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2010-02

ポリッジ

 Porridge(ポリッジ)はスコットランドの代表的な朝食メニューです。オートミール(粗引からす麦)を牛乳や水で煮たおかゆのような食べ物で、砂糖や蜂蜜、ジャムなどで甘く味付けをしても、塩味でも食べられます。見た目がいまいちパッとしないことと、味が単調なことでイギリス人の間でも好き嫌いがはっきりとわかれる食べ物の一つです。ポリッジは、受刑者のための食事としても知られています。
 英文学者サミュエル・ジョンソンは、自ら編集した「ジョンソン博士の英語辞典」の「からす麦」の項目に「イングランドでは馬に与えられ、スコットランドでは人を養う」と注釈をつけました。これに対して、サミュエルの知人のジェイムズ・ボズウェルは、「だからスコットランド人はイングランド人より知的にすぐれている。」とやり返したという逸話が残っています。ちなみにサミュエル・ジョンソンは、「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与えうるもの全てがあるから。」との名言を残した人物です。

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調理前のオートミール

 私は塩味のポリッジが好きです。ベーコンやスモークサーモンと一緒に煮てもおいしいです。そのポリッジを和風にアレンジしてみました。いつも貧乏くさいネタを披露しておりますが、今回は超B級グルメをお楽しみください。簡単なわりにはけっこうイケますよ。

1. ポリッジをお茶漬けの素で味付けする。
2. ポリッジを昆布茶または梅茶で味付けする。(牛乳ではなく水で煮ます。念のため。)

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ポリッジ-昆布茶風味-

 記事を書く前に「ポリッジ」のサイトをあれこれと調べてみましたが、甘口のポリッジを紹介したサイトが多かったです。ナツメグやクローブなどのスパイス、レーズンなどのドライフルーツを混ぜ込んだり、出来上がったポリッジに生クリームをかけて食べてもおいしいそうです。味付けに使う砂糖は上白糖よりもブラウンシュガーのほうがよく合うそうです。シンプルな食材だけに、こだわればいろいろとアレンジが楽しめそうです。

参考文献:「英国史のティータイム」森護 著・Wikipedia

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階級社会

 イギリス社会には、いまだに階級制度が根づいています。階級制度は昔ほど厳密ではないと言われていますが、英語の発音によって、職業によって、読んでいる新聞によって、行く店によって、服装によって、その人の属している階級がわかります。労働者階級の人はハロッズで買い物はしません。Oxbridge(オックスブリッジ)の学生の殆どは中流階級以上のご子息です。
 階級とお金の有無は関係ありません。貧乏な上流階級の人もいれば裕福な労働者階級の人もいます。一般的には上流階級の人は労働者階級の人よりも裕福です。階級制度は世襲制度とよく似ているかもしれません。労働者階級に生まれたなら、労働者階級として生きますが、労働者階級出身の医者や弁護士が中流階級として生きていくこともあります。上流階級だから立派で、労働者階級だから劣っているということはありません。大部分の一般庶民は労働者階級で、働きながら真面目に生きています。
 階級間には超えられない壁も存在するようです。例えば、私が二人のイギリス人をパーティーに招いたとします。その二人の属している階級が違えば、彼らは会話を交わすこともなく終わることもしばしばです。
 私のような移民はこの階級制度の蚊帳の外にいます。移民は階級にすら属していない最下層民ということになるらしいです。ただ、移民でもイギリス人と結婚した場合は、配偶者の階級に属することになるそうです。普段なんとなく見聞きはしていても、日本人の私には馴染みがなく、よく理解できない制度です。

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Whitechapel Market

 Whitechapel(ホワイトチャペル)周辺を歩いていると自分がどこにいるのかわからなくなることがあります。

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トーピーを被る男性

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アバヤを纏う女性

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民族衣装を売る店

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店内には若い女性客が目立つ

 マーケットから見える病院の大きな建物を見て自分がロンドンの街角に立っていることを確認します。

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The Royal London Hospital(ロイヤル・ロンドン・ホスピタル)

 移民の多くは、子どもの教育にはほとんど関心がないようです。そのためか、特にバングラデシュ系2世(移民を両親としてイギリスで生まれた子どもたち)は暴れん坊なことで有名です。ナイフや銃を持っていて、本当に危険なのは黒人ですが、彼らバングラ2世はチンピラ的な暴れ方をします。そして、母国のベンガル語と英語が混ざったような実に奇妙な英語を喋ります。

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安い雑貨を売るストール

 私は East London(イーストロンドン)に5年近く住んでいました。危険なことと様々な人種間で繰り広げられる文化摩擦に嫌気がさし、他地域に引越しました。それでもそのラフな活気が懐かしく、時々、訪れる愛着のある街です。

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カプリ島

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フェリーがカプリ島に到着したところ

2008年3月28日
 ナポリから観光用フェリーで「青の洞窟」で有名なカプリ島に行きました。その日は午後から晴れ間が広がりましたが、波が高く洞窟には入ることができませんでした。春先はまだ波が高いことが多く、青の洞窟に入れる可能性は夏場よりもずっと低いそうです。波が高い日でも、ナポリやソレントからのフェリーの第一便が到着する前に、カプリ島、滞在者のために特別に洞窟に入るボートが出るそうです。この情報は旅行後に知りました。知っていればカプリ島に1泊したのですが、残念です。
 洞窟に入ることができなかったのは非常に残念でしたが、悔しがっていても仕方がないので高台にあるカプリ地区を散策しました。遊歩道に沿って長い距離を歩きました。歩いていると展望台に行当り、そこから青く美しい海と形の良い島々を見ることができました。随所に展望台があり、歩いているうちに洞窟も見つけました。随分と長い時間を歩き続けましたが、心地よい海風と絶景が疲れを忘れさせてくれました。今度は夏に訪れて「青の洞窟」に入ってみたいものです。

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カプリ島 展望台からの眺め

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カプリ島 海の青と植物の緑のコントラストが美しい

参考文献:Wikipedia・地球の歩き方イタリア

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ポンペイ遺跡

2008年3月27日
 ポンペイ遺跡を訪れた日は生憎の雨模様でした。
 ポンペイは、79年のヴェスヴィオ火山噴火によって火山灰で地中に埋もれたローマの殖民都市です。18世紀に発掘が開始され、現在は世界遺産に登録されています。

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雨のポンペイ遺跡 ポンペイを訪れた日は生憎の雨だった

 火山噴火以前のポンペイはワインの醸造が盛んな港湾都市で、商業も盛んに行われていました。ワインを運送するための壷が多数、出土されています。都市は計画的に作られており、下水道が完備され、舗装された大通りは碁盤の目状に整備されていました。
 進んだ都市文明を誇ったポンペイは、79年のヴェスヴィオ火山噴火による火山灰によって、一瞬にして地中に埋もれました。火山の噴火により噴出した高温ガスや灰、岩石が雪崩れのように降りかかってきたときの人々の恐怖はいかばかりだったでしょうか。幼い子どもの手を引いて逃げまどう母親、逃げようにも足腰が弱って立つことさえもままならない老人、離れ離れになった家族を探して泣き叫ぶ人、このようなことを想像するだけで恐怖に襲われます。たった一つ願うことは、逃げ遅れた人々の苦しみが一瞬であってほしいということだけです。

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商店ではオリーブオイルなどが売られていたらしい

 ポンペイ遺跡からは当時の生活の様子を偲ばせる品々、食器やコイン、フレスコ画などが出土されました。フレスコ画や壁画は鮮やかな色で彩られており、18世紀に発掘されたときにはまだその色を失っていませんでした。都市を隙間なく埋め尽くした大量の火山灰は乾燥剤の役目を果たし、湿気を吸収して壁画や美術品の劣化を最小限に食い止めました。ポンペイの人々を死に至らしめた火山灰によって、後世の人々に彼らの生活を伝えることになるとは、なんとも皮肉なことです。

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時を越えて美しい色彩を放つ祭壇と壁画

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足元のタイルにも注目 猛犬注意! 
 遺跡のお土産屋さんにはこのモザイクを模したプレートが売っていました。ロンドンでもこのプレートをドアに貼ってあるお家を時々、見かけます。

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街並も当時の様子を偲ばせる

参考文献:Wikipedia・地球の歩き方イタリア

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ナポリを見て死ね

2008年3月26日-29日
 ナポリ旅行の計画をイタリアに住んでいたことがある友人に話したところ、「ナポリはイタリアの他の街とは違って危ないところがあるので、くれぐれも気をつけるように。」とのアドバイスをいただきました。「ナポレターノ」とは、信用できないとか、まがい物という意味があるそうです。しかし、「ナポリを見て死ね」(ナポリの風光を見ずに死んでしまっては、生きていた甲斐がないという意味)という名言もあるくらいの美しい街であるとも聞きます。さて、どうなりましたか。

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ナポリ名物細い路地とはためく洗濯物

 泊まったホテルが中心街から少し外れた場所にあったのせいか、周辺にはごみが散乱していました。ナポリは2007年末から深刻なごみ処理問題を抱えていました。ごみ集積場の処理能力が限界に達したことが原因でした。これまでは非合法にマフィアがごみの回収を行ってきましが、マフィアと地元当局との関係が悪化したことも、この問題に拍車をかける結果となりました。少し汚い街だとは思いましたが、ロンドンにもごみが散乱しているような地域もあるので、目をつぶることにしました。さすがに観光地にはごみの跡はありませんでした。

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ナポリ大聖堂
 ナポリ大聖堂は、14世紀初期に完成したナポリの守護聖人、聖ジェナーロに捧げられた教会です。礼拝堂に保存されている聖ジェナーロの血液は、年2回の祝祭日には瓶の中で液状化する奇跡を起こします。伝承によればこの血液が祝祭日に液体化しなかった場合、ナポリに何か悪いことが起きると考えられています。

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サンタルチア湾より臨むナポリの街並

 悲しいかな、100mlの液体機内持ち込みルールのおかげで、帰りの空港でモッツァレラチーズを没収されてしまいました。モッツァレラには規定以上の液体が含まれています。
 カバンをセキュリティーに通した後に「すみません、カバンの中にモッツァレラが入っていませんか。」と係官に呼び止められ、モッツァレラは没収されました。この規則は、化学薬品などを機内に持ち込んで、爆弾などの危険物を作らせないようにするためのものであって、明らかにチーズだと係官がわかっているのなら、取上げる必要はないと思います。しかし、文句を言っても仕方がありません。セキュリティーシステムがきちんと稼動していることがわかったのでよしとしましょう。
 没収されたモッツァレラはスパッカ・ナポリのデリで買いました。そのデリでは、おじさんとおばさんが客引きをしながら観光客をどんどん店に誘い入れるようなお店でした。「モッツァレラをください。」と私が言うと、おじさんが「7ユーロです。」と言うので、私はなんの疑いもなしに7ユーロを支払うと、地元民と思われる客がおじさんに向かって「えっ、なんでそんなに高いの。」というようなことを言っていました。イタリア語なので私の想像ですが、値段の相場を知らなかった私は黙ってお金を払いました。気をよくしたおばさんからメロン酒の試飲をさせてもらいましたが。セキュリティー通過後、免税店で売られていたモッツァレラは2つ入って9ユーロでした。やはりボられたようでした。最初から免税店で買えばよかったです。
 それにしても没収されたモッツァレラチーズはどうなるのでしょうか。「今日は収穫だ。3つも取れた。」(実際、私のが3つ目でした。)と言いながら、後で職員がモッツァレラをつまみに酒盛りでもしてくれればチーズも救われるのですが。

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モッツァレラチーズたっぷり ナポリ名物「ピッツァマルゲリータ」
 ピッツァマルゲリータは、ナポリ発祥のトマトとモッツァレッラ、バジルで作られたシンプルなピザです。緑のバジル、白のモッツァレッラ、トマトソースの赤がイタリア国旗を表しているようで、大そうお気に召したマルゲリータ王妃が自身の名をピザに冠したであるとか、マルゲリータ王妃に捧げるために職人がイタリア国旗を模してこのピザを作ったなどの逸話が残されています。

参考文献:Wikipedia・地球の歩き方イタリア

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サクロモンテの丘

2007年8月12日
 グラナダにはアルハンブラ宮殿の他にも見所があります。サクロモンテの丘には、ロマ族たちが暮らすクエバという洞窟住居があります。ロマ族はジプシーのことですが、ジプシーは差別用語にあたるため、現在ではこの用語は使用されていません。
 しかしながら、ジプシーという響きに流浪の民の悠久のロマンを感じるのは私だけではないはずです。彼らは北インドから流れ着いた民族で、ロマ族の名称は北インドのロマニ系に由来します。彼らの多くは中東欧に居住していますが、スペインをはじめヨーロッパ各国にコミュニティーを作っています。サクロモンテ解説センターでは、クエバ内の様子が見られる他、ロマ族の歴史や生活文化に関する資料が展示してあります。

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サクロモンテの丘

 センター内には12のクエバが展示されており、各クエバには寝室やキッチン、機織部屋など、かつてロマ族の人々が暮らしていた部屋の様子が再現されています。ドールハウスのようにこまごまとした家財道具が飾られたクエバは、一目、見た瞬間から私の目を釘付けにしました。こんなにかわいらし展示なら一日中、見ていても見飽きることはありません。暑さも忘れて一つ一つのクエバを丹念に見学しました。

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クエバ ハーブの部屋
 私、この部屋に住みたいです。家賃はおいくらでしょうか。

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クエバ 厨房の様子

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ハーブガーデン
 サクロモンテ解説センターの庭には、ハーブガーデンがありました。乾いた土に各種のハーブが植えられており、立てかけてある札でハーブの名称と効能を確認することができました。解説センターのスタッフのお兄さんは、歩きながら無造作にハーブをむしりとって、口に入れていました。庭に生えている草が、時には薬になり、お茶になる、そんな素朴な暮らしに憧れます。

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サクロモンテの丘から眺めるアルハンブラ宮殿

参考文献:地球の歩き方スペイン

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