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2018-01

Javier(仮名)君が来た!

 子豚の丸焼きを食べた次の日、スペイン料理は重すぎるから、今日はあっさりとイタリア料理を食べに行きたいと言い出した相棒。私もスペイン料理は重いとあっさりしたものが食べたいというところには同意しましたが、イタリア料理がなぜあっさりしているのかははなはだ疑問でした。それでもイタリアンレストランを見つけて、テーブルに着きました。オーナーは感じが良く、ウェイトレスたちもフレンドリーで親切。前日のようなことはおこりそうもありません。

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前菜のヴォリュームがありすぎて、

 料理が運ばれてくるのを待ちながらふと入り口を見ると、そこにはなんとJavier(仮名)君がいるではありませんか。このレストランでウェイトレスとして働いている彼女に会いに来たようです。彼も仕事の合間なのか、昨日と同じウェイターの制服姿で彼女とキスしています。「彼がいる!彼がるいる!」となぜか超興奮気味の私たちは、彼についての空想にふけるのでした。

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メインを食べきることができずにホテルにお持ち帰りしました。

 彼はこのイタリアンレストラン Da Mario の跡取り息子。父親はイタリア人(Javier(仮名)君も実際、スペイン人というよりもイタリア人っぽい外見なのです)で、息子に店を譲りたいと考えていますが、Javier(仮名)君は、俳優を志しています。しかしながら、オーディションを受けてもうまくゆかず、仕事が見つからない状態。心配した父親は同業者組合の知り合いに頼み込んで、息子をウェイターとして使ってもらうことにしました。外で修行を積んで、いつか店を継いでもらいたい、父親の切なる願いです。しかし、Javier(仮名)君はウェイターの仕事が嫌でたまりません...。

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誰だ、イタリア料理があっさりしてるなどと言ったのは。

 と、このような妄想をしながら大いに盛り上がってしまいました。Javier(仮名)君、感じは悪かったけどネタを提供してくれてありがとう。セゴビアにお越しの際は、是非、彼に会いに La Tasquina へ行ってみてください。でも、彼がいなければ、ごく普通のタパス・レストランなのですけれどもね。

Travel.jp 「たびねす」 にてガイド記事を執筆中 です。よろしければそちらもご覧ください。
もうマズイなんて言わせない!パブで味わう三大「イギリス料理」

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サン・アントニオ・エル・レアル修道院

 セゴビアで訪れた場所のなかでいちばん印象的だったのが、Monasterio de San Antonio el Real(サン・アントニオ・エル・レアル修道院)。日本のガイドブックには載っていないこともあり、現地に到着するまで行く予定はありませんでした。

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 ホテルでいただいた観光用の地図に載っていたので行ってみることにしました。到着したときはシエスタで扉が閉ざされていましたが、16時に開くという貼り紙がされていたので時間をつぶして、また戻りました。

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 入り口につづく小さなチャペル。黄金の祭壇とイスラム風の天井が素敵です。扉を入ってすぐの場所にある小部屋では、修道女たちが祈りの言葉を唱和していました。老齢で車いすの修道女が一心に祈る姿は心に迫るものがありました。

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 教会だけでも充分に見ごたえがありますが、奥には博物館があります。最初の部屋のフランドル風の天井がとてもかわいらしく、思わずため息。次に通る回廊にディスプレーされている古びた聖人像やロザリオには、魂を感じました。と言うと、あやしいように聞こえてしまいますが、その厳かで神秘的な気配は表現のしようもなく、何か見えざる者の意思を感じるほどの気品と輝きを放っていました。

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 回廊に飾られた歴史ある貴重な宝物の数々に圧倒されながら、食堂へと向かいました。何もないがらんとした空間。壁には小さな扉が見えます。その中には、粗末と言えるほどに質素な食器やカトラリーが収められていました。修道女たちがここで食事をしていたのでしょう。清貧な生活。静かで穏やかな食卓の風景が目に浮かぶようです。

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 15世紀にカスティーリャ王であったエンリケ4世の命令で設立されたという修道院には、現在も聖クララ修道会の修道女たちが暮らし、日々の祈りを捧げています。彼女たちが丹精こめて育てたのでしょう。美しいバラが手入れの行き届いた中庭に彩を添えています。

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 オランダの貴族からスペイン王室へと寄贈されたという古い楽譜。フランドル芸術の技巧を凝らした美しい天井。500年以上の時を経て、それらがつくられた頃とほぼ同じ形で残された貴重な宝物は、見る者を厳粛な気持ちにさせます。

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 美しく壮麗でありながらも、厳かでどこまでも神秘的なサン・アントニオ・エル・レアル修道院。写真や言葉ではそこにある空気や気配を伝えきることができません。できることなら、もう一度訪れて、どこにも行かずにここで1日を過ごせたならと思います。

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スペイン「セゴビア」知られざる教会と秘宝を有する修道院

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