2016-12

セント・メアリー・ル・ボウ教会にまつわる伝説

 City of London(シティ・オブ・ロンドン)は、ローマ人によって築かれたロンドン発祥の地。長い歴史を誇るだけに、シティ周辺には小ぢんまりとした教会がたくさんあります。そのなかで最も有名なのは、St Mary-le-Bow(セント・メアリー・ル・ボウ教会)。生粋のロンドンっ子「コックニー」の定義は、ここの鐘が聞こえる範囲で生まれた者とされています。その鐘の音は、「戻って来い、ウィッティントン。三度ロンドンの長となる」と聞こえてくるといいます。

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 「ウィッティントンとネコ」というおはなしは、この教会の鐘にまつわる伝説。貧しいみなしごディック・ウィッティントンは、一旗揚げようとロンドンに出て来ます。親切な商人に拾われ、屋敷の料理番を手伝うことになりましたが、意地悪な料理番とネズミだらけの屋根裏部屋に悩まされる日々。なけなしのお金をはたいてネコを買ったものの、主人が仕立てた外国商船にそのネコを乗せることになります。当時、船を出すときには、召使を含めた家人が各々の持ち物を船に乗せるという風習があったのです。

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 料理番の仕打ちに耐えかね、とうとう商人の家から逃げ出そうとしますが、その時ボウ教会の鐘が「戻って来い、ウィッティントン。三度ロンドンの長となる」と鳴り響いたのです。その音色に呼び戻されたディックは、ネズミに悩まされていた外国の王様がネコを高く買い求めたために、巨額の富を手に入れたことを知ります。その後、商人の娘と結婚し、三度ロンドン市長となって末永く幸せに暮らしたということです。

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舞台はロンドン!名探偵「シャーロック・ホームズ」の軌跡を追え

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電車が遅れたはなし I I

 ストラトフォード・アポン・エイボンからロンドンに戻る電車が大幅遅延。
 詳細は、「電車が遅れたはなし I 」をご覧ください。

 乗り換えた別会社の電車には、車内販売の設備があり、元から乗っていた乗客には無料で温かい飲み物が配られていました。チルターンにはその設備がなかったため、乗り換え前に飲み物が出てこなかったことに文句は言えませんが、別会社との対応の差は歴然。常にスタッフが客席をまわって、乗客の質問に答える別会社のスタッフ。チルターンからの客にも嫌な顔一つせずに対応してくれました。元から乗っていた乗客には遅延損害金を請求する用紙も配られていました。それに引き換え、待たされていた1時間余りの間、何の対応もしてくれなかったチルターン。指示も曖昧で、多くの乗客の混乱を招く結果となりました。

 ようやくロンドン・パディントン駅に到着したのは零時過ぎ。地下鉄の運行は終わっています。ナイトバスを乗り継いで帰るという方法もありますが、疲れていたのでキャブ(タクシー)を呼ぶことにしました。もしもの時のために財布に忍ばせておいた、家の近所のキャブ会社のカードが役立ちました。そこに電話をした際に、こちらの携帯番号を口頭で伝えていないにもかかわらず、ドライバーの名前、車種、料金が明記されたテキストが送られてきました。普段キャブなど利用しない私ですが、画期的なサービスに驚きました。

 後日、チルターンの公式サイトから形式に従って遅延賠償金を請求しました。1時間以内の遅れなら運賃の25%から50%、それ以上なら全額返金されるということです。私たちはタクシー代も一緒に請求しました。2週間近く経ってから返信があり、それから1週間ほどして、私たちが請求した全額分のチェック(小切手)が郵送されてきました。

 信号機の故障が原因ということで、チルターン・レイルウェイが遅延の全責任を負うものではありませんが、待たされている乗客に対する気遣いがおざなりであったことが残念です。もう少し頻繁に、そして、詳細に車内放送をしてくれるだけで状況は随分違っていたと思います。以前、イギリスのカスタマーサービスも悪くないという記事を書きましたが、会社によって、状況によって、対応はまちまちです。

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「シティ・オブ・ロンドン」歴史が凝縮されたロンドン最古の場所

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シティの穴場「ギルドホール」

 City of London(シティ・オブ・ロンドン)通称シティは、金融街として知られていますが、古代ローマ人によって築かれた交通の要所で、ロンディニウムと名づけられたロンドン発祥の地でもあります。

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 シティはまた、自治区として他のロンドン行政区とは異なった権限を持っています。そのひとつが、ロード・メイヤーとよばれる独自の市長を擁していること。女王といえども、シティに立ち入る際には市長の許可が必要なのだとか。とはいっても、市長は名誉職で任期は一年。新市長が選出される際には、ロード・メイヤーズ・ショーとよばれるお披露目の儀式が行われます。伝統的な衣装で着飾ったギルド関係者らのパレードは、さぞかし壮観なことでしょう。

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 シティは、金融関係のオフィスで働くスーツ姿のビジネスマンが忙しく行き来するというイメージが強い場所ですが、観光客が訪れたい見どころもいくつかあります。

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 そのひとつが現在は市庁舎となっているギルドホール。アートギャラリーとローマ時代の円形闘技場の遺跡が無料で開放されています。遺跡は万人受けするものではありませんが、ギャラリーはなかなかの見応え。イギリス人画家の作品を中心に、16世紀以降の作品が収蔵されています。なかでも、ロード・メイヤーズ・ショーを描いた大判の絵画は必見。毎年11月の第2土曜日に行われるショーの様子が子細に描かれています。
 ギルドホール、知られざるシティの観光名所です。

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ロンドン「V&A 子ども博物館」で懐かしのレトロ&ヴィンテージおもちゃに出会える

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この値段なのにこのおいしさ

  Marks & Spencer(マークス・アンド・スペンサー)のカフェでフィッシュ&チップスを食べました。メニューには、アフタヌーンティーもあり、入口には3段のトレーに載せられた本物のケーキやスコーンがディスプレーしてあります。とてもおいしそうだったので、ここでランチにしました。迷った挙句にフィッシュ&チップスを注文した私。
 しかし、運ばれてきたお皿を見てびっくり。お魚が小さく、チップスも少ない。あまりおいしそうに見えません。実際に食べてみると、揚げたてではないことがわかりました。大分前に揚げたものを保温用機に入れておいたようです。専門店ではないのでものすごく期待をしていたわけではありませんでしたが、少しがっかりしました。

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 フィッシュ&チップスはいまいちでしたが、小袋に入ったケチャップがおいしくて感激しました。カフェを出た後、食品売り場でケチャップを購入。高級志向なものもありましたが、オリジナルだろうと見当をつけ、オーソドックスなものをかごに入れました。67ペンス也。スーパーで安いケチャップを買うと水っぽいことが多いですが、トマトの味が濃く、しっかりとした味。この値段で、ハインツよりおいしいってすごいことです。以来、我が家ではこのケチャップを使っています。

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「シティ・オブ・ロンドン」歴史が凝縮されたロンドン最古の場所

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シティを歩いてみよう

ロンドンの中心にある、City of London(シティ・オブ・ロンドン)は、ニューヨークのウォール街や、東京日本橋にある兜町のような金融街です。オフィスビルが立ち並び、平日はスーツ姿のビジネスマンの姿が目立ちます。観光客が好んで行く場所ではありませんが、隠れた見どころもあるのです。
「たびねす」では、レドンホール・マーケットをはじめ、ぜひとも訪れたい4つのスポットを紹介しています。週末にはクローズする施設が多いので、平日にお出かけすることをお勧めしいたます。

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「シティ・オブ・ロンドン」歴史が凝縮されたロンドン最古の場所

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電車が遅れたはなし I

 ストラトフォード・アポン・エイボンからロンドンに戻る電車が遅れました。直通ではないので、Lemington Spa(レミントン・スパ)でロンドン行きに乗り換えますが、それが途中で止まってしまったのです。21時過ぎに到着予定が、実際に帰り着いた時刻は、零時をまわっていました。3時間以上の遅延です。

 眠っていた私は、「信号機の故障でダイヤが乱れています。復旧する目途はたっていません」という、不穏な車内放送で目覚めました。その後、動く気配はありません。ロンドンに帰ってから遅い夕食を摂ろうとしていた私は空腹でしたが、閉じ込められた電車には、食堂車や車内販売はありません。1時間以上待たされてようやく、「向かい側のプラットフォームに到着する電車に乗り換えてOxford(オックスフォー)ドまで行ってください。そこからロンドン行きが出ています」とのアナウンスがありました。

 大部分の乗客が到着した電車に乗り換えました。それは私たちが乗っていた Chiltern Railways(チルターン・レイルウェイ)とは別の会社によって運営されており、スタッフは、後から乗車してきた私たちにどのような対応をしたらよいのか困惑している様子でした。チルターンからは何の指示も受けていないということを明言したうえで、「ロンドンへ行くには、Reading(レディング)で London Paddington(ロンドン・パディントン)行きの電車に乗り換えてください」とのアナウンスをしました。私たちはオックスフォードでの乗り換えを指示されていたため、その場には混乱が生じました。

 電車がオックスフォードに到着した時、私たちは一旦降りてロンドン行きの電車とコーチ(長距離バス)を確認しましたが、見つけられずに同じ電車に戻りました。ダイヤが大幅に乱れていたため、まだプラットフォームに停車していたのは幸運でした。途中、短時間停車することが何度もありながらもレディングに到着。私たちはそこで下車してロンドン行きの電車に乗り換え、ようやく家路へと向かうことができました。

「電車が遅れたはなし II」へつづく。

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ロビンの缶入りショートブレッド

 去年のことになりますが、12月に Marks & Spencer(マークスアンドスペンサー)でロビンをモチーフにした缶入りのショートブレッドを購入しました。クリスマスが近づいてくると、ロビンをかたどったカードやデコレーションをよく見かけるようになります。ロビンはクリスマスに相応しい神聖な鳥であるとされているからです。

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 ロビンの胸元の鮮やかなオレンジ色には言い伝えがあります。イエス・キリストが十字架に磔にされたとき、一羽のロビンがそばに寄り添い、彼を慰めるために耳元で静かにさえずったといいます。茶色がかっていた胸元は、それ以来キリストの流した血の色で赤く染められるようになったのだとか。

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 ショートブレットの缶は定期的に入れ替わります。最近では、エリザベス2世の90歳の誕生日をお祝いしたものがありました。私は、女王様の即位60周年 Diamond Jubilee(ダイアモンド ジュビリー)を記念してつくられた缶を2つ持っています。中身のショートブレッドは可もなく不可もなくですが、好みの絵柄が出るたびに買い集めようと思います。

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