2018-07

夫婦喧嘩は犬も食わない

毎月第一日曜日に開催される Chiswick Car Boot Sale(チズウィック・カーブーツセール)で、私好みのカップ&ソーサーを発見しました。遠目に見てもレトロな黄色いバラがステキです。手に取ってじっくりと見てみたかったのですが、そのストールには子ども用品も置いてあるせいで、お母さんと子どもたちの行列が途切れず、なかなか近づくことができません。

IMG_6221_convert_20180508013750.jpg

ようやく空いてきた頃を見計らってストールに行くと、先ほどまで立っていた女性の姿が見えず、男性が店番をしていました。お目当てのものを手に取って見てみるとコンディションがいまいち。しばらく考えましたが、バラ模様があまりにもかわいらしかったので、値段を聞くことにしました。耳を疑うような値段に「買います」と即答。わりと大きなヒビが入っていますが、この値段なら御の字。

IMG_6233_convert_20180508013853.jpg

そうこうするうちに、女性が戻ってきました。奥さんらしい女性に話しかける旦那さん。「このカップ、値段きかれたから○ポンドって言って売ったけどよかった?」奥さん無言。旦那さんを物凄い形相で睨んでいます。おー、こわいこわい。「お前が、どっか行ってたんだろう。俺は何にも知らないで店番させられてたんだぞ」と、反論を試みる旦那さん。いいんですかー、そんなこと言って、今夜どうなっても知りませんからね。って、奥さん、何も言ってないじゃないですか。まぁ、あの顔は言葉よりも強く彼女の内面を物語っているのは確かなのですけれども。「お返ししましょうか」との声が喉元まで出かかかった時、奥さんが新聞紙で必要以上に丁寧にカップとソーサーを包んでくれました。そして、「サンキュー」と、満面の笑み。血気迫る彼女の姿に、私もありったけの笑顔で答えつつ、一目散に逃げ帰ってきました。奥様、私は無実ですー。値切ってませんからねー。

トラベルジェイピー にてガイド記事を執筆中 です。よろしければそちらもご覧ください。
リスボン「泥棒市」心ときめく蚤の市で宝探し!

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ


スポンサーサイト

The cutest clock I've ever seen.

かねてから目覚まし時計が欲しいと思って探していました。出かけたついでにいろいろな場所をのぞいてみましたが、なかなか気に入ったものが見つかりません。やっと先日これぞ!というものにめぐり会いました。月に一度、第一日曜日に開催される Chiswick Car Boot Sale(チズウィック・カーブーツセール)での出会いです。
目覚まし時計に関しては、ヴィンテージへのこだわりはありませんでした。というよりも、機械なのでできれば新品の方がよいだろうくらいに思って探していましたが、意外なところで見つけられて驚いています。私は、やはりヴィンテージ品に縁があるのでしょうか。

IMG_4513_convert_20171113042451.jpg
Smiths English Clocks Ltd

この時計は、Smiths English Clocks Ltd(スミス・イングリッシュ・クロック・リミテッド)というメーカーで1950年代につくられたもの。ぜんまい式で、目覚まし時計に相応しい黒い鶏が、秒針の代わりにせわしなく首を動かします。その動きに合わせてチックタック・チックタックと懐かしい音がします。ねじを巻いておくのを忘れると、遅刻をしてしまう可能性もあるスリル満点のかわいらしい目覚まし時計です。

トラベルジェイピー にてガイド記事を執筆中 です。よろしければそちらもご覧ください。
ロンドンでアンティーク三昧 掘り出し物が必ず見つかるマーケットめぐり

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ


これは安いだろうと思ったら

 私が毎月楽しみにしている Chiswick Car Boot Sale(チズウィック・カーブーツセール)には、プロのディーラーさんも一般の方もセラーとして参加できます。商品をダンボールごと地べたに置いてあれば、ハウスクリアランス業者のストール、日用品が多ければ一般の方というように、ストールの品物を見るとセラーがどのような人かがわかりますが、目玉商品を一番目立つところにディスプレーするのは、どのストールも同様です。

 テーブルの上、テーブルの下の敷物の上、テーブルの下の箱の中と、品物にはランクがあるようで、多くの場合、値段もそれに比例します。地べたに置いてある箱の中には、欠けていたり、薄汚れていたり、なんだこりゃ?というような物がごちゃごちゃと入れられていることが多く、ほとんどがガラクタですが、そこに掘り出し物が紛れている可能性もあります。

IMG_4939_convert_20180225225034.jpg
JAJ Pyrex June Rose

 ある時、一般の方が出しているストールで、テーブルの下の敷物からもはみ出したような場所に JAJ Pyrex(JAJ パイレックス)のプレートが重ねて置かれているのが見えました。「これは、安いだろうな」と予想して値段を尋ねてみると、セラーは、一瞬何のことを言われているのかわからないような顔をしてテーブルの下を覗き込みました。そして、その存在をやっと思い出したように「パウンド」(1ポンドのこと)と言いました。心の中でガッツポーズをしたのは言うまでもありません。

 手にとってコンディションを確かめてみると、どのプレートにも裏側に茶色い汚れがうっすらと残っていました。耐熱皿についた汚れには注意が必要です。焦げつき汚れだと、洗っても落ちない場合があります。爪でこすってみましたが、なかなかしつこい汚れのようでした。幸い汚れているのは裏側だけ。自分で使う分には問題ないと判断してお金を払おうとすると、セラーはすでに上機嫌で新聞紙を用意して待っていました。そして、丁寧に梱包して、満面の笑みで送り出してくれました。「こんなもの絶対に売れないと思っていたのに、買ってくれる人がいるなんて!」と思っていたに違いありません。

IMG_4944_convert_20180225224932.jpg

 あなたのガラクタ私のお宝。これだからカーブーツセールはやめられません。プレートの裏にこびりついていた汚れは、 SodaCrystals(ソーダクリスタルズ)を溶かしたお湯につけおきして、簡単に落とすことができました。

Travel.jp 「たびねす」 にてガイド記事を執筆中 です。よろしければそちらもご覧ください。
ロンドン郊外ケンプトン「サンバリー・アンティーク・マーケット」で大満足!攻略法を一挙大公開

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ


老紳士の情熱

 ローカルなヴィンテージマーケットに行った日のことです。相棒が、自分が子どもの頃に遊んだことのあるという電車のおもちゃを見ていると、初老の紳士に話しかけられました。彼の従兄弟がコレクターで、一部屋を電車のおもちゃでいっぱいにしたという話をしてくれました。
 彼自身も若い頃は、イギリス中のマーケットやフェアへ出かけるほどのアンティークコレクターだったといいます。ディーラーとも顔見知りになり、アンティークハントが生きがいだったのだとか。それで大儲けしようと思ったことはないけれど、親戚から借金をしてまでアンティークを買いあさったそうです。どうしても欲しかったロイヤルクラウンダービーのディナーセットが売れてしまい、買い主をつきとめて倍の値段を出して買い取ったという話もしてくれました。
 そんな熱意も年とともに薄れ、興味の対象がアンティーク以外のところへ移っていったとき、大枚をはたいて集めたコレクションを手放す決心をしたそうです。しかし、アンティークにも流行があり、買った値段よりも高く売れた物は少なかったといいます。安く売りたくはない、かと言って、手元にあっても仕方がないということで、二束三文で売ってしまった物がほとんどだったそうです。
 家族や親しい友人が気に入ってくれれば譲ることもできたのですが、そうもいかなかったようです。家具や食器などは実用的な物ではありますが、デザインの好みは人によって随分違います。
 若い頃の楽しかった思い出を懐かしそうに語ってくれた老紳士。彼も年を取り、コレクターとしての最後の責任を果たしたいと思っているところなのでしょう。アンティークは古くなればなるほど値打ちが上がるものだと思っていましたが、何にでも流行はあるものです。老紳士の経験を胸に、私もアンティーク・ヴィンテージコレクターの矜持を失わずにいたいものだと思いました。

Travel.jp 「たびねす」 にてガイド記事を執筆中 です。よろしければそちらもご覧ください。
ロンドンでアンティーク三昧 掘り出し物が必ず見つかるマーケットめぐり

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ


 

久々の大ヒット

 ヴィンテージの神さまが降臨した Chiswick(チズウィック)で私が出会ったのは、Midwinter(ミッドウインター)のコーヒーセット。ポットと6組のカップ&ソーサーに、ミルクジャグがついています。パターンは、家宝にしている Spanish Garden(スパニッシュ・ガーデン)をデザインした Jessie Tait(ジェシー・テイト)女史による Alpine Blue(アルペン・ブルー)。

IMG_1626_convert_20170409073758.jpg
実は、前から欲しかった Country Garden だと思い込んで買ってしまいましたが、

 スパニッシュ・ガーデンのものよりもカップが小ぶりで、デミタスカップを一回り大きくしたくらいのサイズ。ソーサーとポットのふたの部分のブルーがとてもきれいで、普段使いというよりも、ディスプレーとして飾っておきたい一品です。
 ポットの裏には、2人のデザイナーの名前が刻まれています。 Jessie Tait と Marquess of Queensberry。パターンをデザインしたテイト女史のことはわかりますが、クイーンズベリー侯爵とは一体、何者なのでしょう。

IMG_1707_convert_20170415023201.jpg
よく見ると(でもよく見ないとわからない)パターンが少し違います。

 なんと、ミッドウインターを代表する‘Fine’ shape(ファイン・シェイプ)をデザインしたのは、スコットランド貴族・第12代クイーンズベリー侯爵。貴族にして焼き物の造形デザイナーで、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの教授をしていたこともあるのだとか。
 ファイン・シェイプといえば、スパニッシュ・ガーデンをはじめ、ミッドウインターの製品では最も一般的な形。スコットランド貴族が、どちらかといえば庶民的な食器をデザインしていたなんて、驚きです。

参考文献:Pottery Histories

Travel.jp 「たびねす」 にてガイド記事を執筆中 です。よろしければそちらもご覧ください。
ロンドン「大英博物館」で垂涎のアンティーク食器と出会う

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ


ヴィンテージの神さま

先日、5ヶ月ぶりにカーブーツセールに出かけました。ヴィンテージ食器が好きなことにはかわりありませんが、家がせまくて物が増えてもディスプレーするスペースがありません。ディスプレーどころか、しまっておく場所さえないのです。
知らず知らずのうちに自分にブレーキをかけていた。それが5ヶ月間も大好きな場所に行かなかった理由なのでしょう。

IMG_1640_convert_20170409073416.jpg
戦利品その1 ルーマニア製のジャグ

気候もよくなってきたので、久々に Chiswick(チズウィック)へ。カラフルな食器を眺めるのはやはりよいものです。それだけでも充分楽しいのに、ほしいと思っていた食器がたくさん見つかりました。
しかも、予想していたよりも高くなかったのです。これって、少しの幸運に味をしめたために、そこから逃れられなくなるという、ビギナーズラックにも似た罠なのでしょうか。

IMG_1699_convert_20170415023139.jpg

ヴィンテージの神降臨。「Masala よ、君はもうこの世界からは抜け出せないのだよ。抗わないで戻っておいで」

Travel.jp 「たびねす」 にてガイド記事を執筆中 です。よろしければそちらもご覧ください。
ロンドン「大英博物館」で垂涎のアンティーク食器と出会う

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ


リス工場のバターケース

 バターなどほとんど使わないというのに、またバターケースを手に入れてしまいました。とはいっても、こちらは購入したのではなく、実家から持ち帰ったもの。双子でしたが、片割れは実家に残って本来の役割を果たしています。

IMG_7101_convert_20160201031933.jpg

 私はプラスチックがあまり好きではありませんが、磁器のようにも、ミルクガラスのようにも見えるこのケースがとても気に入っています。岐阜プラスチック工業という会社の製品で、ここのトレードマークは「リス」。このバターケースの裏にも、うっすらとリスのマークが入っています。この会社は、プラスチック全般を専門に扱っているそうですが、昭和61年には、日用品販売部門が、リス株式会社として独立したそうです。
 
IMG_7104_convert_20160201032007.jpg

 社名から、白衣とマスクをつけたちょっと太目の中年リスたちが、プラスチックの原料を混ぜ合わせている工場に、黄色い帽子をかぶった小リスの集団が見学に来ている場面を想像してしまいした。引率の先生は、銀縁メガネを光らせた、少しおっかなそうなおばさんリス。普段は事務所で働く課長さんも、ニコニコと子どもたちの列に加わっています。課長さんのスーツに光るのは、リスのマークの社章。事務所で電話を取るリスのお姉さんの制服にも、その社章が刺繍されています。
 と、バターケースとは全く関係のない想像(妄想)をして、一人で盛り上がってしまいました。このバターケースもかわいいですが、「リス株式会社」という社名、とってもキュートです。

読んでくださいましてありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。よろしければバナーのクリックをお願いします。

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank""にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ

Travel.jp 「たびねす」 にてガイド記事を執筆中 です。よろしければそちらもご覧ください。
ウィリアム王子が暮らすロンドン「ケンジントン宮殿」ヴィクトリア女王ゆかりの地

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

Lady Masala

Author:Lady Masala
移民の街ロンドンへようこそ。
各国文化を織り交ぜつつ、
Lady Masala が厳選したイギリスらしいものをご紹介します。
欧州旅行記と自分の足で集めたヴィンテージ、アンティーク コレクションのお披露目も。
文中の太字をクリックすると関連記事にリンクします。

トラベルジェイピー

トラベルジェイピー にてガイド記事を執筆中

Column Latte

生活情報サイト Column Latte にてコラムを執筆中

ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ

target="_blank""人気ブログランキングへ""target="_blank"

カテゴリ

イギリス生活あれこれ (62)
年中行事 (11)
博物館めぐり (31)
移民の街ロンドン (22)
ぶらりロンドン (56)
ふらっとイギリス (35)
安くておいしい (84)
お茶のはなし (17)
エコライフ (23)
花鳥風月 (38)
掘出物 (32)
ヴィンテージ (79)
日本とイギリス (8)
書物に親しむ (16)
時には怒り (4)
欧州旅行記 (205)
フランス (25)
イタリア (5)
スペイン (48)
ポルトガル (52)
マルタ共和国 (17)
ドイツ (17)
ベルギー (23)
オーストリア (12)
たびねす (4)
Column Latte (4)

最新記事

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

Copyright

このブログに掲載されている文章・写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ユートラベルノート

Lady MasalaさんのMyノート

フォートラベル

ロンドン 旅行

訪問者数

ブログランキング

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

QRコード

QR