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2015-01

スイートポテトはカボチャ味

 イギリスで初めて、スイートポテトを購入しました。皮付きのものは、日本のサツマイモとよく似ていますが、イモ自体はオレンジがかった色をしています。普段はジャガイモで作る石狩鍋に入れるつもりでしたが、その形を見ていると「焼きイモ」が食べたくなりました。
 皮をむいて、小さく切ったスイートポテトをレンジで加熱しました。日本のものよりも柔らかいせいか、少しの時間でやわらかくなります。ものぐさな私は、「ふかしイモ」の感覚でそれを食べようと思いましたが、水っぽくなってしまったので、衣をつけて、天ぷらにしました。ほんのり甘く、おいしくいただきました。

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私ってば、サツマイモの味を忘れてしまいました。最後に食べたのはいつだったかしら...。

 お味噌汁代わりの石狩鍋にも使いました。ジャガイモよりもやわらかいので、ニンジンやタマネギよりも後から入れましたが、それでもトロトロになりました。このスイートポテト、熱が加わると鮮やかなオレンジ色になります。色といい、歯ざわりといい、味といい、イモというよりも、カボチャのようです。スイートポテトを入れることで、お味噌汁全体にほんのりとした甘みが広がり、とてもおいしくなりました。
 しかし、何といっても、ローストするのが一番おいしいです。作り方も簡単。皮をむいて適当な大きさに切って、オーブンに入れるだけ。私はオリーブオイルをたらしてからローストしましたが、オイルなしでも充分においしくいただけると思います。大きさにもよりますが、ジャガイモの半分以下の時間でやわらかくなります。皮ごとローストして、焼きイモ風にしてもおいしそう。

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ブリクストン・ビレッジ

 毎月第3土曜日、Brixton Market(ブリクストン・マーケット)では、レトロ&ヴィンテージマーケットが開催されます。
 久々に訪れたブリクストン。クリスマス直前の土曜日ということで、街はにぎわっていましたが、残念ながら、ヴィンテージマーケットには、ごくわずかなストールしか出店していませんでした。このマーケット、服がメインと聞いていましたが、私が行った日には、雑貨のストールがほとんどでした。

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Retro & Vintage Market

 マーケットに出かける前日に、「冬は寒いし暗いしで引きこもりがちですが、せっかくロンドンに住んでいるのだから、もっと出かけようではありませんか」ということを同僚と話しました。
 さっそく次の日に、マーケットに繰り出しましたが、あまりのストールの少なさにがっかりしました。屋外マーケットは、暖かい時期のほうが活気があります。

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 日用品や食料品を扱っている雑多なマーケットはたくさん出ていました。カリビアンやアフリカンの多いエリアだけに、黒人さんの姿が多く、彼らがよく食べる干し魚や調理用バナナ、ヤムイモなどがそろっていて、見ているだけでも楽しかったです。

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Brixton Village and Market Row

 ブリクストンといえば、一昔前まではロンドン一危険な地域として認識されていましたが、近年は、Brixton Village(ブリクストン・ビレッジ)がおしゃれに生まれ変わったことから、東ロンドンのように、小ぎれいな若者の街になりつつあります。今回訪れたときは、数年前に感じた、荒んだ雰囲気はほとんどありませんでした。

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 ブリクストン・ビレッジは、常設のアーケードマーケットで、昔からある庶民的な荒物屋さん、八百屋さん、魚屋さんなどと、おしゃれでかわいらしい雑貨屋さんやカフェ、レストランが同じ敷地内で営業しています。
 買い物袋を大儀そうに抱えた黒人のおばさんと、流行のファッションに身を固めた若者のグループが、違和感なくすれ違うところに面白さがあります。

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 ただ、前回訪れたときよりも確実に、黒人家族が交代で店番をしているような雑多でキッチュなお店の数は少なくなっていました。小ぎれいなお店がそれに取って代わったということですが、ブリクストン・ビレッジの魅力は、庶民的なエネルギーを感じられる雑多な空間と、垢抜けた雰囲気とが同居しているところにあります。このバランスが崩れると、しゃれているだけの、ありきたりな場所になってしまいます。黒人のおばちゃんたちのソウルパワーで、ブリクストンらしさを保ち続けていただきたいものです。

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お土産スポットにもおすすめ、イギリスのスーパーマーケット事情 -王室御用達から庶民派まで-

ラベルがかわいい

  王室御用達の Colman's (コルマンズ)は、2014年に創業200周年を迎えました。
 練りマスタードのビンには、その記念ラベルが。期間限定品を見ると俄然ほしくなる私は、迷わず全部、購入しました。普段からサンドイッチのつなぎとして毎日のように使っているマスタードなので、何個あっても中身が無駄になる心配はありません。通常のラベルも加えて4個を並べて記念撮影をしました。数が揃うとさらにかわいいです。

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Colman's Mustard

 乾燥ハーブやスパイスを入れるのにちょうどいい大きさですが、キャニスターばかりが増えてゆき、入れるものが見つかりません。クリップや輪ゴムを入れてキッチン以外に飾ってもよさそうです。うーん、何を入れましょうか。空のままディスプレーすることになりそうです...。

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ロイヤル・パビリオン

 ジョージ4世の命を受けて建設された Royal Pavilion(ロイヤル・パビリオン)は、Brighton(ブライトン)のランドマークともいえる建物です。彼はヴィクトリア女王の叔父にあたりますが、放蕩の限りを尽くし、国民には忌み嫌われていました。
 父親であるジョージ3世は、息子たちの相次ぐ不祥事のために精神を病み、ついには正気を失ってしまったといわれています。(現在では、病気が原因で心身喪失したという説が有力です)ジョージ4世は、その父親のそばから離れたいという一心でブライトンに離宮を建てたといいます。

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 館内には、モザイクでできた、若くてハンサムな頃のジョージ4世の肖像画があります。しかしながら、晩年は体重が増えすぎて、歩くのもままならなかったといいます。彼は乗馬が好きでしたが、車椅子生活を余儀なくされてからは、人前に姿を現すことを避けるようになったそうです。もともと嫌われ者であった彼のこと、新聞などのメディアは、こぞって醜く太ったジョージの風刺画を掲載し揶揄しました。その一部は、館内にも展示されています。

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ジョージ4世

 タージ・マハールのようなインド風の外観と中国風の内装が美しいロイヤル・パビリオンですが、ジョージ4世はインドにも中国にも行ったことはないそうです。内装は、中国風ということですが、あくまで西洋人が思い描く東洋趣味。
 宴会場には、白人に細くつり上がった目をつけただけの奇妙な人たちが描かれた大きな絵があります。衣装で中国人であるということがわかりますが、東洋人の私にとっては、なんとも奇妙な絵でした。しかし、18世紀のイギリス人にとっては、エキゾチックで美しいものに見えたのでしょう。

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 館内は撮影禁止で、写真を撮ることができなかったのがとても残念ですが、エントランスホールに続く渡り廊下は、純粋に中国風で美しく、私はそこが一番好きでした。しかしながら、外観の美しさのほうが、展示物のそれよりも遥かに優るという気がしました。


 ちなみに、ジョージ4世は Blackadder (ブラックアダー)の第3シリーズに登場します。彼は、父親であるジョージ3世が病に伏してから、摂政王太子(プリンス・リージェント)を務めていましたが、このシリーズでは、その時代が描かれていています。
 冒頭で演説しているのは、1783年に24歳でイギリス最年少の首相に就任したウィリアム・ピット(小ピット)で、ジョージを痛烈に批判しています。その頃からすでに嫌われ者であったことがうかがえますが、彼は、ブラックアダーにそのことを指摘されても、自分が嫌われ者であるなどとは露ほども思っていない、おめでたい人として描かれています。

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