はおいしく高品質ですが、やはりお高いです。日本では安くてもおいしいとか、質のいいものがわりとたくさんあるような気がします。しかし、イギリス、特にロンドンでは安かろう悪かろうというものが大半を占めます。そんななかで、安くても質のいいものをこのブログでレポートできたらいいなぁと思っています。

美雨様

こんにちは。コメントを残してくださいましてありがとうございます。
美雨はChesterにいらっしゃったことがおありなんですね。カントリーサイドではロンドンよりもおいしいお料理が食べられると聞きました。
私もマッシュルームは大好きです。安くておいしいものの一つですよね。私は生で食べるのが結構、好きです。いつも生で食べる予定ではないのですが、料理中につい、刻んだところをつまみ食いしてしまいます。ガーリックバターで炒めたらおいしいそうですね。今度、挑戦してみます。

増殖する移民達。

masalaさん こんにちは。
英国旅行の目的のひとつが各地のアロットメントの訪問ですが昨年の Forest Hill近くのアロットメントの一つで移民の人達の物の考え方が一つ深まりました。それはアロットメントは気分転換,日々のストレス解消,母国の郷愁や少しでも家計の助けになればといった目的で市民に貸し出されていると考えていました。しかしそこでは商いの場所でした。
Dulwich Woodはすごく眺めの良い場所で、その裾野は高級住宅地です。
アロットメントはDulwich Woodの丘の南斜面に在り、眺めを意識してかここでは小屋を置くことは禁止です。しかし眺めを気にしない下部の方だけ少し異質な気がしました。5-6人の青年が普段の日昼に其処にいました。其処だけは近寄りがたい空気がしました。遊びがないのです。その下部の殆どの区画だけ栽培品種も2-3種類でインゲンやレタスだけといった感じです。如何見ても自宅だけで到底賄える量では有りません。彼らはあまり話したがらなくてそれらの行き先は分かりませんでしたがレストランかマーケットで売るのだと思いました。他の日に立ち寄ったLadywellのマーケットを構成する移民の人と同じではないでしょうか。其処にいる人達はイスラム系の様でした。農場は都会にも存在する、増殖する移民達。

101Ton様

こんにちは。
ロンドンに暮らしているとよい事もたくさんありますが、幻滅することも多々あります。その原因のひとつが文化摩擦です。私は比較的長くイギリスに暮らしていますが、常識の尺度の根底の部分は日本的なので時々、イライラさせられることがあります。貧しい国からきた移民たちはイギリスでも貧しい暮らしを強いられる場合が多いです。それは彼らが貧しい国で生まれ育ったからであり、彼らが悪いわけではありません。彼らが紛争地帯からの移民なら彼らをかわいそうだと思います。テレビで悲惨な暮らしを強いられている移民のドキュメンタリーを見ると涙を流して彼らに同情します。しかしながら、いざ、彼らが自分の隣に引越してきたら「嫌だな」と思う部分が見えてくると思います。これが私の正直な感想です。自分自身も移民なのでイギリス人に嫌だなと思われている部分もあるのではないかと思います。

masalaさん お返事下さり有難う御座います。
小生が今、お気に入りのミュージシャンが土屋アンナ君です。彼女のたぶん4、5年前のインタビューの言葉が印象的で好きです。それはネイテイブインデアンの考え方を彼女が心棒している点でした。彼女曰く「多くの人は人間は神様がいると信じます。神様はキリストです(アラ-の神にも置き換えられる)と言うがインデアンは神様はいます。神様は何処にもいます。それは生き物全てが神様です。傍にいる相手も神様です。人間も生き物であり生き物として正しく生きているかを指針にする。」と。

 私も子供の頃、祖母や母からしきりに井戸神様や山神様などの周囲のものに感謝するように教えられた。日本の明治期からの移民もやはり貧しさから他国に移り住んでいったが仏様よりも根っこの部分にこの精神が残っていたと思います。先日、ドイツのイスラム移民をニュースで見ました。やはり彼らが周囲と溶け込まない事に大きな国内問題になっていました。

101Ton様

こんにちは。
日本人は特定の宗教を持っていない人が多いので信仰を持っている人、特にイスラム教徒にはあまり尊敬されません。しかしながら、101Tonさんもおっしゃるように日本人は特定の神様を信仰していないだけで信仰心がないわけではありません。針一本一本、米粒一つ一つの中に神様はいると考えます。一神教を信仰している人たちにそのようなことを説明しても一笑に付されるだけですが、私には多神教の大らかさが性に合っていると思います。そう思えるのは私がそのような背景の中で育ってきたからなのでしょうか。イスラム教徒は特に排他的であると私も感じています。それは文化的宗教的な背景の故であるのでしょう。


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