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2013-12

ライのアンティーク

 中世の街並みが残る Rye(ライ)のもう一つの魅力は、街のあちらこちらに点在するアンティークショップです。Lewes(ルイス)ほど規模は大きくありませんが、特筆すべきはそのお値段です。

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現役で使われているテューダー様式の建物 ライは街自体がアンティーク

 家具はロンドンのショップの半額から七割ほどの価格で、一瞬、桁が違っているのではないかと目を凝らしてゼロの数を確かめてしまったほどでした。カーブーツセールのディーラーさんも顔負けの値段設定です。Notting Hill Gate(ノッテング ヒル ゲイト)あたりにある、やたらに敷居が高くてポッシュなお店の数分の一の値段と言っても過言ではありません。
 雑貨は単品ではさほど安くはありませんでしたが、セット商品、例えば Midwinter(ミッドウインター)のチュリーン4点を含めたディナー12点セットは25ポンドとお買い得感満載でした。

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Strand Quay にあるアンティークショップ

 私のハートを射止めたのは、エドワーディアンの本棚でした。色も形も(そしてお値段も)まさに私が捜し求めてたものでした。本気で購入を考えましたが、奥行きが短すぎたため(わずか12cmしかありませんでした。)泣く泣く諦めました。ロンドンまでの配送の手配など、丁寧に説明してくれた店主さんにも大感激でした。

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 Strand Quay(ストランド キー)には小ぢんまりとしたいくつかのアンティークショップが集まっています。ショップの中でとりわけ魅力的だったのは、キッチン用品を扱っているお店でした。そのディスプレーのかわいらしいことといったら。お店ごと買って帰りたいと思ったほどでした。
 すごいチャリティーに数ヶ月間放置されている JAJ Pyrex(JAJ パイレックス)の小皿と同じものがこのお店にもありました。チャリティーで見たときには全く目を惹きませんでしたが、ここでは光り輝いて見えました。ディスプレーの力は計り知れません。

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情緒あるレンガ造りの建物はアンティークの街に相応しい。

 今回は迷いに迷った本棚のことがひっかかり、他には何も買うことができませんでしたが、広い家に引越しをして家具が必要になった暁には、ライのアンティークショップに戻ってこようと心に決めたのでした。

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さらにおいしいマクビティー

 McVitie's(マクビティー)の Double Chocolate Digestives(ダブル チョコレート ダイジェスティブ)を試してみました。ココア色のビスケットにもしっかりとしたチョコレートのフレーバーが。しかも内側にはチョコチップがちりばめられていてビスケットだけでも充分おいしくいただけそうです。更に片面にチョコレートコーティングがされているのは既存のチョコダイジェスティブと同様です。

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既存のチョコダイジェスティブよりも一回り小さいダブルチョコ

 チョコレートを愛する私にとっては百点満点のビスケットです。断然、既存のものよりもおいしいです。誰にでも自信を持ってお勧めしたいダブルチョコですが、発売と同時に一大ブームを巻き起こしたというわけでもなさそうです。私以上にチョコ好きなイギリス人ですが、既存のチョコダイジェスティブのほうを好んで食べているらしいのです。どこのスーパーに行っても売り場面積が大きいのは既存のほう。ダブルチョコを置いていないお店もまだたくさんあります。食べ物に関しては保守的なイギリス人。新しいものが浸透するにはもう少し時間がかかるのかもしれません。

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クリスマスとイースター

 恒例のカーブーツセールで一目惚れして連れて帰ってきた卵型の缶。イースターの頃になると、このようなお菓子を詰めた卵が店頭に並びます。
 缶自体は古いものではありませんが、レトロなタッチで描かれたうさぎの家族がかわいらしいです。クリスマスの頃に購入したうさぎのトランクの近くにディスプレーしました。雰囲気が良く似ているなぁと思いながら眺めていると、偶然にも同じ作家さんによって描かれたものであることがわかりました。

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 サマセット州(イングランド南西部)に住んでいた Racey Helps(レイシー・ヘルプス)氏は、毎晩、愛娘アンのために創作した物語を聞かせていました。第二次世界大戦が始まり、アンは疎開することになりましたが、彼女が父親にベットタイムストーリーをせがんだため、ヘルプス氏は手書きの絵本を作って娘に送ることにしました。その原稿が出版社の目に留まり、彼はプロの絵本作家としての道を歩むことになりました。1940年代の後半から亡くなる70年まで、ヘルプス氏は、森の動物たちを主人公にした幼年向けの絵本を数多く世に送り出しました。

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 イギリス人は、自然のなかで暮らす動物たちのお話が大好きです。しかしながら、ヘルプス氏のイラストが「ピーターラビット」のビアトリクス・ポター氏のものにそっくりだと思ってしまうのは私だけでしょうか。

参考文献:Wikipedia

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クリスマスブルー

 イギリスのクリスマスは、日本のお正月のように家族や親戚が集まってご馳走を食べる日です。日本ではクリスマスプレゼントというと、子どもたちが玩具をもらうというイメージが強いですが、ここイギリスでは子どもは勿論のこと、大人もプレゼントにありつくことができます。プレゼントをもらうのは嬉しいことですが、反面、自分でもたくさんのプレゼントを用意しなくてはならないのは、肉体的、精神的、金銭的に重労働です。
 家族や親しい友人へのプレゼントならば、相手の趣味をある程度、理解しているので買い物も楽しい時間になりえます。しかしながら、義姉の義母など普段はほとんど交流しない人たちへのプレゼント選びには、毎年、散々、苦労をさせられます。デパートなどの小売店が用意するクリスマス用のギフトセットに感謝しているのは私だけではないはずです。
 そして、もらって嬉しいはずのクリスマスプレゼントにもとんでもないものが多く、その処遇にもまた悩まされることになります。師匠の次男であるトニーさんは、サイズのあるものは失敗する可能性があるからと、ここ数年間は毎年、マフラーと手袋のセットをくれます。しかも、彼のお姉さんもまた同じようなものを毎年くれます。彼女は、服によってマフラーと手袋を毎回、替えるそうなので、私もそうするものだと思い込んで毎年、違ったデザインのものをくれます。かくいう私は、どのコートを着ようとも日本で買ったお気に入りのマフラーをつけているのですけれども。
 タグがついたままのマフラーと手袋のセットが衣装箱の中で山積みにされています。包みなおして、同僚へのプレゼントにできればよいのですが、デザインが奇抜なものが多く、彼女たちに渡そうものなら、「Masala さんったらひどいのよ。こんなもの私によこして。」と言って口も聞いてくれなくなりそうなので、それもできません。
 嗚呼、クリスマスプレゼントなんて大嫌いだー!!!

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マヨネーズのおいしい食べ方

Hellmanns_Real_600g_Jar_LD_31399-335708.png クリーミーと言えなくもないのですが、イギリスのマヨネーズは、ぼってりとしていて大味です。日本のマヨネーズはイギリス人にもおいしいと評判ですが、在英邦人の間では、フランスのものが日本の味に近いとか、オランダのものが美味らしいなどといった情報が口コミで伝わっています。
 私はイギリスのマヨネーズがイマイチなのは、酸味が少ないことだと常々思っていました。そこで、自分でレモンやお酢などの酸味を足してみました。全く単純な発想ですが、これがなかなかイケるのです。
 レモンを絞ると酸味に加えて香りも高まり、とてもおいしいです。量は好みにもよりますが、すっぱいもの好きな私は、液状になるほど多量のレモンを加えてサラダに和えて食べるのが好きです。
 お酢は、モルトビネガーサイダービネガー(りんご酢)を試してみました。サイダービネガーを加えると日本のマヨネーズの味にかなり近くなりました。手元になかったので試してはいませんが、米酢だとより日本的な味になりそうです。モルトビネガーを加えてもおいしいのですが、私は断然、サイダービネガーを支持します。
 わさび、マスタード(特にあらびき)などと混ぜてもおいしいです。工夫次第でヴァリエーションはどんどん広がってゆきます。簡単なので是非、お試しを。

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ライの街並

 中世の港町の面影をそのままに残す Rye(ライ)を訪れました。石畳が続く旧市街をそぞろ歩きしていると、まるで御伽噺の世界に紛れ込んだかのような錯覚を覚えます。

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St Mary's Church の時計塔

 丘の上にある石造りの建物はセントメアリー教会です。外観はイギリス中のどこにでもある教会とそう変わりはありませんが、ここには有名な時計塔があります。イングランドで現存、稼動している時計のなかでは最も古いもので、その歴史は14世紀にまでさかのぼることができるそうです。

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St Mary's Church 内部

 教会内部には美しいステンドグラスがあります。私たちは、内部を見学した後で塔に登りました。入り口の階段を登ったところにあるホールでは、時計の骨組みを見学することができます。
 私は高所恐怖症ですが、登ることができる塔があればいつも頂上を目指してきました。この教会の塔は、さほど高いというわけではありませんが、階段の狭さと急なことといったら、私が知っている建物のなかでも一二を争うほどでした。
 
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St Mary's Church 外観

 その狭くて急な階段をさらに登っていくと、鐘楼のぜんまい仕掛けが現れ、いよいよ頂上に到着します。この頂上にある展望台もこぢんまりとしていました。私たちが訪れた日は風が強く、吹き飛ばされないように足を踏ん張るのに必死でした。教会の塔からまっさかさまに吹き飛ばされたなら無条件で天国にたどり着けそうですけれども。

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St Mary's Church の塔から眺めるライの街並

 教会の塔からはライの街を一望することができます。おもちゃのようにかわいらしい白壁の家々、そこから突き出る茶色の煙突。そのコントラストが美しいハーモニーを奏でています。ライ、なんとも美しい場所です。

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Gift Aid

 最近になってから Nectar Card(ネクターカード:大手スーパーマーケット Sainsbury's などで使えるポイントカード)を作りました。今まで私の住んでいた場所の近くには Sainsbury's(セインズベリーズ)がなかったため、このスーパーにはあまり縁がありませんでした。プラスアカウントをつけ始めてから、塵も積もれば方式でこつこつと小銭を貯めてゆくことに喜びを覚えるようになった私は、早速このカードを作りました。セインズベリーズで買い物をすることはほとんどないのですが、私の使っている電気とガス会社がこのカードと提携しているため、数ヶ月に一度、ポイントを獲得することができます。もっと早く作っておくべきでした。
 カードの登録がてらにポイントの獲得方法などを調べていると、私の大好きなチャリティーショップ、Oxfam(オックスファム)からもポイントを得られることがわかりました。Tag Your Bag(タグ ユア バッグ)という Gift Aid(ギフト エイド)の制度です。Tag Your Bag では、登録者が寄付した品物の売り上げに応じてネクターカードのポイントが加算されます。
 ギフト エイドは、政府がチャリティー団体に与えている税制上の優遇政策です。各チャリティーは、ギフト エイドに登録している人々からの寄付の売り上に対して、25%の税金が免除されます。イギリスの納税者であれば誰でも登録することができるこのギフト エイドという制度。登録するだけでチャリティー団体が通常よりも多くの資金を得られるのですから、登録しない手はありません。
 このギフト エイドの制度は、Oxfam に限らずどこのチャリティーでも導入されているようです。他のチャリティーでは、登録者に対する特典は特に設けていないようですが、皆様もお気に入りのチャリティーを見つけて登録してみてはいかがですか。

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移民の街ロンドンへようこそ。
各国文化を織り交ぜつつ、
Lady Masala が厳選したイギリスらしいものをご紹介します。
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