2010-05

South Africa Landscape

 South Africa Landscape(サウスアフリカ ランドスケープ)と題したミニ植物園が大英博物館の前庭にお目見えしました。この展示は、The Royal Botanic Gardens, Kew(ロイヤル ボタニックガーデンズ キュー:王立植物園)と大英博物館が共催する特別展です。10月10日までの期間中、南アフリカの風景を再現した植物園を見学することができます。
 私が見学に行った日は、どんよりと曇ったイギリスらしい一日でしたが、南国の植物は焼け付く太陽の下で見たいものです。これらの植物は、今回の特別展のために南アフリカから運ばれてきましたが、期間終了後もここロンドンの地に留まるそうです。寒さに強い植物は公共の場所に定植され、冬を越せない植物は王立植物園の温室に植えられるそうです。

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Aloe dichotoma (quiver tree)
黄色い花は Star of the Veldt(Osteospermum hyoseroides)で南アフリカのヒナギク
植物の和名は調べられませんでした。

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Strelitzia reginae (bird-of-paradise flower:極楽鳥花) お花が鳥の形に見えます。

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Aloe marlothii (mountain aloe)

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Tunnock's の激甘 Tea Cake

 私はどちらかというと物怖じしないタイプの人間で、珍しいものは何でも試してみようと思います。そして、B級度が高ければ高いほど興味がわいてきます。そんな私が警戒して長い間、手を出さなかったお菓子があります。それは、どこのスーパーにも必ず置いてある Tunnock's(タンノック)の Tea Cake(ティーケーキ)です。今でこそ6個入りで £0.91(£1.00≠¥150)と相応の値段ですが、私がイギリスに来た当初は、£0.60くらいと法外に安かったような記憶があります。
 そして、パッケージが大日本帝国の国旗を思わせます。見た目も怪しいし、値段の安さにもそれなりの理由があるのではないかと勝手に決めつけて、長い間、食わず嫌いをしていました。最近、会社の立食パーティーの際にこのティーケーキがあったので、恐る恐る食べてみました。激甘ですが、素朴でいかにもイギリス人が好きそうなお菓子であることが判明しました。タンノックのお菓子は、イギリス人にとって「子供の頃、おばあちゃんの家でよく食べさせてもらったなぁ。」という郷愁の味なのだそうです。

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Tea Cake と Caramel Wafers
 キャラメルウエハースは濃厚でとてもおいしいです。どちらもダークチョコレート版があり、パッケージは青色です。Tunnock's のお菓子は日本にも輸出されているそうですが、私は日本では見たことがありません。

 タンノックは Thomas Tunnock(トマス・タンノック)によって1890年に創業されたお菓子メーカーで、スコットランドの Uddingston(アディングストン)でパン屋としてスタートしました。1950年代にはティーケーキやキャラメルウエハースが一躍有名になり経営を拡大しました。創業以来、家族経営を続けており現在の社長はトマスのお孫さんです。曾孫とそのお婿さんも経営に携わっており、しばらくは、老舗の暖簾を守っていけそうです。

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 右の青い包みの Tea Cake は Marks & Spencer(マークスアンドスペンサー、略して M&S)のものです。M&S のティーケーキは甘さ控え目(それでも日本のお菓子に比べれば激甘です。)で私はこちらのほうが好きです。

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こちらも M&S のティーケーキです。中にはマシュマロらしきものが入っています。

参考文献:Tunnock's 公式ホームページ

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国家と教会 Ⅱ

 前回の国家と教会 Ⅰでは、ヘンリー8世が1534年に「国王至上法」を制定し、カトリック教会からの分離を果たしたところまで書きました。今回はそのつづきです。

 ヘンリー8世の改革は、ローマからの離反を果たしたに過ぎませんでした。ヘンリーの死後、エドワード6世が王位につくと、1549年には「礼拝統一法」が制定され、「礼拝祈祷書」をイギリスにおける唯一の合法的な礼拝様式であると規定しました。しかし、この礼拝祈祷書は、急激な改革による民衆の反発を防ぐために、カトリックの教義をあからさまに否定するものではありませんでした。
 1553年には「四二箇条」が制定されました。この信仰基準は、ルターの「人は信仰のみによって義とされる」という信仰義人説を取り入れるなど、教義面でのプロテスタント体制を確立しました。教会制度に関しては、国王至上主義を掲げています。
 エドワードの死後、ヘンリー8世とキャサリンとの間に生まれた、カトリック信奉者のメアリが王位につきました。メアリは、エドワード治下で制定された宗教に関する法律を全て撤廃しました。また、メアリはスペイン国王フェリペと結婚することで、カトリックの復活と、ヘンリー8世以前の教皇至上主義の復活を望みました。フェリペとの結婚によって外交上の不都合も生じました。当時のヨーロッパでは、フランスとスペインが対立状態にありました。イギリスがスペインと結びつくことは、フランスからの侵略を受ける危機と、スペインの支配下に収まるという二つの危険をはらむものでした。
 当然、国民の激しい反対に遭遇しましたが、メアリは国民の感情を無視し、プロテスタントの迫害に乗り出しました。この迫害の特徴は、犠牲者の多くが一般の庶民や婦人であったことです。メアリ以前は、聖職者や政治家が処刑されることはあっても、一般庶民にその危険が及ぶことはありませんでした。結局、メアリのカトリックへの反動政策は、イギリスをプロテスタントを受容する方向に傾けたに過ぎませんでした。
 メアリの死後、メアリの異母妹であるエリザベス1世が王位につきました。エリザベスは1563年に国教会体制の仕上げとなる「三九箇条」を制定しました。これは、エドワード治世の「四二箇条」を多少、カトリック的に譲歩、改定したものです。「三九箇条」は多くの異なった信仰を持つ者を受け入れようとするために曖昧な形をとっています。ここに、プロテスタント的でもあり、同時にカトリックの要素をも保持するという独自の教義が確立されました。この「三九箇条」は今日でもイギリス国教会の「教義の要綱」となっています。

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天使の壁画

 二回にわたっておつきあいくださいましてありがとうございました。英国国教会成立の歴史は、遠い昔、自身の卒業論文のテーマでもありました。当時は気づきませんでしたが、「曖昧さが万人を受容する」という国教会の体制は、実にイギリス的であると気づきました。

参考文献:自身の卒業論文

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イエスを抱くマリア像

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たわし

 日本人の知り合いから「たわし」をいただきました。日本に住んでいた時にも使ったことがなかったのですが、使ってみると便利なものです。Soda Crystals(ソーダクリスタルズ)をつけてステンレスのお鍋やキッチンシンクを磨くとピカピカになります。
 たわしの原料は椰子の実です。中身は食用に使われ、外側の繊維の部分がたわしになります。環境に優しいですね。たわし君、よく見るとハリネズミみたいでかわいいです。

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キッチンにも馴染んでいます。
写真に写っている食器類は、全てチャリティーショップからきました。

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国家と教会 Ⅰ

 散歩の途中で雰囲気のいい教会を見つけたので中に入って休憩しました。教会内を見回すとマリア像があり、十字架にはイエス様のお姿がありました。この教会はカトリック、または正教会の教会なのだと思いましたが、牧師さんとお話をして、そこは英国国教会の教会堂であることがわかりました。

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英国国教会の教会

 英国国教会はプロテスタントとして扱われていますが、カトリック的な要素が強いのは、ローマ教皇庁との離別のきっかけが、政治的な対立によるもので、教義上の対立ではなかったことに由来します。そのため、儀式などの点でカトリックとの共通点が多いです。国教会自身は、二つの中間に位置するとの認識を持っています。

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祭壇近く 十字架にかかるキリスト

 英国国教会がローマ教皇庁と離別したのは、ヘンリー8世の離婚問題に端を発していることはあまりにも有名ですが、イギリスの宗教改革も大陸のそれと同様に深く政治的要素を含んでいます。
 ヘンリーは1509年、スペイン国王の王女であるキャサリンと結婚しました。キャサリンは急死した兄アーサーの未亡人だったため、この結婚は教皇の特別許可を得て成立しました。1527年に、ヘンリーはこの結婚の解消を教皇に対して求めました。男子出生に恵まれなかったことが理由の一つとして考えられます。キャサリンとの間には、一人娘のメアリがいました。メアリは後に王女として即位しますが、当時は女性が王位を継いだ前例がなかったので、男子後継者が得られないということは、ヘンリーのチューダー朝にとっての危機でした。
 これらの理由とともに、この離婚問題には外交上の問題も関係していました。キャサリンとの結婚は、スペインとの外交関係を結ぶための政略結婚でした。イギリスとスペインは、共にフランスと敵対していたため、両者が手を結ぶのは好ましいことでしたが、ヘンリーが離婚を考え始めた頃には国際情勢にはかなりの変化が生じていました。キャサリンの甥であるカール5世がハプスブルク家の後継者となったため、スペインが強大な権力を握っていました。そのため、イギリスが対抗しなければならないのは、フランスというよりも、ハプスブルク家となりました。キャサリンとの結婚は外交上の意味を失い、離婚に躊躇する理由はなくなりました。
 ヘンリーはルターを批判した書を著して教皇から「信仰の擁護者」との称号を与えられていました。つまり、宗教改革には反対の立場を取っていました。キャサリンとの離婚も教皇の許可を得て平穏に行おうとしましたが、当時の教皇はカール5世の支配下にあり、ヘンリーの申し出に承諾を与えることができませんでした。ヘンリーとカールの間で板ばさみとなった教皇は、キャサリンに修道院入りを勧めましたが、キャサリンが拒否したために、ヘンリーをローマ法廷に召喚しました。そのため、1529年、ヘンリーは、以前から高まりを見せていた国民の教皇に対する反感に訴え、議会を利用して独自に宗教改革議会を開きました。
 ヘンリーは、1534年に「国王至上法」を制定しました。国王はイングランド教会の地上における唯一の首長であると宣言することによって、カトリック教会からの分離を果たしました。
国家と教会 Ⅱ へ つづく

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トルコ屋さんのオリーブ

 オリーブの原産は地中海地方で、およそ7000年前から栽培が始まりました。オリーブは最も文学に用いられた植物の一つで、その記述は、古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」にも残っているほか、聖書やコーランにも登場します。また、オリーブは古くから平和や豊穣、知性のシンボルとして崇められ、上質なオリーブ・オイルは王や神々への捧げ物として用いられました。
 オリーブは、ギリシャやスペイン、イタリアで、北アフリカ諸国やトルコでも広く栽培されています。イギリスでは伝統的にオリーブを食べる食習慣はないようですが、スーパーやデリには必ず売っている身近な食品の一つです。私はこのオリーブのピクルスが大好きです。
 先日、ずっと気になっていたトルコ屋さんのオリーブを買いました。ここのオリーブは、無造作にバケツや素焼きの鉢に入れられています。量り売りなので、欲しいだけ容器に入れてレジに持って行きます。見ていると大体の人は買う前に味見をしています。私も例に倣って少し多目に味見をしてからレジに並びます。
 トルコ風に味付けされたオリーブだけあって、ヨーロッパのものとは一味違います。限りなくアジアに近い味、ザーサイに似た風味があります。このザーサイ味のオリーブは、パスタにもご飯にも合います。お気に入りリストに追加です。

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トルコ屋さんのオリーブ・ザーサイ風味
 赤いオイルに漬け込んでありますが辛くはありません。ラッキョウのような形をした野菜にはタケノコのような歯ごたえがあります。何の野菜かは不明です。写真には写っていませんが、赤や黄色のパプリカも一緒に漬け込んであります。

参考文献:Wikipedia

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レモンバーム

 職場の裏庭でレモンバームを摘みました。もともとはどなたかが植えたのでしょうが、野生化して雑草とほぼ見分けがつきませんでした。葉がレモンのような強い香りを放っていたので、もしかしたらハーブなのかもしれないとハーブ事典をめくっているうちにレモンバームだと気づきました。

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収穫したレモンバームの葉

 古代ギリシャでは、レモンバームは薬として用いられていました。また、ヨーロッパでは古くから、記憶力や思考力を高める学者のハーブとして、不老長寿の秘薬としても重宝されてきました。香りが高いことから、うつ病などの芳香療法にも利用されています。
 このレモンバームの葉ですが、乾燥させてハーブティーにするとおいしいです。乾燥させてから何ヶ月かねかせると更においしいお茶になります。生葉を淹れると少し青臭い味がします。香りも少し弱いような気がします。しかし、その辺は好みがありますので、フレッシュな味を好まれる方もいらっしゃるでしょう。このハーブティーは消化促進やのどの痛みの緩和に効果があります。ローズマリーやミントともよく合います。お風呂に入れてもリラックスできそうです。

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