2013-10

おりんごいかが

 イギリス人、そしてヨーロピアンはりんごを丸かじりします。彼らは四つ切にしたりんごをお皿に盛ってフォークを添えたり、お弁当にうさぎりんごを入れたりなどということは決してしません。フルーツサラダなどに切ったりんごが入っていることはありますが、皮付きが基本です。
 イギリスで市販されているりんごは、日本のものよりも小ぶりでやわらかいものが多いというのがその理由ですが、私はイギリス人がきれいに包丁でりんごの皮をむいている姿は想像できません。

DSC02745_convert_20130520015210.jpg

 かつて同僚であった日本からの駐在員さんが言っていました。彼のお嬢さんは、現地幼稚園に通い始めてからりんごを皮もむかずに丸かじりするようになったのだそうです。同僚と彼の奥さんはものすごく驚いたそうです。
 日本を遠く離れて久しい私は、「私もりんごは丸かじりですよ。ほら、今日のランチ。」とデスクの上の紙袋からりんごとプラムと洋ナシを取り出して見せました。丸ごとのフルーツを三つも見せられた同僚は多少、狼狽気味に「わかりました。Masala さんが果物を丸かじりしている件は、みんなには内緒にしておきます。でも、妻にだけは報告させてください。」と笑っていました。
 私がフルーツをガジガジ食べている姿は、秘密でもなんでもなくお昼時の日常風景なのですが、案外、帰国した同僚もイギリスを懐かしみながら日本の空の下でりんごにかぶりついているかもしれません。

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ

スポンサーサイト

Cécémel

cecemel.jpg チョコレート王国ベルギーで大変おいしゅうお飲み物を発掘いたしました。ブルージュ初日の夕食は、マルクト広場を一望できるレストランでいただきました。立地条件は非常に結構でしたが、肝心のお料理はひどいものでした。お味自体は悪くなかったのですが、注文したムール貝のワイン蒸もフリッターも冷めておりました。暑い日でしたので、シェフが気を使ってお料理を冷ましてくれたなどということでは勿論なく、作り置きの料理を温めなおしもせずにそのまま出してしまったというだけのことでございましょう。そのわりに結構なお値段を払わされました。実際、今回の旅行で訪れたどのレストランよりも高かったのでございます。
 しかしながら、このレストランでの出来事にも一つだけ救いというものがございました。注文したドリンクが誠に美味であったという点でございます。Cécémel という聞いたこともない名称がメニューにあったのでウエイターに確認いたしました。チョコレートドリンクであるということでしたので、迷わず注文いたしました。よく冷えたこの飲み物の喉越しの爽やかだったことといったら、冷めた料理のことを一瞬、忘れさせてくれるほどでございました。
 その日以来、旅行中にレストランやカフェで飲み物を注文するときは必ず Cécémel を注文いたしました。置いていない場所もありましたが、大抵は注文できました。寒い日にはホットでいただきました。個人的にはアイスのほうがおいしいかと存じますが、温めても飲むことができるということを知りました。
 いよいよロンドンへ帰るという日、私は列車に乗り込む前にスーパーマーケットへと走りました。750mlの Cécémel を車内でラッパ飲みしながらブルージュの旅に思いを馳せました。冷めたムール貝のことは水に流し、Cécémel に出会えたことに感謝いたしました。あぁ、Cécémel 美しい旅の思い出。もう一度味わいたい甘く懐かしいチョコレートドリンク。

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ

いざ St Paul's へ

 Borough Market(バラー マーケット)を後にした私たちは、Tate Modern(テート モダン)へと向かいました。ここは現代美術を展示する美術館です。奇怪、奇抜なアートが多いことでも有名です。奇抜といえばこの外観、もともとは発電所であった建物を改装したものです。そびえたつ巨大な煙突は、この美術館のシンボルともなっています。

DSC03341_convert_20130802224132.jpg
Tate Modern

 芸術に疎い私たちは、中の展示はパスしてカフェへと直行しました。ロンドン通のTさんのお勧めです。特にハーブティーがおいしいそうで、ティーバックではなく茶葉がポットに入って出てきます。

DSC03338_convert_20130802224027.jpg
camomile & lemon grass

 ティーポットもかわいらしくて女子なら盛り上がれること間違いなし。カモミールの高い香りが広がって、午後のひと時はまったりと過ぎてゆきます。
 お隣の席に座っていたお上品な老齢のご婦人は、クリームティーを楽しんでいました。スコーンがとてもおいしそうに見えたので、今度、来たときは私も注文してみようと思います。

DSC03345_convert_20130802224439.jpg
Millennium Bridge

 テート モダンを出て、Millennium Bridge(ミレニアム ブリッジ)をわたると、St Paul's Cathedral(セント ポール大聖堂)はもうすぐそこです。

DSC03354_convert_20130802233044.jpg
St Paul's Cathedral

 丸いドームがだんだん大きく見えてきて、いよいよ大聖堂に到着しました。セント ポール、その美しく堂々としたお姿は、いつでも私たちを包み込んでくれているかのようです。

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ

ホテル メトロポール

 ブリュッセルは、EU(欧州連合)の諸機関の本拠地であるため、ビジネス関連での滞在者がとても多い場所です。そのため、ホテルの値段は土日のほうが割安です。春にブリュッセルを訪れたとき、朝食のレストランには、スーツをパリッと着込んだビジネスマンの姿が目立ちました。彼らは慌しく朝食を取っては、足早にレストランを後にしていました。

DSC04062_convert_20130812193328.jpg
Hotel Metropole レセプション

 通常、夏の観光シーズンにはホテルの値段は割高になりますが、ここブリュッセルでは逆に安くなります。今回、私たちが1泊した Hotel Metropole(ホテル メトロポール)は高級ホテルですが、8月のホリデーシーズンには、個人経営のこぢんまりとしたホテルに泊まるより少し高いくらいの値段で宿泊することができます。私たちはキャンセル時の返金不可という条件で数ヶ月前に予約しました。

DSC04005_convert_20130812193209.jpg
ロビー

 このホテルに宿泊したのは、グラン プラスに徒歩10分という立地条件もさることながら、アールデコ様式の建物内部を見学してみたいという理由からでした。このホテルは1895年の創業です。
 ロビーやカフェ、会議室は非常に美しいアールデコ様式で感激しましたが、私たちが泊まった部屋はいたって普通、むしろ70年代風の古めかしい部屋で少しがっかりしました。インターネットの写真で見る限りは、客室の内装も素晴らしかったのですが、もう少し高いお金をださないとそのような部屋には泊まれないようです。

DSC04016_convert_20130812194400.jpg
カフェ

 ビュッフェ形式の朝食は充実していておいしかったですが、私たちが通常、泊まる小ぢんまりとしたホテルに比べて、特に素晴らしいということもありませんでした。スタッフの対応は、丁寧ではありましたが、慇懃無礼と感じられなくもありませんでした。
 私には、手作り感が溢れる小ぢんまりししたホテルで、フレンドリーなスタッフと世間話をするような旅のほうが身の丈にあっているようです。

DSC04001_convert_20130812193527.jpg
天井

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ

リスのおやつ

 秋も深まるとリスたちが忙しそうに木の実を集めはじめます。イギリスにきたばかりの頃、大きな木がある公園の敷地内に栗がたくさん落ちているのを見て驚いたことがありました。しかし、不思議なことにリスが一生懸命に集めている以外は、誰一人として栗を拾っている気配がありませんでした。
 しばらく後に知ったのですが、落ちていたのは栗ではなく Horse-Chestnut(ホースチェストナッツ)の実 Conker(コンカー)でした。この実には人間には毒になる成分が若干、含まれているために食用には適しませんが、静脈瘤や捻挫の治療、ホメオパシーのレメディーに使用されることがあります。世界大戦の折には爆弾を作るための火薬の成分に使われたこともありました。

DSC01825_convert_20100914043649.jpg
食料の調達に忙しい American grey squirrels のリス氏
 人間には有毒なコンカーですが、動物たちは体内で毒素を分解することができます。リスたちはよくコンカーを集めて土に埋めます。以前、家の近所のリスにカメラを向けたところ大慌てで逃げられてしまいましたが、ここ Manor House(マナーハウス)駅付近を縄張りとするリス氏は静止してポーズまでとってくれました。

DSC00888_convert_20100914043922.jpg
ホースチェストナッツの木は春には美しい花を咲かせます。
DSC01370_convert_20100914043347.jpg
夏には実をつける準備をします。
DSC02700_convert_20100928042633.jpg
秋には実を落とします。コンカーの殻斗はイガではありません。
栗は甘くておいしいですがイガに覆われています。教訓めいています。

 イギリスの子どもたち、特に男の子はこのコンカーを使ってゲームをします。ルールはごく簡単です。コンカーに穴を開けて糸を通したもの(一方を結びます。)を用意します。一人が自分のコンカーを定位置に構え、もう一人が自分のコンカーで相手のコンカーを攻撃をします。どちらか一方のコンカーが壊れるまで守備と攻撃を繰り返します。壊れなかったコンカーの持ち主が勝ちです。
 堅そうなコンカーを拾うところから勝負が始まりますが、酢に浸したり、焼いたりしてコンカーを強化する方法もあります。コンカーの大会もあるそうです。

DSC01353_convert_20100914042823.jpg
学名 Aesculus hippocastanum 俗称 Horse-chestnut または Conker tree
 コンカーには、馬のおならを減らす効果があるという俗説があります。しかし、科学的にその根拠は立証されておらず、むしろコンカーには馬にとって有害な物質が含まれています。この迷信が木の俗称ホースチェストナッツの所以です。

参考文献:Wikipedia

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ

ミニヨーロッパ

 ブルージュの旅を終え、ブリュッセルの駅に到着しました。そこには、緊急自動車のサイレンがけたたましく鳴り響いていました。ブルージュではこの音を一度も耳にしなかったことに思いあたりました。平和で美しかったブルージュ。春にはあんなに感激したブリュッセルの街並みが色あせて見えたのは、ブルージュが美しすぎたからなのでしょう。

DSC04128_convert_20130817181907.jpg
アトミウム 

 ぼやいていても仕方がないので、地下鉄に乗ってアトミウムを見に行きました。この巨大なモニュメントは、1958年の万国博覧会のために作られたました。現在は科学館として使用されています。
 相棒の希望でこの場所に来ましたが、私は近代的な建築物にはあまり興味がないので「ふーん。」という感想に終始しました。

DSC04135_convert_20130817182211.jpg
シュノンソー城 at ミニヨーロッパ

 5分で終わってしまったアトミウム見学の後は、近くにあるテーマパーク、ミニヨーロッパを見学しました。EUの本拠地であるブリュッセルに相応しいアトラクションです。加盟国の有名な建物や街並みがミニチュアで再現されています。各国の歴史や地理を紹介した冊子を読みながら見学します。どちらかというと子どもたちが喜びそうな場所ですが、大人でも充分に楽しめます。

DSC04089_convert_20130817182029.jpg
グラン プラス at ミニヨーロッパ

 ここに展示してあるミニチュアの模型ですが、非常に良くできているものとそうでないものとの格差が激しかったです。その差といったら笑えるほどでした。なかには不器用な人がやっとこしらえた安物のプラモデルのようなものもあり、思わず首を傾げてしまいました。この記事に載せている写真は優良模型です。

DSC04137_convert_20130817192115.jpg
ビッグ ベン at ミニヨーロッパ

 私が大絶賛した模型はビッグ ベンです。細かいところまで精巧に作られていて非常に美しく仕上がっていました。そう思えたのは私がイギリス贔屓だからでしょうか。見学者たちを見ていると自国の模型の前に立ち止まって記念撮影をする人が多かったです。皆、「おらが○○が一番。」と囁きあっていたのに違いありません。
 ミニヨーロッパ、どうせ子ども騙しのアトラクションだろうとあまり期待はしていませんでしたが、童心に戻って楽しめる場所でした。

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ

女王様の愛犬

 2013年は、エリザベス二世の戴冠60周年を祝う記念すべき年です。女王様の戴冠式は、1953年6月2日に Westminster Abbey(ウエストミンスター アビー)にて執り行われました。その時、女王様はわずか25歳の若さでした。

DSC03217_convert_20130728234201.jpg DSC03215_convert_20130728225507.jpg

 戴冠60周年を記念して Marks & Spencer(マークスアンドスペンサー)は、前年の Diamond Jubilee(ダイアモンド ジュビリー:即位60周年記念)にひき続き、記念のキッチングッズを発売しました。どれも女王様の愛犬である Pembroke Welsh Corgi(ウェルシュ コーギー ペンブローク)や王冠があしらわれたかわいらしい品々です。
 プレートやエプロン、保存用の缶など様々なグッズがありましたが、特に私の目を惹いたのはコーギーのマグカップでした。コーギーのロイヤルファミリー柄もかわいかったのですが、私は堂々と女王然としたこのマグを選びました。このこ、なかなかの貫禄だと思いませんか。

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

Lady Masala

Author:Lady Masala
移民の街ロンドンへようこそ。
各国文化を織り交ぜつつ、
Lady Masala が厳選したイギリスらしいものをご紹介します。
欧州旅行記と自分の足で集めたヴィンテージ、アンティーク コレクションのお披露目も。
文中の太字をクリックすると関連記事にリンクします。

Travel.jp 「たびねす」

Travel.jp 「たびねす」 にてガイド記事を執筆中

Column Latte

生活情報サイト Column Latte にてコラムを執筆中

ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank"

カテゴリ

イギリス生活あれこれ (47)
年中行事 (10)
博物館めぐり (29)
移民の街ロンドン (21)
ぶらりロンドン (50)
ふらっとイギリス (28)
安くておいしい (74)
お茶のはなし (17)
エコライフ (22)
花鳥風月 (33)
掘出物 (31)
ヴィンテージ (72)
日本とイギリス (8)
書物に親しむ (16)
時には怒り (4)
欧州旅行記 (154)
フランス (25)
イタリア (5)
スペイン (32)
ポルトガル (32)
マルタ共和国 (3)
ドイツ (17)
ベルギー (23)
オーストリア (12)
たびねす (1)
Column Latte (4)

最新記事

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

Copyright

このブログに掲載されている文章・写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ユートラベルノート

Lady MasalaさんのMyノート

フォートラベル

ロンドン 旅行

訪問者数

ブログランキング

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

QRコード

QR