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2019-08

tea cups

最近、私好みのティーカップによく出会います。家が狭いので喜んでばかりもいられませんが、よい物が見つかったときは、置き場所のことなど考えずに連れ帰ることにしています。

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以前、Wimbledon Car Boot Sale(ウインブルドン・カーブーツセール)で Johnson Brothers(ジョンソン・ブラザーズ)の Rose Bouquet(ローズ・ブーケ)の大きめのボウルを購入しました。大のお気に入りで、キッチンにおいてフルーツボウルとして使っています。ちなみに、ウインブルドン・カーブーツセールは、もうありません。結局、一度しか行けずに残念でした。

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ディナー&ティーセットもつくられていたというローズ・ブーケ。一度、めったに行かないチャリティーショップでディナーセットを見つけたことがあります。少しずつ買いそろえたいと思っているので、もちろんほしかったのですが、プレートだけでも6枚あり断念。ばら売りなら絶対にお持ち帰りしていたのに。

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運よく Chiswick Car Boot Sale(チズウィック・カーブーツセール)でカップ&ソーサーを一組ゲット。ティーカップがだんだん増えてきたので今までに購入したティーカップを並べてみました。ただの自己満足だということは重々承知しておりますが、ひとこと言わせてください。かわいすぎです!

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取らぬ狸の皮算用

前回一時帰国したとき、コレクションのヴィンテージ食器の一部をアンティークショップに売却し、ちょっぴりですがお小遣い稼ぎができました。以来売れそうなものを買い集め、次に帰国するときにもお金儲けができるようにと準備をすすめていました。

ところがです。今回は、前回お世話になったショップが閉店していたことがわかり、急遽めぼしいアンティーク・リサイクルショップに連絡をとりましたが、芳しい返事をいただけませんでした。安くしか買い取りできないという連絡をくださったショップもありましたが、ほとんどのショップからは返信さえいただけず。圧倒的な買い手市場に立つ瀬もなく、超氷河期に就職活動をしていた頃のことを思い出してしまいました。

日本では流行の移り変わりが激しく、少し前まで流行っていた物がすぐに時代遅れになってしまうようです。まさかひとつも売れないなどということは予想もしていなかったので、慌ててフリマサイトなどを調べてみると、私好みのレトロヴィンテージの出品自体がほとんどありません。あっても、高値では取引されていないようです。日本で実際にアンティークショップに出掛けてもみましたが、私が好きそうな物のほとんどは、イギリスのショップと大差ないくらいの値段で売られていました。これでは利益があまり出ないはずです。

また、日本のフリマ・オークションサイトで売ろうと思いましたが、登録時に日本の携帯番号が必要ということで断念しました。日本で売るのは諦めイギリスのオークションサイトに掲載しましたが、こちらでの反応もイマイチ。ひとつが高値で売れたことに気をよくし、値段を高めに設定しているのがその原因と思われます。転売目的で購入したとはいえ、気に入って選んだ物なので売れなければ自分で使うか贈り物にすればよいのかなと考えて値引きはしていません。

どんなことにもいえることかもしれませんが、欲を出すといけないということが今回のことでよくわかりました。大好きなヴィンテージ食器は、自分用にこつこつ集めて楽しむことにします。

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王室メモラビリア

ウェールズ公チャールズとダイアナ妃のご成婚を記念してつくられたペアグラス。若かりし日のおふたりの写真と、セント・ポール大聖堂で結婚式が執り行われた日付がプリントされています。

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イギリスでは、王室のさまざまな節目にこうした記念グッズが販売されます。最近では、エリザベス女王の90歳の誕生日、ウィリアム王子とキャサリン妃、そしてヘンリー王子とメーガン妃のご成婚記念グッズが記憶に新しいところです。
プレートやマグカップなどが一般的で、グラスというのはなかなかレアなのではないでしょうか。しかも、英国王室グッズなのに、Made in France というのもご愛嬌。

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おふたりは、1981年7月29日にご結婚されましたが、96年には離婚。去年は、97年に悲劇的な事故でダイアナ妃が亡くなってから20年という節目の年で、ダイアナグッズがにわかに注目を集めた年でもありました。

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ご成婚当時の若く希望に満ちた表情のダイアナ妃。来たるべく運命を知る由もなかったでしょう。過去は変えることができませんが、亡くなった時にはまだ幼かったウィリアム王子とヘンリー王子には、幸せな家庭を築いてほしいと思わずにいられません。

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夫婦喧嘩は犬も食わない

毎月第一日曜日に開催される Chiswick Car Boot Sale(チズウィック・カーブーツセール)で、私好みのカップ&ソーサーを発見しました。遠目に見てもレトロな黄色いバラがステキです。手に取ってじっくりと見てみたかったのですが、そのストールには子ども用品も置いてあるせいで、お母さんと子どもたちの行列が途切れず、なかなか近づくことができません。

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ようやく空いてきた頃を見計らってストールに行くと、先ほどまで立っていた女性の姿が見えず、男性が店番をしていました。お目当てのものを手に取って見てみるとコンディションがいまいち。しばらく考えましたが、バラ模様があまりにもかわいらしかったので、値段を聞くことにしました。耳を疑うような値段に「買います」と即答。わりと大きなヒビが入っていますが、この値段なら御の字。

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そうこうするうちに、女性が戻ってきました。奥さんらしい女性に話しかける旦那さん。「このカップ、値段きかれたから○ポンドって言って売ったけどよかった?」奥さん無言。旦那さんを物凄い形相で睨んでいます。おー、こわいこわい。「お前が、どっか行ってたんだろう。俺は何にも知らないで店番させられてたんだぞ」と、反論を試みる旦那さん。いいんですかー、そんなこと言って、今夜どうなっても知りませんからね。って、奥さん、何も言ってないじゃないですか。まぁ、あの顔は言葉よりも強く彼女の内面を物語っているのは確かなのですけれども。「お返ししましょうか」との声が喉元まで出かかかった時、奥さんが新聞紙で必要以上に丁寧にカップとソーサーを包んでくれました。そして、「サンキュー」と、満面の笑み。血気迫る彼女の姿に、私もありったけの笑顔で答えつつ、一目散に逃げ帰ってきました。奥様、私は無実ですー。値切ってませんからねー。

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The cutest clock I've ever seen.

かねてから目覚まし時計が欲しいと思って探していました。出かけたついでにいろいろな場所をのぞいてみましたが、なかなか気に入ったものが見つかりません。やっと先日これぞ!というものにめぐり会いました。月に一度、第一日曜日に開催される Chiswick Car Boot Sale(チズウィック・カーブーツセール)での出会いです。
目覚まし時計に関しては、ヴィンテージへのこだわりはありませんでした。というよりも、機械なのでできれば新品の方がよいだろうくらいに思って探していましたが、意外なところで見つけられて驚いています。私は、やはりヴィンテージ品に縁があるのでしょうか。

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Smiths English Clocks Ltd

この時計は、Smiths English Clocks Ltd(スミス・イングリッシュ・クロック・リミテッド)というメーカーで1950年代につくられたもの。ぜんまい式で、目覚まし時計に相応しい黒い鶏が、秒針の代わりにせわしなく首を動かします。その動きに合わせてチックタック・チックタックと懐かしい音がします。ねじを巻いておくのを忘れると、遅刻をしてしまう可能性もあるスリル満点のかわいらしい目覚まし時計です。

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これは安いだろうと思ったら

 私が毎月楽しみにしている Chiswick Car Boot Sale(チズウィック・カーブーツセール)には、プロのディーラーさんも一般の方もセラーとして参加できます。商品をダンボールごと地べたに置いてあれば、ハウスクリアランス業者のストール、日用品が多ければ一般の方というように、ストールの品物を見るとセラーがどのような人かがわかりますが、目玉商品を一番目立つところにディスプレーするのは、どのストールも同様です。

 テーブルの上、テーブルの下の敷物の上、テーブルの下の箱の中と、品物にはランクがあるようで、多くの場合、値段もそれに比例します。地べたに置いてある箱の中には、欠けていたり、薄汚れていたり、なんだこりゃ?というような物がごちゃごちゃと入れられていることが多く、ほとんどがガラクタですが、そこに掘り出し物が紛れている可能性もあります。

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JAJ Pyrex June Rose

 ある時、一般の方が出しているストールで、テーブルの下の敷物からもはみ出したような場所に JAJ Pyrex(JAJ パイレックス)のプレートが重ねて置かれているのが見えました。「これは、安いだろうな」と予想して値段を尋ねてみると、セラーは、一瞬何のことを言われているのかわからないような顔をしてテーブルの下を覗き込みました。そして、その存在をやっと思い出したように「パウンド」(1ポンドのこと)と言いました。心の中でガッツポーズをしたのは言うまでもありません。

 手にとってコンディションを確かめてみると、どのプレートにも裏側に茶色い汚れがうっすらと残っていました。耐熱皿についた汚れには注意が必要です。焦げつき汚れだと、洗っても落ちない場合があります。爪でこすってみましたが、なかなかしつこい汚れのようでした。幸い汚れているのは裏側だけ。自分で使う分には問題ないと判断してお金を払おうとすると、セラーはすでに上機嫌で新聞紙を用意して待っていました。そして、丁寧に梱包して、満面の笑みで送り出してくれました。「こんなもの絶対に売れないと思っていたのに、買ってくれる人がいるなんて!」と思っていたに違いありません。

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 あなたのガラクタ私のお宝。これだからカーブーツセールはやめられません。プレートの裏にこびりついていた汚れは、 SodaCrystals(ソーダクリスタルズ)を溶かしたお湯につけおきして、簡単に落とすことができました。

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老紳士の情熱

 ローカルなヴィンテージマーケットに行った日のことです。相棒が、自分が子どもの頃に遊んだことのあるという電車のおもちゃを見ていると、初老の紳士に話しかけられました。彼の従兄弟がコレクターで、一部屋を電車のおもちゃでいっぱいにしたという話をしてくれました。
 彼自身も若い頃は、イギリス中のマーケットやフェアへ出かけるほどのアンティークコレクターだったといいます。ディーラーとも顔見知りになり、アンティークハントが生きがいだったのだとか。それで大儲けしようと思ったことはないけれど、親戚から借金をしてまでアンティークを買いあさったそうです。どうしても欲しかったロイヤルクラウンダービーのディナーセットが売れてしまい、買い主をつきとめて倍の値段を出して買い取ったという話もしてくれました。
 そんな熱意も年とともに薄れ、興味の対象がアンティーク以外のところへ移っていったとき、大枚をはたいて集めたコレクションを手放す決心をしたそうです。しかし、アンティークにも流行があり、買った値段よりも高く売れた物は少なかったといいます。安く売りたくはない、かと言って、手元にあっても仕方がないということで、二束三文で売ってしまった物がほとんどだったそうです。
 家族や親しい友人が気に入ってくれれば譲ることもできたのですが、そうもいかなかったようです。家具や食器などは実用的な物ではありますが、デザインの好みは人によって随分違います。
 若い頃の楽しかった思い出を懐かしそうに語ってくれた老紳士。彼も年を取り、コレクターとしての最後の責任を果たしたいと思っているところなのでしょう。アンティークは古くなればなるほど値打ちが上がるものだと思っていましたが、何にでも流行はあるものです。老紳士の経験を胸に、私もアンティーク・ヴィンテージコレクターの矜持を失わずにいたいものだと思いました。

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各国文化を織り交ぜつつ、
Lady Masala が厳選したイギリスらしいものをご紹介します。
欧州旅行記と自分の足で集めたヴィンテージ、アンティーク コレクションのお披露目も。
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