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2014-06

ポルトでシーフード

-タコ飯を求めて Part II-
 Casa Aleixo(カサ・アレイショ)のタコ飯を求めて少し危険な香りのする道をひた歩きました。結局、鉄のシャッターに押し戻されて前日に食事をしたレストラン Flor dos Congregados へと舞い戻ってきました。

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Flor dos Congregados

 実は、このレストランにもタコ飯があることは確認済でしたが、せっかくならば有名レストランの看板メニューを食べてみたいと、前日は焼き魚を食べました。本日はタコ飯に挑戦です。
 このお店のメニューは、メインが魚と肉で各4品ほどです。その日のメニューは、ウエイターのお兄さんが各テーブルまで来て、口頭で詳しく説明してくれます。このウエイターのお兄さん、英語が上手でなかなかハンサムでした。

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タコ飯&タコフライ

 期待のタコ飯がきました。カサ・アレイショのタコ飯と天ぷらをネットで画像確認しましたが、お米はパラリとした炊き込みご飯風、タコはまさに天ぷらに近いものでした。
 本日のレストランでは、お米はリゾット風で、タコは天ぷらというよりもから揚げでした。リゾットにはキドニービーンズが入っていましたが、タコの姿は見えません。タコをゆでたスープでご飯を炊き、茹でダコはフライにされたのだと思います。期待通りとてもおいしかったです。カサ・アレイショのタコ飯も食べてみたかったです。

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シーバスと仔牛のグリル

 前日、私は Sea bass(シーバス:スズキ目の魚だそうですが、日本語訳が見つかりません。)のグリル、相棒は Veal(ヴィール:仔牛肉)を食べました。私のお魚も大変おいしかったのですが、とてもお腹がすいていたので、相棒のヴィールのヴォリュームが少し羨ましかったです。お魚はあっさりとしていたので、もう一匹くらいはぺろりと食べられそうでした。

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デザート

 本日のデザートは、コンポッタ・デ・ペーラ(洋ナシのポルトワイン漬け)でした。せっかくポルトに来たのでポルトワインを試してみたいと思っていた下戸の私にぴったりのお菓子です。甘すぎず、お酒臭くなく、フルーティーでとてもおいしかったです。前日は、名前はわかりませんが(モロトッフ?)プリンとケーキの中間のようなお菓子をいただきました。食感は柔らかくてとてもよかったのですが、シナモンが効きすぎていたのが少し残念でした。シナモン好きの人はおいしくいただけると思います。

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カルド・ヴェルデとシーフードのグリル

 初日の夜は、名前を控えるのを忘れてしまった別なレストランで、前菜にスープ、メインに私はイカ、相棒はタラのグリルをいただきました。スープは Caldo Verde(カルド・ヴェルデ)というジャガイモとケール(または、ちりめんキャベツ)の煮込みです。日本のお味噌汁にも相当する国民的スープだそうです。濃厚で寒い日には、身体が温まりそうです。
 イカはやわらかくてとてもおいしかったです。つけ合せの野菜、ケールがとてもおいしかったのには驚きました。このキャベツのような野菜、イギリスでもスーパーで安く売られていますが、調理法がわからずに買ったことはありませんでした。茹でたケールにグリルしたイカをのせてオリーブオイルをかけただけでこんなにおいしいとは。
 グレープビネガーを加えるとよりおいしくいただけました。このビネガーもとてもおいしかったので、空港の免税店にあれば購入したかったのですが、残念ながら見つけることはできませんでした。街中のお店を探せば売っていたのでしょうが、悲しいかな飛行機の手荷物には液体は持ち込めないのです。
 三日間でポルトのシーフードを堪能いたしました。お値段もロンドンの半額くらい。カサ・アレイショのタコ飯を食べにまたポルトを訪れたいものです。

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レイトンハウス博物館

 地下鉄 Holland Park(ホランド・パーク)駅周辺はロンドン屈指の高級住宅街です。瀟洒な住宅街を歩いているとレンガ造りのお屋敷、Leighton House Museum(レイトン・ハウス博物館)が見えてきます。

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庭園へとつづく道

 ここレイトン・ハウスは、ヴィクトリア朝を代表する画家で彫刻家、フレデリック・レイトンが住まい、創作した場所です。彼は裕福な家庭に生まれ、才能にも恵まれていました。大陸で美術を学び、語学にも堪能だった彼は、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの会長を長年務めるなど、この時代を代表する芸術家として、文化人との交流を深めました。画家としては初めて貴族に列せられましたが、男爵の位を与えられた翌日に狭心症のために65歳で亡くなりました。独身で跡継ぎもいなかった彼の家に与えられた貴族の称号は、叙勲してからわずか一日で消滅しました。

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レイトンハウス博物館 庭からの外観

 そのレイトンが生涯をかけて創り上げた屋敷には、彼の芸術家としてのセンスの良さが溢れています。館内には、彼の作品をはじめ、世界中から集められた美術のコレクションが展示されています。
 特に美しいのは、アラブ・ホールです。宮殿風の室内は、中近東のタイルや壷で上品に装飾されています。部屋の中心には小さな噴水があり、清らかで静謐な空間が作り上げられています。他にも書斎、アトリエなど素晴らしい部屋はありますが、このアラブ・ホール以上に美しい空間はありません。

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館内は撮影禁止です。アラブ・ホールの写真は外観だけです...。

 青いタイルに囲まれて、その青を見つめていると心が穏やかになりました。広くはない空間、抑えられた色づかい、水の音。ここがロンドンで最も美しい場所のひとつであることは疑いようもありません。

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ポルトのお店

 庶民的なお店が多いポルトでかわいらしいお店を二軒、見つけました。一軒目は老舗の A Pérola Do Bolhão(ペーロラ・ド・ボリャオン)です。1917年創業だそうです。外観がとてもかわいらしく、吸い寄せられるように店の中に入りました。

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A Pérola Do Bolhão 外観

 店内にはごく普通の食材が所狭しと積み上げられています。お菓子は量り売りされているようで、レトロなキャンディーがひときわ目を惹きました。地元で生産される食料品を数多く取り揃えているそうです。

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A Pérola Do Bolhão 店内の様子

 私がレジ付近にディスプレーしてあるキャンディーに興味を示していたら、とても話し好きで人懐っこい店主のおじさんが話しかけてきました。商品説明から世間話までしばらくは話が弾みました。このお店ではそのレトロキャンディーを購入しました。

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Saboriccia 店内の様子

 二軒目は、Saboriccia(サボリッシア)という食品店です。このお店では、生産者と直接取引をして商品を仕入れているそうです。美しくディスプレーされた店内をただ歩き回るだけで充分に楽しいです。特に特産品であるイワシの缶詰の種類が豊富です。お土産になりそうなものがたくさんありました。

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Saboriccia 店内の様子

 何を買おうか迷いながら店内ぶらぶらと歩きました。今回のフライトは、easyJet(イージージェット:英系格安航空会社)でした。荷物を預け入れるとそのぶん料金が高くなるので手荷物だけの旅でした。そのため、お土産の選択肢がぐんと狭まりました。というのも、手荷物では100ml以上の液体を機内に持ち込むことができないからです。オリーブオイル、はちみつ、ジャムは買うことができません。
 私が欲しいと思ったものは全て液体でしたが、何とかしてこのお店でお土産を手に入れたいと、大きくもない店内をじっくりと見てまわりました。その私の行動が怪しかったのか、店員さんに始終つけ回される結果に。ここでは、チョコレートとはちみつのキャンディーを購入しましたが、私たちが入店してから出て行くまで一度も笑顔を見せることのなかった彼女、とても怖かったです。彼女の存在がなければパーフェクトなお店だったのでとても残念です。

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ポルト土産 お皿はフランス産ですが、写りたいとせがむのでつい...。

 Saboriccia での雪辱を晴らそうと、空港の免税店でオリーブオイルとパテを購入しました。セキュリティーチェック後の免税店では液体を購入することができるのです。この規制のおかげで免税店の売り上げが伸びたという話は聞いていませんが、地元商店と貧乏旅行者にとっては、ありがたくない100ml規制です。

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ピーナッツたっぷり

 スーパーで日本語の表示があるお菓子を見つけました。思わず手にとってみましたが、どうやらオランダのお菓子のようです。Hellema(ヘレマ)ピーナッツクッキー、輸出用に各国語の表示があります。日本ではキタノ商事さんが輸入販売しているようです。

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 固焼きのクッキーにローストしたピーナッツがたっぷり。ピーナッツサブレーを髣髴とさせる素朴で懐かしい味と、さっくりとした歯ざわりが病みつきになります。12枚入りで1ポンド以下という驚愕のお値段も嬉しい限りです。サクサクと何枚でも手が出ますが、ピーナッツ入りだということを忘れないでおきましょう。

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バラのお皿

 まさに私が思い描いていたフランス皿にめぐり会いました。この赤いバラこそがフレンチシックです。バラのタッチにイギリスのそれとは微妙に違った味わいがあります。

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 とても気に入ったので、キッチンのテーブルにディスプレーしていつも眺めています。このお皿は、いつものカーブーツセールで、フランス製品を扱っているストールから購入しました。そこには、大陸的な異国の香りが漂っていました。同じ東アジアのなかにあっても、日本と中国とでは異なる文化を持つように、フランスのものとイギリスのものとでは、似ているけれどもそこに醸し出されている雰囲気、空気、目に見えない色合いというようなものが微妙に違っています。

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 長くなりつつあるイギリスでの生活。この国で異国を感じなくなってしまった私に、エキゾチックな香りを運んでくれるフランスの焼き物は、なんと美しいのでしょうか。

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