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2023-03

駅で倒れて救急搬送

仕事から帰って夕食の支度をしていると相棒の携帯が鳴りました。
師匠の孫のBちゃんからです。
珍しいこともあるものだと相棒が電話に出ると、Bちゃんが泣きながら叔父に当たるTさんが心臓発作で倒れて救急車で病院に運ばれたことを告げました。
それを聞いた私たちも心配で居ても立っても居られなくなりました。
詳しいことはまだ分かっておらず、また連絡してくれるとのことですが...。

Tさんが倒れた頃は、イギリスでインフルエンザが大流行し、A&Eがカオス状態。
救急車が到着するまでに何時間もかかるだとか、とりあえず病院に搬送されても放置されてしまうだとかいうニュースが、連日テレビやネットを賑わせていました。
とりあえずは病院に運ばれたということですが、その後、きちんとした治療を受けているのか心配。

それにしてもTさんが。
適度な運動もしているし、1週間くらい前に会ったときにはあんなに元気だったのに。
自分もがんに罹患するし、Tさんは心臓発作で倒れてしまうし、自分と同世代の人が病気になったり亡くなったりするのはとてもショックなことです。

その後、続々とTさんに関する情報が入りました。
外出先のエンバンクメント駅で倒れたTさんは、その場で駅員や警備中の警察官、その場に居合わせた人たちに助けられたそうです。
救急車が到着するまでは警察官にCPRを施され、倒れた場所が駅だったのでAEDも使えました。
駅から目と鼻の先にはセント トーマス病院という大きな病院があって、救急車でそこに搬送されました。

家に一人でいるときだったら、車の運転中だったら...と考えると、心臓発作を起こしたことは不幸なことではありましたが、Tさん、病院の近くにある駅で、しかも救急隊員のストライキの日を外して発作を起こしたのは本当に運がよかった。
私も右胸にできたしこりのお陰で左胸のがんが見つかって、医者に幸運だったねなんて言われて喜んでいたのですが、Tさんの方が断然ラッキーです。

その後Tさんの意識が戻り、次の日に私と相棒がお見舞いに行ったときには、思ったよりもずっと元気そうで安心しました。
普通に会話もでき、1週間前に私が話していたことを「そういえば、あの日 Masala がこんなことを言っていたよね」とTさんが言ったときは本当に安堵しました。
倒れたときに頭を打っているだろうけれども、記憶障害なんかもなさそうで本当によかった。
しかも、病室からはビッグベンが見えるという絶好のロケーション。
もしかしたらTさん、一生分の運を使い果たしてしまったかもしれませんが、生きていられるんだったらそれで全然オーケーですよね。

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ロンドン「キューガーデン」最も美しい姿を見せる春と夏

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Atariya さんのお寿司

自分の誕生日が近づいて、ソワソワしはじめる相棒。
誕生日ディナーは今年もお寿司が食べたいと自分でリサーチを始めました。
日系のサイトも調べてみたら?とアドバイスだけはしましたが、私が手伝わなくてもどんどん自分でやってくれて助かります。
去年You Me Sushi でお寿司の盛り合わせを買いました。
今年は日本食材の小売りとレストランを展開するあたりやさんから購入することに決めたようです。
値段はどちらも30ポンド強ですが、あたりやさんは日系だけあってネタが豊富でおいしい。

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今年も安上がりの誕生日ディナーでよかったです。
本格的なお寿司屋さんに行ってお好みで食べたいとか言い出さないところが相棒のかわいいところ。
そういう方法があることをまだ知らないのでしょうか?
余計なことは教えないでおきましょう。

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下町ロンドンにある「ベーグル・ベイク」は早い安い旨いが基本!

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プライベートかNHSか

どうして医療保険を使って手術を受けなかったの?
これは、私が処方箋薬以外は医療費が完全無料のNHSがんの手術を受けたときに繰り返し同僚たちに聞かれた言葉です。
私の働いている会社はありがたいことに(給料は安いけど)社員にプライベート医療保険を提供してくれています。

単純に「使う必要がなかったから」というのが私の答え。
告知と同時に1週間後の手術日が提示され、その日のうちに今後も私の担当となる看護師によるカウンセリング、研修医による血液検査を含む手術に必要なアセスメントが行われました。
プライベート医療を検討する余地はなかったのです。

それ以上に、がんが見つかるまでの過程を振り返り、NHSに絶大な信頼を抱いていたことも理由のひとつ。
生検法やMRIなど何度か検査をしましたが、主治医が常駐する総合病院のほかに、系列の病院に行って検査をする日もありました。
機械や担当医が空いている病院を探して一番早い予約を取ってくれているらしいのです。
NHSは政府が運営するひとつの大きな組織。
その組織力に安心感を覚えたことも確かです。

ただし、私が受けたのは全身麻酔でメスを入れた手術でしたが、入院はさせてもらえず日帰り。
日本だと考えられないと思います。
術後から帰宅までの間に滞在するリカバリールームはもちろん相部屋で、提供された食事は、スーパーで売っているようなサンドイッチとビスケット。

以前、保険を使ってプライベート診療で半日の治療を受けたことがあります。
プライベートのよいところは、ホテルのように立派な病院で診察や治療が受けられること。
リカバリールームはもちろん個室で、メニューのなかから選んだ3コース料理が治療後に磁器のお皿で運ばれてきました。
もし今回私がプライベート保険を使っていたら、1日くらいは入院させてもらえて、3コース料理を3回くらい食べて、バスルームで使える豪華なアメニティーも使い放題だったはず。
それも全て保険でカバーされるはずなので、私の負担金はゼロ。
(あれ、プライベート保険を使っておけばよかった?)

そして、NHSではいろいろな病院でさまざまな医者や看護師にお世話になりましたが、プライベートではいつも同じ病院で同じ医師や看護師の元で検査や治療が受けられたはず。
同じ人たちに診てもらえる方が安心感があるのかもしれません。
それから、医師をはじめとるすプライベート医療に関わるスタッフは、恐ろしいくらい笑顔で言葉遣いも丁寧です。

でも、私はNHSで手術を受けてよかったと思っています。
NHSの必要最小限だけれども、必要ならばとことん労を惜しまない姿勢に共感を覚えます。
余計なことは一切しないところがむしろよいというか。
ただし、NHSでは腱鞘炎(うちの大家さんが散々待たされていました)とか、人工関節手術だとか、命に関わらない治療や手術を受けるには長い時間、待たされる可能性が高いです。
そのような症状があるのなら、迷わずプライベート保険を使いましょう。
NHSにもプライベート医療にもお世話にならないのがいちばんよいことなのですけれども。

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ロンドン「バラマーケット」で実感 オーガニック先進国イギリスの「食」へのこだわり

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イラつく英語

先日、自分が英語を話しているビデオを見る機会がありました。
私の英語、超イラつくんですけどー。
アクセントが滅茶苦茶だし、テンポがゆっくりすぎ。
レストランで食事をしていたり、お店で買い物をしていたりするときに、見ず知らずの人に「えっ?」という顔で見られることが時々あったのですが、それは、私の英語が「えっ?」だったからに違いないということがよくわかりました。

日系企業に勤めているせいで英語を使う機会があまりなく、〇〇年のイギリス生活を経ても全く上達しない私の英語。
普段は別に不便を感じることはありませんが、先日、乳がんの告知を受け、手術をすることになったので、さぁ大変です。
診察や検査時はもちろん全て英語の世界。
そして、手術の日が近づくと、病院から毎日のように電話がかかって来るようになりました。
手術前日には「明日は、どこに行って何をしますか」と、電話口でテストをされてしまいましたよ。
移民が多いイギリスでは、私のように英語がダメという人もいるので、NHSではこのような形で患者にリマインドする方法をとっているのだなぁと納得してしまいました。

それでも、病院通いをしていた数ヶ月の間に、自分の英語が少し上達したように感じました。
自らの命に関わることなので真剣にならざるをえなかったのです。
でも、相手の言っていることは大体わかるのですが、それに答えたり自分から質問したりするのはやはり下手。
そんなダメダメ英語を辛抱強く真剣に聞いて、適切に答えてくれたNHSのスタッフには感謝しかありません。

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