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2023-09

遭難しかけてようやくたどり着いたのに

イーストボーン市街地から白亜の崖セブンシスターズを目指します。
ビーチーヘッドを通過し、バーリン・ギャップまでたどり着きました。
時刻は4時を少し過ぎたところで、この日の日没は(まだ冬時刻だったので)6時半頃。
日が暮れるまでにはなんとかセブンシスターズに到着したいものです。

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バーリン・ギャップを過ぎてからアップダウンの起伏が激しくなってきました。
特に下り坂がきつく、足を踏ん張らないと転倒してしまいそうです。
私たちはジーンズにスニーカーという軽装で臨みましたが、本格的なトレッキングシューズやウォーキングステッキがあると随分と歩きやすかったと思います。

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今まで散々歩いてきたので足が疲れてきたということもありますが、丘を上り下りする傾斜のきつさに黙りがちになる私たち。
若者たちは上りも下りも関係なく足取りも軽やかにスタスタと私たちを追い越して行きます。
そして、歩き慣れているのか、シルバー世代の方々まで意外としっかりとした足取りで通り過ぎて行くのでした。

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ところどころに放牧されている羊を眺めながら黙々と歩きます。
フェンスが張られていましたが、手をのばせば触れられそうな距離にいる羊たちも黙々と草を食んでいます。

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何度も丘を上って、谷に下ってを繰り返し、もう半分くらいは歩いただろうと思われる頃に標識を見つけました。
その時まではまだ気持ちに余裕がありましたが、セブンシスターズビジターセンターがあるビューポイントまでは、バーリン・ギャップからここまで歩いてきた道のりの2倍以上あることがわかり本格的に焦ってきました。

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こんな何もないところで日暮れを迎えたら確実に遭難!
羊たちを通り過ぎ、牛たちに出会う頃には空がうっすらとオレンジ色に染まり、焦りはさらに募ります。
無言で足だけを動かしますが、一日中歩き通しでもうゆっくりしか歩けません。

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どうしよう、どうしようと、変な汗が流れてきた頃に、やっとのことで砂浜が見えてきました。
もう日が暮れかけていますが、見えていても大回りしないと海岸には出られません。
物凄い急な斜面を一直線に下って行けないこともありませんが、そうするにはステッキが必要。
見えているのに行けないなんて...と、恨めしく思いながら迂回。
迂回してもなお急な斜面をゆっくりと下りてゆきます。

IMG_6834_convert_20220405024434.jpg

ようやく丘を駆け下りた時には、まだかろうじて日が残っていました。
セブンシスターズの白亜の崖がきれいに見えるビューポイント Coastguard Cottages(コーストガード・コテージ) の辺りで記念撮影をしたかったのですが、そこまでたどり着くにはまた大回りしなくてはならず、断念。
流れる川の向こうにコテージが見えています。
干潮の時間を選べば歩いて渡れたようですが、それも叶わず。
せっかくセブンシスターズまでたどり着いたのに、その全景を見ることができずに残念!
帰りは路線バスでイーストボーン市街まで戻りましたが、わずか17分!の道のりでした。
イーストボーンからセブンシスターズまでのトレッキングは思ったよりも本格的で、その後1週間近くも筋肉痛を引きずったのでした。

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