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2011-05

ヴィンテージ風、ホウロウカップ

 先日チャリティーショップでヴィンテージ風のホウロウのカップを購入しました。このカップは最近、作られたものですが、古めかしくみせるために50年代風のシールが貼られていました。
 こうしたホウロウのカップはどこにでもあるものですが、このカップにはフタが付いていました。私はこのフタがとても気に入りました。フタを開けると中にはバニラの香りがするロウソクが入っていました。支払いをするときにスタッフのおばさんが、「あら、かわいいロウソク立てね。いい香り。」と言っていましたが、私の頭の中ではロウソクとシールを取除く計画が着々と進んでいました。
 家に帰り早速、作業に取り掛かりました。ロウソクは簡単に取出すことができましたが、問題はカップの側面ににべったりと貼りついていたシールでした。以下は、シール剥がし大作戦の様子です。

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ヴィンテージ風、ホウロウカップ
 フタがついているので、キャニスターとして使うことができます。私はモン・サン・ミッシェルで購入したノルマンディー名物、塩バターキャラメルを入れました。

1.ぬるま湯につける。
 まずは古典的な方法方試しました。二日間つけておきました。表面の紙は取れましたが、カップにこびりついたべたべたは取れる気配がありませんでした。
2.ハンドクリームをぬる
 インターネットでサーチを入れると、いろいろな方法が出てきました。ハンドクリームを使う方法は以前、伊東家の食卓で紹介されたそうです。家にはハンドクリームがなかったので、代わりに Aqueous Cream BP(アクエアス クリーム)をぬって2時間ほど放置しました。あまり効果はありませんでした。
3.消しゴムでこする
 ピンクの消しゴムを使ったところ一面がピンクになってしまって大変あせりました。
4.ライター用オイルを使う
 ライター用オイルは家になかったのでサラダ油で代用しました。オイルを塗って手でこすると、消しゴムのピンクとシールのべたべたが取れてきました。
5.食器洗い洗剤を使う
 洗剤を表面に塗って1時間くらい放置しました。その後、ゴムベラでこするとべたべたが取れてきました。仕上げにスポンジでこするとべたべたがほとんど気にならなくなりました。
 3.4.5の組合せを何度か繰返した末にやっとカップについたべたべたが目立たなくなりました。一件落着です。この情熱をもっと他のところに傾けると私ももっと出世するのかもしれません。

参考文献:極!ひとり暮らし

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Isabella Plantation

 Richmond Park(リッチモンド・パーク)内に Isabella Plantation(イザベラ・プランテーション)という庭園があります。ここでは四季を通じて植物が織り成す違った美しい姿を楽しむことができます。
 イザベラというのは女性の名前ですが、この庭園の名称である Isabella は恐らく、15世紀頃に使われていた灰色がかった黄色い土壌を表す俗語、Isabel に由来するという説が有力です。

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満開のツツジ
 この庭園には100種類以上のツツジが植樹されています。その規模は国内でも有数で、春に訪れた人々の目を楽しませてくれます。夏にはアヤメやユリの花が咲き乱れ、秋には紅葉を楽しむことができます。冬に咲くヒースの花は寒い季節の庭を慰めてくれます。

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水辺に映える花々
 この庭園では化学肥料を一切使用していません。そのため、キツツキやフクロウをはじめとする野鳥がこの庭園内、または広大なリッチモンド・パーク内に生息しています。

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小路を行く
 庭園の奥へ奥へと進むと、人通りもまばらな小道にゆきあたります。その一角には豪華ではないけれども可憐な花々がひっそりと咲いています。ブルーベルの花は青い絨毯のようです。

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咲き乱れる春の花々
 天国に迷い込んでしまったのかと見紛うばかりの美しさです。夏にも秋にも、そして冬にも訪れたい庭園です。

参考文献:The Royal Parks 公式ホームページ

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サン・シュルピス教会

2011年3月24日 パリ教会めぐりⅢ
 パリ市民の憩いの場所であるリュクサンブール公園をつきぬけて数分、歩くと大きな教会が見えてきます。近年、映画「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台となった St. Sulpice(サン・シュルピス教会)です。

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リュクサンブール公園
 リュクサンブール公園は、もともとリュクサンブール宮殿の庭として造られました。アンリ4世の妻であったマリー・ド・メディシスが王の没後に居住した場所がリュクサンブール宮殿で、現在、建物はフランス元老院として使用されています。

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サン・シュルピス教会外観
 サン・シュルピス教会はパリのノートルダム大聖堂と同等の規模を誇るネオ・クラシック様式の教会です。6世紀にこの場所にサン・ジェルマン・デ・プレ教会の教区教会が建てられたのがサン・シュルピス教会の基礎になりました。現在の教会堂が完成したのは18世紀ですが、完成前後に火災や落雷の被害に遭い、何度も修復を繰り返しました。写真をよく見ると二つの塔が左右対称ではないことに気づきます。右側の塔は未完成のまま残されています。
 この教会は、ブリュメールのクーデターが起る3日前に、ナポレオン・ボナパルトが祝宴を行ったことでも有名です。教会内部にはドラクロワが描いたフレスコ画「ヤコブと天使の戦い」が掲げられています。

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四人の枢機卿の噴水
 大きな噴水がある教会前の広場では若者たちがサッカーに興じていました。手前の少年が突然、何かを叫びながらコンクリートに倒れこみました。どうやら足を攣ってしまったようです。仲間がやってきて彼の足を引張って延ばしてあげていました。しばらくするとよくなったようでした。勿論、噴水を写すつもりで写真を撮りました。偶然にも痛い姿を捉えてしまいました。

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ガレージセール

 住宅街を歩いていたらガレージセールを見つけました。週末に外出すると、マーケットカーブーツセール、Garage Sale(ガレージセール)などに遭遇する確立が高いのでわくわくします。
 ガレージセールは個人宅の前庭に不用品を並べてご近所さんや通りがかりの人々を相手に商売をします。カーブーツセールやジャンブルセールと見た目にはなんら変わりはありませんが、ガレージセールは自宅の敷地を開放するので出店料がかかりません。その反面、事前に街路樹などにチラシを貼ったり、ネットや近所の商店に広告を出すことは可能ですが、知名度の高いカーブーツセールに参加するのに比べると多くの集客は望めません。
 このガレージセールで私は花器を手に入れました。この花器は出店者の方が Kempton Park(ケンプトンパーク)で毎月、第2火曜日と最終週の火曜日に開催される Sunbury Antiques Market(サンバリー・アンティーク・マーケット)で購入されたものだそうです。ケンプトンはロンドン郊外にある競馬で有名な街で、競馬のコースにマーケットが並ぶそうです。私も常々、行ってみたいとは思っているのですが、平日に開催されるのでなかなか行くことができずにいます。

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戦利品の花器
 真ん中に入っているのはフラワーフロッグ(剣山)です。フラワーアレンジメントをされている方にはお馴染みかもしれませんが、私はこのタイプの剣山を見たのは初めてだったので、最初はこの花器を香炉だと思いました。
 このフラワーフロッグはイギリス製ですが、花器自体には何の印もないので、どのようなものかは不明です。私にはお花を活ける才能がないので置物として飾っています。キャンドル立てとして使ってもかわいいかもしれません。また、お香やポプリの入れ物としても使えそうです。

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サン・ジェルマン・デ・プレ教会

2011年3月24日 パリ教会めぐり
 St. Germain des Pres(サン・ジェルマン・デ・プレ教会)はパリ最古のロマネスク様式の教会です。デカルトの墓所としても知られています。

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サン・ジェルマン・デ・プレ教会外観
 サン・ジェルマン・デ・プレ教会の起源は6世紀に遡ります。スペインとの戦争で殉教したサン・ヴァンサンの遺物を納めるために建立されました。8世紀にはベネディクト修道院として最盛期を迎えましたが、9世紀にはノルマン人の侵略を受けて建物に大きな損傷を受けました。その後、修復、拡張工事が行われましたが、フランス革命によって再び建物の大部分が消失しました。1821年より修復工事が行われて現在の姿をとどめています。

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サン・ジェルマン・デ・プレ教会内部
 教会の外観はロマネスク様式ですが、内部はゴシック様式です。前述したようにサン・ジェルマン・デ・プレ教会は修復と拡張工事を繰り返したために、工事の時代によって構造様式が異なります。

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未完成の聖母子像
 写真の彫刻は1999年に発掘されました。恐らくこの聖母子像は教会堂の入り口付近に安置される予定でしたが、何かの事情で未完成のままに終わったと推測されます。彫刻の様式から7世紀中葉ものとの見方が有力です。この彫刻は壁の基礎として長い間、日の目を見ることなく埋もれていました。

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聖人の像
 教会には石像が多いなか、木のぬくもりを感じさせる聖人さんを見つけました。どなたかは存じませんが、安らかなお顔に癒されます。

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Richmond Park

 暖かい季節には公園で日光浴をするのもひとつの休日の過ごし方です。今回は、ロンドンの Royal Parks(ロイヤル・パーク:王立公園)のなかでは最大の規模を誇る Richmond Park(リッチモンド・パーク)をご紹介します。
 この公園は、およそ2,360エーカー(9.55km2)の広大な敷地を有し、大部分が草木が生い茂る自然のオープンスペースです。人々はジョギングで汗を流したり、犬を散歩させたり、ピクニックや日光浴を楽しむなど、思い思いの方法で公園を満喫します。また、リッチモンド・パークは野生のシカをはじめ、野鳥やクワガタムシなどの生息地として自然保護区域に指定されています。

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見渡す限りの平原
 現在、公園となっている土地は13世紀にはすでに皇族によって所有されてていました。1625年にチャールズ1世はロンドン市内で蔓延する黒死病(ペスト)から逃れるためにこの土地に宮殿を建てました。残念ながら宮殿の建物は残されていませんがチャールズ1世の時代に、狩のために放たれたシカの末裔が野生化して公園内に生息しています。

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Red Deer(レッド・ディア:アカシカ)
 公園内には約300頭の Red Deer(レッド・ディア:アカシカ)と350頭の Fallow Deer(ファロウ・ディア:ダマジカ)が生息しています。

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シカ横断、注意!
 公園に面している道路ではシカが横断するため、自動車の時速は20キロに制限されています。これと同じような標識を北海道の山奥でも見かけます。

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そこのけそこのけ、シカさんが通る
 シカは群れで行動するため、一頭のシカが道路を横断すると次々とやってきます。全てのシカが通り過ぎるまでドライバーは車をとめて待たなくてはなりません。見ていると、道路の真ん中で立ち往生するシカもいて横断には結構な時間がかかっていました。ドライバーも暢気なもので大半の人が、待っている間に車の中からから写真を撮っていました。

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Fallow Deer(ファロウ・ディア:ダマジカ)
 公園内のシカの多くは Borrelia(ボレリア)という細菌に感染しています。マダニを介して人間に感染するとライム病を発症することもあるそうです。シカに接近するときはダニに刺咬されないように肌の露出の少ない服装を心がけましょう。シカさんたち、かわいい顔をして意外と危険なんですね。

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参考文献:The Royal Parks 公式ホームページWikipedia

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サンテティエンヌ・デュ・モン教会

2011年3月24日 パリ教会めぐりⅠ
 今回のパリ旅行の大きな目的の一つは、前回の旅行で訪れることができなかった「モンテ・クリスト伯」の著者であるアレクサンダー・デュマのお墓を詣でることでした。しかしながら、彼の眠るパンティオンは工事のために見学が許可されていませんでした。とても残念でしたが、予定を急遽、変更しこの日は教会めぐりをすることにしました。

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サンテティエンヌ・デュ・モン教会外観
 St. Etienne du Mont(サンテティエンヌ・デュ・モン教会)はパンティオンの裏側に建っています。この辺りは聖ジュヌヴィエーヴ(パリの守護聖女)の丘と呼ばれる場所で、かつては彼女に捧げられた修道院がありました。13世紀にはもともとあった聖ジュヌヴィエーヴ教会に加えて、聖エティエンヌに捧げる教会が建てられました。その後、増改築が繰り返され現在の形になったのは17世紀のことでした。この教会には聖ジュヌヴィエーヴのお墓が納められている他、パスカルやラシーヌも眠っています。

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Jube (ジュベ)
 サンテティエンヌ・デュ・モン教会の内部はゴシック様式で、内陣(神体を安置してある奥の間)と身廊(教会内部の入り口から内陣までの間)の間にジュベと呼ばれる仕切りがあります。ジュベが現存する教会はパリではサンテティエンヌ・デュ・モン教会だけです。
 教会内部はどこも似通っていることが多いなか、ここサンテティエンヌ・デュ・モン教会はとても特徴的でした。きらびやか過ぎない装飾にも好感が持てました。教会内部は明るく、荘厳すぎず、教会独特の重苦しさが感じられませんでした。何時間でも時を過ごせそうな気持ちのよい教会でした。

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キリストの埋葬

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