2015-10

優雅なひと時をアフタヌーンティーとともに

イギリスと聞いて、「紅茶」や「アフタヌーンティー」を連想される方も多いのではないでしょうか。
優雅なイメージのあるアフタヌーンティー、その歴史と楽しみ方を探ってゆきましょう。

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ケンジントン宮殿 ヴィクトリア女王

まずは、アフタヌーンティーの歴史を振り返りましょう。
イギリスで紅茶文化が最盛期を迎えたのは、19世紀ヴィクトリア朝のことでした。
上流階級の人々は、夕方から始まる観劇などの社交に忙しく、遅い時間にならないと夕食を摂ることができませんでした。
軽い昼食が一般的であった当時のこと、女性たちが、午後の空腹を紛らせようと紅茶とお菓子を楽しんだのがアフタヌーンティーの始まりであるといわれています。

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次に、ロンドン中心部でアフタヌーンティーを楽しむことのできる、とっておきの場所をご紹介しましょう。 
5月に第二子であるシャーロット王女が誕生し、ますます精力的にご活躍されているケンブリッジ公ウィリアム王子ご夫妻がお住まいのケンジントン宮殿は、緑豊かなケンジントン・ガーデンズ内にあります。一部は博物館として公開されており、その敷地内にあるオランジュリーレストランでは、アフタヌーンティーをいたくことができます。

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紅茶とともに、素敵な三段のティースタンドに盛りつけられたサンドイッチ、スコーン、ケーキが運ばれてきます。
正式には、下の段から順にいたくそうですが、その時々の気分で、好きなように食べてもマナー違反にはならないとのこと。

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中段のスコーンに添えられているのは、ストロベリージャムとクロテットクリームです。生クリームよりも濃厚でバターのようにこってりとしたクロテットクリームは、スコーンとの相性が抜群です。最初はスコーンだけで、次はクロテットクリームをのせて、最後にジャムを添えてと、組み合わせによって何通りものおいしさを楽しむことができます。
サンドイッチとケーキやタルトもいたいて、大満足のアフタヌーンティーです。

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上流階級の女性たちによって生み出されたアフタヌーンティー。現代では、誰もが楽しむことができるようになりました。紅茶とともに、優雅なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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背後に見えるレンガの建物が「オランジュリーレストラン」

伊勢丹新宿店本館にて、11月3日から10日まで大創業祭「英国ウィーク」が開催されます。
お近くにお住まいの方は、足を運んでみてください。
ロンドン在住ブロガーが英国の”いま”をレポート!では、拙ブログも紹介されています。
よろしければ、そちらもご覧ください。

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今も昔も

 日本人の私にとって花火は夏の風物詩です。浴衣を着て花火大会に出かけるのが夏の夜の楽しみでした。花火大会に出かけないまでも、庭先で燈す線香花火も夏を風流に彩っていました。しかしながら、イギリスで盛んに花火が打ち上げられるのは10月末から11月にかけてです。
 私はイギリス人に「花火といえば夏です。花火は暑い夏の夜空に浮かぶからこそ美しいのであって、こんなに寒くては気分が盛り上がりません。」と文句を言ったことがあります。文句を言われたイギリス人は困った顔をしながら「ヨーロッパの夏に花火は不向きです。なかな日が暮れないではないですか。」と言いました。イギリスでは夏至の頃は夜の9時近くになってようやく日が沈みます。なるほど、暗くなるのを待っていたら子どもたちは寝る時間になってしまいます。納得です。

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Big Ben(ビッグ・ベン:時計塔)とウエストミンスター宮殿
 The Palace of Westminster(ザ・パレス・オブ・ウエストミンスター:ウエストミンスター宮殿)が位置するテムズ川河畔は、中世には戦略上の要衝だったことから、歴代の王はこの地に宮殿を建設しました。1925年に設立された初の議会が王の住居である宮殿で行われたため、以来、テムズ川河畔は政治の中心地となりました。

 11月5日のボンファイアー・ナイトが近づくと、街のいたるところで花火が盛んに打ち上げられます。ボンファイアー・ナイトは、1605年に発覚した Gunpowder Plot(ガンパウダー・プロット:火薬陰謀事件)の実行犯である Guy Fawkes(ガイ・フォークス)にちなんだ行事です。
 子どもたちがガイを模した大きな人形を引廻し、最後には人形を篝火に投げ込んで燃やします。近年では、ガイを燃やすかわりに花火を打ち上げることが多くなりました。そのような理由で、10月の下旬から11月にかけては一般家庭や自治体などがこぞって花火を打ち上げます。

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現在では The Palace of Westminster は House of Parliament と呼ばれるほうが一般的
 1529年までウェストミンスター宮殿は王の住居として機能しましたが、それ以降は議会が行われる House of Parliament(ハウス・オブ・パーラメント:国会議事堂)として使用されています。建物は大火や世界大戦での爆撃によって破壊され、現在の建物は19世紀に再建されました。

 火薬陰謀事件は、1605年11月5日にウエストミンスター宮殿内の国会議事堂で行われる開院式に出席する予定であった国王ジェームズ1世や国会議員たちを狙ったテロ未遂事件です。当時の英国国教会優遇政策のもとで弾圧に苦しんでいたカトリック教徒の過激派、ガイ・フォークスらが宮殿内部に大量の火薬を仕込みましたが、実行直前に露見して計画は失敗に終わりました。
 最初、ガイとその一味は、宮殿近くに家を借り、この借家から国会議事堂の地下室に至るトンネルを掘り進めようと計画しましたが、結局は、宮殿の地下倉庫を借り受け、そこに大量の火薬を仕掛けました。ある国会議員のもとに開院式への出席を取りやめるように警告する匿名の手紙が届けられましたが、ガイ一味は怯むことなく爆破の準備を進めました。
 しかし、11月5日未明に治安判事らが地下室を襲撃し、ガイらは捕らえられ、計画は未遂に終わりました。ガイは最初、黙秘を決め込みましたが、凄まじい拷問の末に全てを自白し、処刑されました。以来、11月5日はガイ・フォークス・ナイト、あるいは、ボンファイアー・ナイトと呼ばれるようになりました。

 宗教的な情熱は、時として暴力的な方向へ突き進んでしまうことがあります。悲しいことですが、それは今も昔も変わりません。

参考文献:Wikipedia

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憧れの客室乗務員

 私が女子大生の頃、旅客機の客室乗務員は憧れの職業でした。航空会社の就職試験に向けて、大学の他にも専門学校や英会話スクールに通っている学生もいましたが、競争率は高く狭き門でした。
 私は語学ができるわけでも容姿に自信があるわけでもなかったので、その職業を目指したことはありませんでしたが、ステキだなと思う気持ちは常に持ち続けています。
 客室乗務員の集団とすれ違うとき、彼女たちのいる空間が華やいで見えることがあります。特に、ヨーロッパの空港でツルのマークの制服を目にするときには、思わず見とれてしまいます。
 イギリスで暮らすようになってから飛行機に乗る機会が増えました。ヨーロッパのエアラインには男性の乗務員もおり、日系のようにいつも笑顔できめ細やかなサービスを提供してくれるとは限らないということを知りました。ただ、私はいつも日本に帰るときだけは日本の航空会社を利用していたので、長時間のフライトも快適に過ごすことができました。
 今回、初めてコードシェア便を利用しました。客室乗務員は一人を除いて全てヨーロピアン。乗客のほとんどは日本人でしたが、日本人の乗務員は一人だけでした。ただ、彼女は限りなくヨーロッパ的なマナーで業務に励んでいました。
 何かのコラムで読んだことがありますが、日本人だからといって、日本的なサービスを提供しすぎると、乗客はその乗務員を指名するようになり、本人の手が回らなくなるばかりではなく、結果的に同僚の担当領域を侵害することにもなるのだそうです。欧米では、同じ仕事を手がける仲間とはいえ、他人の持ち場に口をはさむことはタブーとされています。
 日本人の客室乗務員は、淡々と自分に与えられた仕事をこなしていました。しかしながら、日本人として日本人的なサービスを求める乗客には、そんな彼女の姿は少し怠慢に見えたかもしれません。ヨーロッパ社会で、日本人として日本人のために働くのは大変なこともあるのだろうと、私はひそかに彼女に同情を寄せたのでした。

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イギリスとアメリカ、英単語の違いが面白い!日本人が間違えやすい「英語」と「米語」の表現方法

真っ赤なりんご

 私のヴィンテージの原点は、実家にあるイドボードです。一時帰国をするたびに少しずつその中から気に入ったものをロンドンに持ち帰ることにしています。
 サイドボードの中心に据えられていたのは、真っ赤なりんごがキュートなガラスのキャニスターです。キャンディーなどを入れておくとよさそうですが、実際には何が入っていたのでしょうか。小梅ちゃんと角砂糖はオレンジ色のキャニスターに、グラニュー糖はシュガーポットに収まっていたということはよく覚えているのですが、りんごちゃんの記憶は曖昧です。

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 最近、スーパーの食品売り場でこのキャニスターにそっくりな容器を見つけました。もしかすると、真っ赤なりんごちゃんにもインスタントコーヒーが入っていたのかもしれません。販促用の期間限定商品、ありそうな話です。
 私は筋金入りの紅茶派ですが、こんなにかわいいキャニスターに入っていたら、飲みもしないコーヒーをたくさん買いこんでしまいそうです。
 しかしながら、本当は何が入っていたのでしょうか。

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イギリスでヴィンテージ・アンティーク食器を手に入れよう!カーブーツセール・マーケットの楽しみ方

日本の外国人と日本人の私

 今回、一時帰国をして思ったことは、地方都市にも外国人が増えたということでした。中国をはじめとするアジアからの観光客が増えたということもありますが、定住されている方も若干ではありますが、多くなったのではないでしょうか。
 ユニクロに行った時、英語でお客様向けのアナウンスが入りました。そのアナウンスは中国系のスタッフによるものでした。ロンドンでは日常的に耳にする中国語アクセント。私の耳には馴染んでいるので、違和感を覚えませんでしたが、そこが東京から遠く離れた日本の地方都市であることを思い出し、少し驚きました。その店舗にはインド系の店員さんもいらっしゃいました。
 地方にも、国際化の波が訪れていることに感心しながら、ドラッグストアに行った日のことでした。日本のお店の店内は、明るくてきらきらしています。照明がまぶしいせいか、私は目をしばしばさせながら、ウロウロと薬を探していました。薬のほかにもシャンプーやら、化粧品やらいろいろなものがあって目移りしました。
 そんな私の姿がアヤシイ人にうつったのか、はたまた、外国人を連れていたせいか、店員さんが私の前にやってきて、「キャナイヘルプユー?」と尋ねました。驚くよりも反射的に、「ノーサンクス、ジャストルッキング。サンキュ、、、いいえ、結構です」と、英語が先に出てきました。日本に帰って来て以来、すっかり日本語脳に戻ってしまっていたと思いきや、英語で話しかけられれば英語が出てくることに自分でも驚きました。
 しかしながら、それよりもなによりも、日本人の私が日本人に外国人と間違えられたことにものすごくショックを受けました。ロンドンでは、日本人以外に見られることなどほとんどありません。街を歩いていても、ポケットティッを配ってもらえないのはそのせいだったのかと、ものすごく落ち込みました。
※後日、友人が「広告があやしいティッシュは若者じゃないともらえないんだよ」と教えてくれました。

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イギリスのパブの楽しみ方。注文の仕方からメニューまで、知っておきたいルール

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