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2013-01

大満足のルイス観光

 Lewes(ルイス)は、ロンドンのビクトリア駅から電車で1時間ほどの場所にある、イギリスらしい石造りの建物が美しい街です。ここは、イギリスでも富裕層が多く住む地域であることでも知られています。そのためか、おしゃれなカフェやショップが多く、街歩きをするだけでも楽しい場所です。

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ルイス城、この石の質感がとてもイギリスらしい。

 ルイス観光のハイライトはここルイス城です。この城は、1066年頃に建設が開始され、完成までにおよそ300年の歳月が費やされました。14世紀には、この城のシンボルとなっている Barbican Gate(バービカン・ゲート)が完成しました。

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高台から望むルイスの街並

 残念ながら大部分の建物は残されていませんが、城跡をたどりつつ高台に登るとルイスの街並が一望できます。また、隣接する Barbican House Museum(バービカン・ハウス・ミュージアム)では、ルイスの歴史に関する展示とスライドを見学することができます。
 
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Anne of Cleves House

 Anne of Cleves House(アン・オブ・クレーヴズ・ハウス)は、ヘンリー8世の4番目の妻である同名の妃の屋敷です。ヘンリーとアンは結婚当初から折り合いが悪く、わずか半年ほどで離婚しました。(ヘンリー閣下、あなたは相当に短気ですね。)アンはその代償としてこのこの屋敷を手に入れました。離婚後もアンは、王族の権利を失わずにすんだため、金銭的な不自由をすることもなく、恵まれた生活を送ることができたといいます。

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見ごたえのある重厚な家具

 現在は、その屋敷が博物館として開放されています。館内にはテューダー朝の上流階級の家庭の様子が再現されているほか、ルイスの歴史に関する資料や展示物もあります。
 この屋敷は、中世に建てられたテューダー様式の建物です。この建築様式は、Liberty(リバティ)百貨店をはじめ、現在でも一般の住宅にも見ることができますが、そのほとんどは、近年になってから建築されたものです。

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Southover Grange Garden

 街歩きの途中に小ぢんまりとした庭園を見つけました。私たちが訪れたときは花の時期はとうに終わっていましたが、夏には美しい花々が咲いていることでしょう。
 ルイス、上品な街です。

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喫茶去

 イギリスに来てから数々の激甘お菓子とお知り合いになりました。Tea Cake(ティーケーキ)や McVitie's Digestive Biscuit(マクビティ ダイジェスティブビスケット)には毎日のようにお世話になっています。魅惑の Galaxy(ギャラクシー)もやめられません。
 しかし、上には上があるものです。トルコ屋さんの店先で、もっともっと甘いお菓子、バクラヴァをみつけました。バクラヴァは、胡桃やピスタチオなどのナッツをペーストリーにはさんで焼いたお菓子で、焼きあがったところに甘い甘いシロップをたっぷりとかけます。
 バクラヴァは、中近東のお菓子というイメージが強いですが、ギリシャや東欧でも広く食されています。国や地域によってナッツの種類や生地の厚み、シロップの量などが微妙に違うそうです。

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 アラブ系の人たちは、激甘バクラヴァのお供に、これまた砂糖たっぷりの甘いお茶を飲みます。私も一度、試したことがありますが、さすがに胸焼けがしたので以来、お茶には砂糖を入れないことにしました。バクラヴァには、ハニーの香りがついたレッドブッシュティー(ルイボスティー)、または濃い目に入れた緑茶が合います。
 様々なバクラヴァを試食してみましたが、私はレバノンのものが好きです。さっくりとしたペーストリーの歯ざわりと、中からジュっとしみでるシロップの甘さがたまりません。ローズウォーターで香りづけがしてあるものは絶品です。あぁ、毎日でも食べたいです。

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心をゆさぶる

 ロンドンに雪が降りました。天気予報によるとかなりの積雪が見込まれるということでしたので、職場は午前中で営業を終えました。家に帰ってゆっくりと本でも読んでいようかと思いましたが、窓の外で降り続く雪を見ているうちに外に出てみたくなりました。通りをふらつきながら今の時間ならチャリティーショップが開いているということに気がつきました。ハイストリートは閑散としていました。雪のせいなのか平日の午後の通常の状態なのかは定かではありませんでしたが、どのお店も人が少なく、店員さんもやる気がなさそうでした。
 数軒目のチャリティーで JAJ Pyrex(JAJ パイレックス)のシンデレラシェイプのボウルを見つけました。このボウルには3つのサイズがありますが、中と小のセットでした。無地のレモン色と赤のセットで、私は色つきのパイレックスをはじめて見ました。珍しいのでしげしげと観察しました。状態はきわめて良好でした。値段も状態も色も申し分がないのに、このボウルのセットはなぜだか私の心に訴えかけてはきませんでした。心をふるわせないのです。
 次に入ったチャリティーでは、Arcopal(アルコパル)のデミタスカップを見つけました。色違いの4つセットでした。私はこれと同じパターンのスープボウルを持っています。お値段もコンディションも申し分なく、しかも私の大好きな花柄なのに、このカップもなぜだか私の心に迫ってきません。
 最近のチャリティーショップでは、良いものを見つけるだけでも一苦労ですが、この日は掘り出し物が二つも見つかりました。それなのに欲しいという気持ちにならなかったのはなぜしょうか。雪に気をとられていたせいなのでしょうか。心をふるわせ、ゆさぶられるような出会いはなかなかないものです。

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バターディッシュ再び

 私は花柄の焼き物に目がありませんが、最近では動物のモチーフにもめっきり弱くなりました。カーブーツセールでリスさんのバターディッシュを見つけたとき、一目ぼれをしてとっさにお金を払っていました。落ち着いて考えていれば、私はバターをほとんど使わないこと、また、いつかもバターディッシュを購入して使い道もなく放置してあることに行き当たったことでしょう。
 本当は必要ないものであるとはわかっていても、アカリスさんが忙しそうに木の実を探している姿に撃沈しました。バターは入れずにキッチンに飾りとしてディスプレーしています。狭いキッチンが余計狭くなりましたが、リスさんのかわいさに免じて目をつぶることにしました。

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Royal Victoria Pottery Wade

 Wade(ウェイド)は1867年にウェイド一族によって創業された窯元です。ウェイドと言えば、1950年代に製造が開始された Whimsies(ウィムジーズ)という小ぶりな動物のオーナメントで特に有名です。これは、発売当初からコレクタブルなアイテムでしたが、現在でも根強い人気があります。
 ウィムジーズの他にもウェイドは、手頃な値段のオーナメントを数多く生産しました。人気アニメやディズニー映画のキャラクター製品のライセンス販売も行っており、ポケモンのノベルティーなども生産していました。
 私の購入したリスさんのバターディッシュには、Royal Victoria Pottery Wade(ロイヤル ヴィクトリア ポッタリー ウェイド)の刻印があり、恐らく80年代の製品かと思われます。

参考文献:Wikipedia

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コスメ対決 英 vs 仏

 私の肌は特に敏感というわけではありませんが、時々、香料にかぶれてかゆくなることがあります。そのような理由から香りの強いせっけんや化粧品は使わないようにしています。
 以前、フランス製のとても良い香りのするせっけんを使ったところ肌に湿疹が出てしまいした。私はその強い香りに惹かれてせっけんを購入したのでとてもショックでした。たまたまめぐりあわせが悪かっただけなのですが、以来、私のなかでは、フランス製コスメ一般=香りが強い=私の肌には合わない。という構図が出来上がってしまいました。
 これは私の独断と偏見ですが、フランス自然派スキンケアの代表格は、L'OCCITANE(ロクシタン)です。そして、イギリス代表は、私も愛用する Neal's Yard Remedies(ニールズヤード レメディーズ)です。フランス製品は私の肌に合わないかもしれないという懸念から、自然派愛好家の私ですがロクシタンは避けて通っていました。

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L'OCCITANE Shea Butter Orange Honey
 
 クリスマスプレゼントに同僚からロクシタンのシアバターをいただきました。フタをあけるとほんのりとオレンジとハニーの香りがただよいます。思ったよりも強い香りではありません。顔、唇、髪、体と、全身に使うことができます。濃厚なので私は夜だけ使っています。30mlの缶入りでとても小さいものですが、1年以上たってもまだなくなりません。食わず嫌いをしていた私ですが、ロクシタンのシアバターは、私の肌に合っているようです。
 英国代表、ニールズヤードの基礎化粧品は私が太鼓判をおして推薦します。フランス代表のロクシタンも負けず劣らず高品質です。本日の勝負は、引き分けとしましょう。

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寒い日のあったかスープ

 冬の寒い日は、冷えた身体が温かいものを欲しがります。そんな寒い日を私は「スープの日」と名づけて、たっぷりの野菜を使って温かいスープを作ります。私が作る冬のスープには必ず Swede(スゥイード)が入ります。スゥイードはカブによく似た根菜ですが、カブとは別種として扱われます。原産地はスウェーデンで、北欧からロシアにかけて栽培されていました。18世紀にイギリスに伝わって以来、イギリス人、特にスコットランド地方の人々の間では食卓には欠かせない食材として重宝されています。
 現在でもスゥイードは冬の風物詩としてイギリス各地のスーパー八百屋さんの店頭に並びますが、他の欧州諸国ではあまり人気がないようです。第一次世界大戦の食糧難の折に非常食として用いられていたために負のイメージが定着しているのが原因のようです。日本には明治初期に、アメリカでの呼称 Rutabaga(ルタバガ)として伝わりましたが、従来のカブよりも味が劣ることからあまり普及しませんでした。
 イギリスのスーパーではスゥイードは、人参、玉ねぎ、ジャガイモとセットになってシチューの材料として売られています。そのことからもわかるように、煮込み料理やスープに適した食材です。私もスゥイードを使って色々なスープを作ってみましたが、お味噌との相性が良いように思います。キャベツやマッシュルーム、玉ねぎと共にこしらえた具沢山のお味噌汁は、寒い冬の日に冷えた身体を温めてくれます。韓国の唐辛子味噌コチュジャンを加えるとピリ辛で一層、効果的です。スゥイードはお醤油との相性も抜群です。チキンスープやコンソメスープに加えてもおいしいです。しかしながら、トマトスープやクリームシチューにはあまり合わないような気がしました。

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大きいほうが Swede(スゥイード)で小さいほうが Turnip(ターニップ)です。
 スゥイードは冬になるとスーパーの店頭に並びます。近所のスーパーでは一つ£0.50(£1.00≠¥120)と大変、庶民的な値段で手に入れることができます。スゥイードはターニップ(カブ)よりも硬くて煮崩れしにくいので煮込み料理に適しています。ターニップは日本のカブよりも多少、大きいように感じますが、味や食感は殆ど同じです。和食を作る際には重宝する食材です。

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スゥイードの切り口 黄色っぽい色をしています。

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本日のお皿 Midwinter(ミッドウインター)の SUNFLOWER(サンフラワー)
 デザイナーは David Long(デービット・ロング)と記されています。パターンとデザイナーのことを調べてみましたが、詳しいことはわからずじまいでした。

参考文献:Wikipedia

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木曜日の Old Spitalfields Market

 木曜日の Old Spitalfields Market(オールド スピタルフィールド マーケット)はアンティークマーケットです。以前からずっと行きたいと思っていましたが、平日なのでなかなかそのチャンスがありませんでした。休暇中にやっと行くことができました。

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 私の好きそうなものがどのストールにも所狭しと並んでいました。見ているだけでわくわくしました。商品は、カーブーツセールのように回収してきてそのまま、土がついていたりということはなく、ディーラーさんが磨いたり、洗ったりと手を加えてあるものがほとんどでした。さぞお高いのだろうと、恐る恐る値段を尋ねてみると、想像していたよりもずっと安くてびっくりしました。カーブーツとショップの中間くらいの値段でした。

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 50年代のものと思われる女王様フィリップ殿下のペンケースを見つけました。お値段もカーブーツなみだったのでお持ち帰りをするかどうかとても迷いました。しかしながら、殿下のお顔の部分がハゲハゲだったので今回は購入を見送りました。女王様はご無事だったのですが。女王様の写真をあしらったグッズをいつか手に入れたいです。

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 このオールド スピタルフィールド マーケットは、常設のアーケードマーケットです。デザイナーさんが製作した一点物の服やアクセサリー、小物や食べ物のストールもあり、散策するだけでも楽しいところです。常設のストールのほかに、木曜日はアンティーク、金曜日はファッションのストールが加わります。
 さて、このマーケットはなぜ「オールド」なのでしょうか。1940年代にはこの場所は青果市場でした。会場が手狭になったため青果市場は移転し、1991年からその跡地で現在のようなアーケードマーケットが開催されるようになりました。
 このマーケットのことを私たちは通常、「スピタルフィールド」と言っていますが、厳密に言えば、オールドをつけないと現在でも運営されている青果市場のことをさします。タクシーに乗って「スピタルフィールド マーケットまで。」と言ったら東のはてにある青果市場まで連れて行かれるかもしれませんよ。

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