2016-03

ウィーンといってもイングランド生まれ

 Viennese Whirls は、ビスケットとジャム、バタークリームがバランスよく重ねられたお菓子です。バターたっぷりに焼き上げられたビスケットは、ふっくらとやわらかく、サクサクなのにしっとりた歯ざわり。ジャムの酸味がこってりとしたクリームの味を引き立てます。
 私は、ビスケットというよりはケーキのような食感が好きで、Viennese Whirls をよく買って食べますが、このお菓子は、ビスケットではなくケーキに分類されるのだとか。
 イギリスの法律では、ケーキには日本の消費税に相当する税金(VAT)が課されません。ビスケットに関しては、チョコレートコーティングされているもののみ、課税の対象とされるのだとか。以前、ダイジェスティブビスケットやジャッファケーキでお馴染みのマクビティーが、ジャッファケーキを課税対象のビスケットとみなした政府と法廷で争ったことがあるそうですが、結局、政府が敗訴し、ケーキということで落ち着いたそうです。
 Viennese Whirls にも、そのような実際的な事情があるのかどうかは定かではありませんが、ジャッファケーキと同様に、ケーキのようでもあり、ビスケットのようでもあることは確かです。

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 Viennese Whirls は、ヴィエナ(ウィーン)の渦巻きというその名称から、オーストリア発祥であると思われがちですが、実は、イースト・アングリア(イングランド東部)で生まれたお菓子なのだとか。オーストリアのお菓子に発想を得たということですが、最初にこれをつくった人物は、音楽の都ウィーンのように美しく上品なイメージを与えたかったのでしょう。
 市販されているものでは、Mr Kipling(ミスター・キプリング)のものが最も一般的です。ミスター・キプリングの製品には、ジャムタルトやヴィクトリアサンドイッチケーキなど、イギリスらしいお菓子がそろっているので、お土産にもお勧めです。

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イギリス土産の決定版!ティータイムを彩る定番ビスケット5選

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オーガニック先進国イギリスの「食」へのこだわり

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ロンドン「バラマーケット」で実感 オーガニック先進国イギリスの「食」へのこだわり

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イースター

 今年もイースター(復活祭)が近づいてきました。イースターは、イエス・キリストが十字架にかけられてから三日目に復活したことを祝う日です。日本ではあまり馴染みがありませんが、キリスト教においては、重要な祝祭日の一つです。この日は、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため年によって日づけが変わります。また、グレゴリオ暦を用いる西方教会とユリウス暦を用いる東方教会とでは祝日が異なります。
 イギリスは西方教会に属するれっきとしたキリスト教国ではありますが、この国ではイースターに宗教的な色彩は強くありません。むしろ、長かった冬が終わり、春の訪れを喜び祝う日であると感じている人が多いのではないでしょうか。また、イースターサンデー前後の金曜日と月曜日は祝日となるため、休みを利用して旅行に出かける人も多いです。

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 イースターが近づいてくると、デパートやお菓子屋さんのウインドーは、かわいらしいうさぎやひよこ、色とりどりの卵をかたどったディスプレーでうめつくされます。
 多産であるうさぎは生命の象徴であり、また跳ね回る姿が生命の躍動を表しているといわれています。また、ヒナが卵から生まれることは、イエスが墓から出て復活したことに結びつけられています。

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 子どもたちの間では、室内や庭のあちこちに隠してある卵を探すゲーム、エッグハントもイースターならではの楽しみです。この卵、もともとは彩色を施したり美しくラッピングをしたゆで卵を使うのが一般的でしたが、最近では卵形のチョコレートで代用するのが主流になりました。
 イースターが近づいてくると、どこのお店にもこのイースターエッグチョコがお目見えします。気の早いお店では、クリスマスが終わったとたんにディスプレーを始めます。私は、この大小様々なエッグチョコを見て春の到来を予感します。日暮れも早く、どんよりとした空模様が続いていた冬がもうすぐ終わり、美しい花が咲き乱れる春がやってくる。私にとってのイースターは、春を迎える喜びを祝う歓迎すべき祝祭の日です。

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仙人のいる場所

 一時帰国中に日本で働いていたときの先輩方にお会いしました。まず驚いたのは、数年ぶりだというのに皆さん全く変わっていなかったということでした。私がその会社に入ったのは15年以上前のことでしたが、その頃と比べても、年をとったとか、感じが変わったとかいうことはありませんでした。髪形や服装まで当時のままのように見えました。もしかして、タイムスリップしてしまったのではと思うほどでした。
 その中のお一人、Yさんは、私が働き始めた頃にはすでにその会社に10年くらいお勤めされていました。その頃から既に同僚の皆さんに、「この10年、Yさんは全く変わらない」と噂されていたそうです。ということは、かれこれ30年近くその若さを保ってらっしゃるということになりましょう。彼女はむかしからボーダーの服がお好きで、その日もワンピース姿でした。
 皆さん年はとらないし、飄々としていて、その会食はまるで仙人の会合のようでした。私もその仲間に入れていただけるのかどうか心配でしたが、あっという間に、彼女たちのペースに引き込まれて、楽しい時間は過ぎてゆきました。
 更年期障害や日々の出来事など、話題は世俗のどこにでもあるようなことでしたが、「そんな日常の瑣末なことなど、どうってことないのよ」という彼女たちの振る舞いは、見る者に快い安心感を与えるに違いありません。少なくとも私は感じ入り、じわじわと温かい気持ちになりました。
 私も彼女たちのように、こだわりすぎないで、自分を持ちながら、逆らわないで、日々、暮らしてゆけたらと思います。
 何年か後に、私が一時帰国をするとき、また皆様とお会いできた嬉しく思います。

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ブルックボンドの衛兵さん

 ‘God save the Queen’ と高らかに太鼓を鳴らすのは、バッキンガム宮殿の衛兵さん。彼は、はるばる日本から本国にやってきました。ベアスキン帽には、Brook Bond Tea(ブルックボンドティー)、ブーツには、'67 Modern Plastics Co. Japan の刻印があります。

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 Brooke Bond & Company は、1845年にアーサー・ブルックによって創立されました。‘bond’には、「絆」や「縁」、「契」などの意味があります。ブルック氏は、質の高い紅茶を供給することで、顧客との信頼関係を築いてゆきたいとの意気込みでこの店名を掲げました。
 1903年にはインドでの事業も展開し、最盛期の1957年までには、イギリスとインドの紅茶の三分の一を供給するほどになりました。しかし、1984年にユニリーバに買収されてたことで、その歴史に幕を下ろすこととなりました。

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 ブルックボンドで最も有名な紅茶をご存知でしょうか。それは、PG tips(ピージーティップス)です。どこのスーパーマーケットでも見かける、イギリス人なら知らぬ者はない、あのピラミッド型のティーバックです。
 1930年代には Pre-Gest-Tee の名称で販売されていた PG Tips。第二次世界大戦後、食品ラベルの規制が強化されたのを機に名称が変更されましたが、それまでは、消化を助けるという意味の digestive を連想させる gest を商品名の一部に使用することで、紅茶には、消化を促す作用があると謳っていたのだとか。

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 ユニリーバが、PG Tips にブルックボンドという社名を残さなかったため、今となっては、その歴史を振り返らない限り、この二つを結びつけることはできません。
 ブルック氏の功績を称えるとともに、イギリスにおける紅茶の歴史を知うえでも、ブルックボンドの名を後世に残しておいてほしかったと思うのは、私だけでしょうか。
 Brooke Bond PG Tips 「ブルックボンド ピージーティップス」悪くありません。

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