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2013-03

どんどん増える本

 本が増殖中です。部屋のデコレーションとしてはじめたツンドクですが、今では本が棚からあふれ出し、ツンドクが収納の一部になりました。
 私は私でレトロなヴィンテージ絵本を見つけてはつれ帰り、相棒は相棒で通勤のお伴にアンティーク本を掘り出しては持ち帰ってきます。今では、やむにやまれず本を積み上げています。

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 ディケンズは人気作家だっただけあり、彼の著書は、古本屋ではもちろんのこと、カーブーツセールチャリティーショップでも手ごろな値段で手に入れることができます。私は、気の遠くなるほど細かい文字で書かれている分厚い本など読む気はしませんが、眺めては楽しんでいます。古書って素敵です。

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 「アラビアンナイト」は Lewes(ルイス)のチャリティーで購入しました。3冊で1ポンドの中途半端に古いペーパーバックの山にまぎれていました。いくらルイスがアンティークの街だとといっても、それは安すぎでしょう。とほくほく顔で掘り出した私の手に握られているこの本を見て相棒は、「以心伝心だね。どうして僕の読みたい本がわかったの。」といたく感動しておりました。私は彼の心を読んだのではなく、装丁の美しいアンティーク本を見つけて喜んでいただけなのですが。
 こんな調子でどんどん本が増えていきます。大きな本棚が置ける大きな家に住みたいです。

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売るほどあるというのに

 私は焼き物が好きで、食器などを集めています。しかしながら、食事にはいつも MUJI(ムジ:無印良品は、海外ではムジという店名で親しまれています。)のどんぶりを使っています。パスタのときも、丼のときも、麺のときもいつも同じ器に盛ります。
 考えてみると、パスタをどんぶりに盛るのは奇妙です。実家でも日本で一人暮らしをしていたときも、パスタはお皿で食べていました。確かに、イタリアンレストランにどんぶりなどありませんよね。

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 私は貧乏学生としてロンドンに来ました。当時は、なにもかもが間に合わせで、少しくらいちぐはぐでもそんなことを気に留めている余裕もありませんでした。フラットをシェアしていたとき、フラットメイトの持ち物であったこのどんぶりを使わせてもらっていました。彼が帰国するときに譲り受けましたが、それ以来このどんぶりは、オールマイティーの食器として私の自炊生活を支えてくれています。何を盛りつけるにもちょうどよい大きさなのです。
 仕事も見つかり、あの頃より少しだけ生活が豊かになりました。食器棚にはお皿が山のように積み重ねられていますが、それでもなお、「今日はパスタ。」と思うとこのどんぶりをひっぱりだして使っています。ほとんど無意識の行動です。たまには、私のコレクションのかわいらしいヴィンテージのお皿でパスタを食べてみたいのですが、それにはもう少し訓練が必要なようです。「おさら、おさら、今日は、おさらを使おうね。」と自己暗示をかけることから始めることにします。 

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ケンジントン宮殿

 Kensington Palace(ケンジントン・パレス)は、1605年に建設され、1689年には王室に売却されて宮殿となりました。1760年に王宮がバッキンガム宮殿に移るまでは、歴代の王の居住地でしたが、現在は王家の親族の住居となっています。

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ケンジントン宮殿外観

 故ダイアナ妃もご成婚の日から亡くなるまでこの宮殿の住人でした。彼女の息子であるウイリアム王子もキャサリン夫人とともにここで暮らしています。

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歴代の住人をかたどったクッションがありました。彼らは一番新しい住人です。

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メアリー2世のステートアパートメント

 宮殿内には、メアリー2世の住居、ジョージ1世と2世に関する展示もありますが、私はヴィクトリア朝を統治していた女王の軌跡をたどることを楽しみにここを訪れました。

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ヴィクトリア女王の像

 ヴィクトリア女王は、この宮殿で生まれ女王に即位するまで住んでいました。生後8ヶ月で父親を亡くした彼女は、教育熱心な母親に育てられました。この宮殿では個室を与えられることはなく、常に母親の監視下に置かれていたといいます。
 即位後はバッキンガム宮殿に居住を移しましたが、女王ゆかりの品々はここケンジントン宮殿に展示されています。

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女王様とご令嬢の喪服

 私が特に目を奪われたのは、女王の喪服でした。最愛の夫アルバート公をわずか42歳の若さで亡くし、彼女はそれからの数年間は、ほとんど公の場に姿を現すことはありませんでした。夫の死から10年以上もの時を経て公務に復帰しましたが、彼女は生涯にわたって喪服を着つづけました。
 40代の若さで未亡人となった女王は、最期のときを迎えるまでの40年余りにわたって喪に服すことをやめませんでした。宮殿内で彼女のダイヤモンドジュビリーの記念映像が放映されていましたが、一人で馬車に揺られる姿はとても孤独で寂しそうに見えました。
 昨年、同じく即位60周年を祝ったエリザベス女王の隣には、90歳を迎えてもまだかくしゃくとしている夫君、エディンバラ公が控えていました。歴史を変えることはできませんが、ヴィクトリア女王のそばにアルバート公がいてくれたらよかったのにと思わずににはいられませんでした。

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ミュージアムショップ

 ミュージアムショップに「ヴィクトリア女王、喪の装い」の一角がありました。イギリス人にはうんざりさせられることも多々ありますが、私は彼らのこのようなウイットが好きです。

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ルイスでの戦利品

 Lewes(ルイス)を訪れた一番の目的は、アンティークショップめぐりでした。気に入ったものが見つかれば予算の許す限りお持ち帰りするつもりでした。手ぶらで帰ってくることなどありえないと勇んで出かけたのですが、ここで最初に購入したものは、ピーターラビットのキャニスター3点セットでした。ルイス城のショップで見つけたまさかの新品。ピーターラビット好きの私としては無視することができない逸品でした。中には紅茶が入っていましたが、大きさも手ごろなので使い勝手がよさそうです。すっかり缶に開眼してしまいました。

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 キャニスターの中には3種類の紅茶が入っていました。イングリッシュブレックファースト、イングリッシュアフタヌーン、アールグレイでしたが、その紅茶のまずいことまずいこと。紅茶が目的で購入したわけではないので文句は言いませんが、あまりのまずさに思わず笑ってしまいました。

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 お次はいよいよアンティークの登場となるでしょうか。連れ帰ったのは、琥珀色の白鳥、飴のようになめらかに輝くガラスの置物です。刻印などは見当たらないので、古いものなのかどうかは定かではありません。
 この白鳥さんを見つけたのはチャリティーショップです。さすがルイスだけあって、チャリティーのレベルも高かったです。しかも安い。最初に入ったチャリティーに、アンティークショップではよく見かける髭剃り用のボウルが破格の値段で置いてあったのには驚きました。
 アンティークショップでは、商品が多すぎて「次のお店にはもっと良いものが待っているかもしれない。」と思っているうちに時間切れになってしまい、何も買うことができませんでした。最初は偵察なのだからと、次の出会いに期待します。ルイス、必ずまた行きます。

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バウムクーヘン

 日本人にはお馴染みのバウムクーヘンのふるさとはドイツです。ミュンヘンに行った際には、お土産に購入しようとデパ地下やお土産屋さんをくまなく探してまわりましたが、なかなか見つかりませんでした。私は、イギリスで一度もバウムクーヘンを見たことがなかったので、是非とも買って帰りたかったのです。
 バウムクーヘンといえば、丸くて真ん中に穴が開いている年輪模様のケーキです。しかしながら、そのようなケーキはどこにもありませんでした。タイヤが幾重にも重なったようなぼってりとした物体がバウムクーヘンだったのです。このタイプのバウムクーヘンは、どこのお店にもおいてあったことでしょうが、自分の思い込みのせいで見つけることができませんでした。思い込みとは恐ろしいものです。
 諦めかけていたバウムクーヘンを見つけ、喜び勇んで購入しました。ロンドンに帰ってから早速、ティータイムにいただきました。日本でよく食べていたバウムクーヘンの味を覚えていた私は、パサパサとした本場ドイツ産に少しがっかりさせられました。日本のお菓子が恋しいです。

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本日の C&S は、Cottage Rose です。

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せっけんシャンプー

 固形せっけん好きの私は、合成シャンプーのストックがなくなって以来、せっけんで髪を洗っています。インターネットで調べてみると、慣れるまではふけが出たり、髪の毛がギシギシしたり、逆にベタベタするとの書込みが多かったですが、私はベタベタに悩まされました。
 最初は、固形のマルセイユせっけんを直接、地肌にこすりつけるようにして洗いました。泡立ちもよく、洗い上がりもスッキリだったのですが、乾いてから髪がベタベタしました。固形せっけんで髪を洗い始めて2週間くらい経過した頃から、髪の毛が見た目にもわかるほどにベタベタになりました。そのベタベタが埃を吸い寄せるのか、ブラシまでもが真っ黒になりました。このベタベタに耐えられずに一度は、せっけんシャンプーを断念しようと思ったほどでした。

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 そんなある日、カーブーツセールで日本人の売り手から日本製の液体せっけんシャンプーを購入しました。ストールでこのシャンプーを見つけたときは、「続けることに意義がある。断念してはいけないよ。」という神様の声を聞いたように思いました。
 大喜びで数年分もあろうかと思えるほどのせっけんシャンプーを抱えて帰ってきました。早速、髪を洗いましたが、結果は今までと全く同じでした。とてもがっかりしましたが、ここでやめてしまうと、せっかく買ってきたせっけんシャンプーが無駄になってしまいます。これで体を洗おうか。でも、固形せっけんも売るほどあるし。などと考えながら再度、インターネットでサーチを入れました。
 石けん百貨のホームページでとても役に立つ動画を見つけました。そこでは、長野県にある理髪店で行われているせっけんシャンプーを使った洗髪法を紹介しています。コツは、2度洗いをしてよく泡だてることと、すすぎのときにシャンプーブラシを使うことです。また、お湯で割ったお酢でリンスをすると髪の毛がさらさらになるとのことです。
 この方法で洗髪するようになってからベタベタが随分と改善されました。とはいっても、合成シャンプーでのツルツルの洗い上がりには劣ります。せっけんが環境にも体にも優しいことを考えると、それくらいは目をつぶることにします。液体せっけんシャンプーがなくなり次第、固形せっけんで洗髪しようと考えています。一つのせっけんで体中洗えるなんてとても素敵なことです。

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