2013-11

ロンドン交通博物館

 Tube(チューブ)の愛称で親しまれている The London Underground(ロンドン アンダーグラウンド)は、2013年に開業150周年を迎えました。世界初となった地下鉄の運行は、1863年1月9日 Paddington(パディントン)駅と Farringdon(ファーリンドン)駅を結ぶものでした。

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初期の地下鉄内部

 ロンドン生活に欠かすことのできない身近な公共交通機関である、地下鉄やバスの歴史をわかりやすく説明しているのは、London Transport Museum(ロンドン トランスフォート ミユージアム:ロンドン交通博物館)です。実物大に再現された、または実際に使用されていた車両が所狭しと展示してあり、レトロ好きな私にとっては大変に興味深く楽しめる場所でした。

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初期の地下鉄

 初期の地下鉄は蒸気機関車が客車を牽引していました。そのため、駅や客車内には煙が充満し、乗り心地は快適とは程遠いものだったといいます。
 当時の料金は、一等から三等にわかれていました。一等車のふかふかのクッションの座席に比べて、主に労働者が使用した三等車の座席はむき出しのままの硬い木でできていたそうです。

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70年代の地下鉄内部

 70年代の客車は現在のものとさほど変わりませんが、吊革がレトロです。この時代は向き合って座る座席が一般的だったようです。現在でもこの座席は一部の路線で使用されていますが、乗降の際にお隣やお向かいさんに「すみません。おります。すみません。」などと言わなくては動くことができないので私は好きはありません。

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Routemaster

 ロンドンといえば二階建バスです。旧式のバス Routemaster(ルートマスター)は、2005年までロンドンの街を走っていました。出入り口にドアがなかったため、バス停ではない場所でも乗降が可能でした。勿論、推奨される行為ではありませんが、自己責任で黙認されていました。バスがびゅんびゅん猛スピードで走っているときに乗ったり降りたりするつわものどもがいましたっけ。

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Routemaster の車内では、車掌さんが料金を回収していました。
 
 多くのロンドン市民に親しまれていたこのルートマスターですが、ヨーロッパの安全基準にそぐわないという理由から全ての路線バスは現在の新しいものに切り替えられました。確かにルートマスターには段差があり、車椅子での乗降ができませんでした。
 惜しまれながら引退したルートマスターは、現在でも観光や結婚式などのイベント用に活躍しています。私はルートマスターが好きで、新旧両方のバスが走っていた頃には、好んで旧式のルートマスターに乗っていました。レトロな内装と降車を知らせるベルの音(紐をひっぱるとチーンと鳴りました。)が好きでした。もう一度、乗ってみたいものです。

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レトロなバスもたくさん展示されています。

 ここロンドン交通博物館の入場料は大人15ポンドと高めですが、チケットは1年間有効です。また行って今度はオムニバスの歴史を探りたいと思います。

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Naughty Sooty

 カーブーツセールに行く前日にキッチンの棚を全開にして中を点検しました。山積みになっているマグカップを目の当たりにして「マグは絶対禁止。」と思いました。女王様はよしとして、プーさんスマーフ邪悪うさぎ、キャラクターものばかりではありませんか。
 それでいて、懲りずに Sooty(スーティー)のマグを購入するとは。このマグに最初に出会ったのは、Kempton(ケンプトン)でした。その時もとても欲しかったのですが、ナーサリーマグにこんな大金をという金額を提示されて泣く泣く諦めました。それと同じものを Chiswick(チズウィック)で見つけたときには、胸の高鳴りを抑えることができませんでした。どうせ高いのだろうとは思いましたが値段を聞いてみました。なんと、ケンプトンの六分の一のお値段でした。

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 アンティークやビンテージ、古物の値段はあってないようなものです。一般的にアンティークマーケットではカーブーツセールよりも値段が高く設定されているようです。同じディーラーさんでも場所によって商品の値段を変えています。カーブーツセールでは、ディーラーさんの商品は一般の方のものよりも値段が高いというイメージがありますが、値段を聞くだけならお金はかかりません。気になるものを見つけたときは、尻込みせずに値段の交渉をしてみましょう。お宝発見となるかもしれません。

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 このマグは、1915年創業の Keele Street Pottery(キール ストリート ポッタリー)の製品です。40年代の後半には幾つかの窯元を買収して全盛期を迎えますが、50年代後半にはその歴史に幕を下ろしています。
 元祖スーティー君は、現在のものとは見た目が随分と違っています。キャラクターは、その時代に合わせて少しずつ雰囲気を変えてゆくものですが、私は古めかしいスーティー君のほうが好きです。最近のキャラクターはどれもマンガっぽくっていけません。

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再びルイスへ

 前回の Lewes(ルイス)観光があまりにも楽しかったので、時間を空けずにもう一度、行ってきました。

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The Fifteenth Century Bookshop

 Anne of Cleves House よりもさらに古めかしい建物は、The Fifteenth Century Bookshop(ザ・フィフティーンス・センチュリー・ブックショップ:15世紀の本屋)という名前の古本屋さんで、観光名所としても有名です。お店の創業は1936年ですが、建物は15世紀に建てられたものだそうです。
 ここルイスもイギリスの中小都市と同様に、お店も公共機関もほとんどが17時には閉まってしまいます。前回は、時間切れでこの古本屋さんを覗くことができませんでした。今回の主な目的は、この古本屋さんでじっくりと古書の香りを楽しむことでした。
 この書店は、アンティークやヴィンテージの児童書が充実していることで有名です。ピーターラビットプースーティールパートなどの知名度の高い本は、様々な年代、形態がそろっていました。特別版などの貴重本もあり、見ているだけでも楽しむことができました。専門が特化されているので目的の古い絵本があるときには、ここを訪れると見つかる可能性が高いのではないかと思いました。
 ルイスには他にもアンティーク古書を扱う古本屋さんが何軒かありました。それぞれお店によって品揃えが微妙に違っており、専門書を探し求めているお客さんと店主とのマニアックな会話に耳を傾けるのは、なんとも乙な経験でした。

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Harveys

 ここルイスには、エールを生産しているビール会社 Harveys の工場があります。ハイストリートには直営店があり、その裏手には工場があります。平日には工場見学ができるそうですが、私たちはお酒には縁がないのでお店も工場も外から眺めるだけにしました。

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ウィンドーディスプレーがとてもかわいい

 地場産業の繁栄はその地域に活力を与えます。ルイスに活気があるのにも頷けます。この工場ではエールだけではなくワインも作られているそうです。イギリスというとビールのイメージが強いのでワインを作っている場所が国内にあると聞いて私は驚きました。

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Bonne Bouche のベルギーチョコレート

 ルイス城の向かい側には、小さな小さなお菓子屋さん Bonne Bouche があります。チョコレートが有名なお店で、ベルギーとイギリスのチョコを売っています。ベルギーのほうが断然おいしそうに見えたのでいくつか購入しました。量り売りで一つからでも売ってくれるそうです。たくさんの種類があり、迷っていると店主のエリザベスさんが売れ筋やお勧めのチョコを教えてくれました。彼女はとても話好きで上品な老婦人です。私はチョコレートにはうるさいほうですが、ここのチョコレートのクリーミーさときたら!今までに食べたどんなチョコにも負けなほどの味わいです。このおいしいチョコのためだけにでもルイスに行く価値はあります。

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女王様、甘すぎます。

Lyons cakes slide 2012 いつも食料品の買出しに行く庶民的なスーパーでレトロで色鮮やかなパッケージのケーキを見つけました。箱の上には Royal Warrant(ロイヤルワラント:王室御用達)の紋章が。「女王様も食べているから大丈夫。」と勝手に納得してチョコといちご味のカップケーキをカゴにほうりこみました。
 家に帰って紅茶とともにいただきましたが、その甘いことといったら甘党の私を涙ぐませるほどでした。それもそのはず、チョコレートだと信じて購入したこのケーキ、チョコレート色をしたアイシングがスポンジの上に鎮座していたのですから。女王様、いくらなんでも甘すぎますよ。
 ケーキのお味はともかくとして、このパッケージが気になります。私が購入したのは、Lyons(ライオンズ)という老舗のお菓子メーカーの製品です。ライオンズの歴史は、1894年に開店したチェーンのティーショップから始まりました。しかしながら現在は、ケーキとビスケット部門とに分割され、製品は買収した別々の会社により製造されています。二社が各々のパッケージで製品を販売していましたが、2012年からはそれが統一されました。
 その新しいパッケージが私の手にしたカップケーキの箱だったというわけです。イラストは、創業当時のティーショップのウエイトレスさんの制服をモチーフにしているのだとか。なるほど、きりりと上品な箱のおかげで中のお菓子もおいしそうに思われます。パッケージを一新してイメージチェンジを図った効果はてき面でした。
 しかし、しかし、しかーし、僭越ながら女王様、このケーキ、とてもまずいです。

参考文献:The Branding Source

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tins

 缶が増えてきました。缶の良いところは、割れないこと、大きなものに小さなものを収納できるところでしょうか。新品で購入したものは勿論、古くても状態が良いものにはビスケットなどのお菓子を入れています。以前は箱やパッケージのまま保存していましたが、女王様を我が家にお迎えしてからは、お菓子類は缶に入れるという習慣が定着しました。

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 食料品をストックしてある棚の中もスッキリで、パスタや小麦粉、お米などを入れるキャニスターも欲しくなります。しかし、このビスケット缶にも一つだけ困ったところがあります。パッケージのままビスケットを保存していたときは、お菓子の減り具合が高さで一目瞭然でした。それが食べ過ぎ防止に役に立っていましたが、缶に移すとどのくらい食べたのかがわからなくなってしまいました。さっき封を開けたばかりだというのに、ビスケットが半分以上なくなってしまったなどということにも。
 「きちんとお皿に並べてから食べなさい。缶に手を突っ込んで直接食べるなんて下品ですよ。」という母の声が聞こえてきそうです。

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