2017-03

サン・シュルピス教会

2011年3月24日 パリ教会めぐりⅢ
 パリ市民の憩いの場所であるリュクサンブール公園をつきぬけて数分、歩くと大きな教会が見えてきます。近年、映画「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台となった St. Sulpice(サン・シュルピス教会)です。

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リュクサンブール公園
 リュクサンブール公園は、もともとリュクサンブール宮殿の庭として造られました。アンリ4世の妻であったマリー・ド・メディシスが王の没後に居住した場所がリュクサンブール宮殿で、現在、建物はフランス元老院として使用されています。

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サン・シュルピス教会外観
 サン・シュルピス教会はパリのノートルダム大聖堂と同等の規模を誇るネオ・クラシック様式の教会です。6世紀にこの場所にサン・ジェルマン・デ・プレ教会の教区教会が建てられたのがサン・シュルピス教会の基礎になりました。現在の教会堂が完成したのは18世紀ですが、完成前後に火災や落雷の被害に遭い、何度も修復を繰り返しました。写真をよく見ると二つの塔が左右対称ではないことに気づきます。右側の塔は未完成のまま残されています。
 この教会は、ブリュメールのクーデターが起る3日前に、ナポレオン・ボナパルトが祝宴を行ったことでも有名です。教会内部にはドラクロワが描いたフレスコ画「ヤコブと天使の戦い」が掲げられています。

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四人の枢機卿の噴水
 大きな噴水がある教会前の広場では若者たちがサッカーに興じていました。手前の少年が突然、何かを叫びながらコンクリートに倒れこみました。どうやら足を攣ってしまったようです。仲間がやってきて彼の足を引張って延ばしてあげていました。しばらくするとよくなったようでした。勿論、噴水を写すつもりで写真を撮りました。偶然にも痛い姿を捉えてしまいました。

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サン・ジェルマン・デ・プレ教会

2011年3月24日 パリ教会めぐり
 St. Germain des Pres(サン・ジェルマン・デ・プレ教会)はパリ最古のロマネスク様式の教会です。デカルトの墓所としても知られています。

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サン・ジェルマン・デ・プレ教会外観
 サン・ジェルマン・デ・プレ教会の起源は6世紀に遡ります。スペインとの戦争で殉教したサン・ヴァンサンの遺物を納めるために建立されました。8世紀にはベネディクト修道院として最盛期を迎えましたが、9世紀にはノルマン人の侵略を受けて建物に大きな損傷を受けました。その後、修復、拡張工事が行われましたが、フランス革命によって再び建物の大部分が消失しました。1821年より修復工事が行われて現在の姿をとどめています。

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サン・ジェルマン・デ・プレ教会内部
 教会の外観はロマネスク様式ですが、内部はゴシック様式です。前述したようにサン・ジェルマン・デ・プレ教会は修復と拡張工事を繰り返したために、工事の時代によって構造様式が異なります。

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未完成の聖母子像
 写真の彫刻は1999年に発掘されました。恐らくこの聖母子像は教会堂の入り口付近に安置される予定でしたが、何かの事情で未完成のままに終わったと推測されます。彫刻の様式から7世紀中葉ものとの見方が有力です。この彫刻は壁の基礎として長い間、日の目を見ることなく埋もれていました。

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聖人の像
 教会には石像が多いなか、木のぬくもりを感じさせる聖人さんを見つけました。どなたかは存じませんが、安らかなお顔に癒されます。

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サンテティエンヌ・デュ・モン教会

2011年3月24日 パリ教会めぐりⅠ
 今回のパリ旅行の大きな目的の一つは、前回の旅行で訪れることができなかった「モンテ・クリスト伯」の著者であるアレクサンダー・デュマのお墓を詣でることでした。しかしながら、彼の眠るパンティオンは工事のために見学が許可されていませんでした。とても残念でしたが、予定を急遽、変更しこの日は教会めぐりをすることにしました。

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サンテティエンヌ・デュ・モン教会外観
 St. Etienne du Mont(サンテティエンヌ・デュ・モン教会)はパンティオンの裏側に建っています。この辺りは聖ジュヌヴィエーヴ(パリの守護聖女)の丘と呼ばれる場所で、かつては彼女に捧げられた修道院がありました。13世紀にはもともとあった聖ジュヌヴィエーヴ教会に加えて、聖エティエンヌに捧げる教会が建てられました。その後、増改築が繰り返され現在の形になったのは17世紀のことでした。この教会には聖ジュヌヴィエーヴのお墓が納められている他、パスカルやラシーヌも眠っています。

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Jube (ジュベ)
 サンテティエンヌ・デュ・モン教会の内部はゴシック様式で、内陣(神体を安置してある奥の間)と身廊(教会内部の入り口から内陣までの間)の間にジュベと呼ばれる仕切りがあります。ジュベが現存する教会はパリではサンテティエンヌ・デュ・モン教会だけです。
 教会内部はどこも似通っていることが多いなか、ここサンテティエンヌ・デュ・モン教会はとても特徴的でした。きらびやか過ぎない装飾にも好感が持てました。教会内部は明るく、荘厳すぎず、教会独特の重苦しさが感じられませんでした。何時間でも時を過ごせそうな気持ちのよい教会でした。

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キリストの埋葬

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修道院

2010年3月23日 モン・サン・ミッシェルⅣ
 Grande rue(大通り)を上に向かって歩いて行くと修道院の入り口が見えてきました。9.00€の入場料を払って中に入りました。この修道院の建設が始まったのは966年のことでした。以来、数世紀にわたって増改築が施されたため、院内にはさまざまな時代の建築様式が混ざり合っています。

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修道院付属の教会
 最初の階段を登った先には修道院付属の教会があります。この教会は標高80メートルの岩山の上に建っています。天井は板張りで、建物はもともとロマネスク様式で建築されましたが、百年戦争後にフランボアイヤン式ゴシックスタイルで再建されました。
 むき出しの岩の感触が残る教会にはひんやりと涼しく心地よい空気が流れていました。ごつごつとして飾らない内装は修道士の祈りと鍛錬の日々を体現しているかのようでした。きらびやかな教会も美しいですが、私は質素で静かな空間を美しいと感じます。

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教会前の広場から望む景色
 この展望台からはブルターニュの西方カンカルの岩礁、東方にはノルマンディーの岸壁、南西に広がるドル山の花崗岩盤、北方にはトンブレーヌの小島を見渡すことができます。
 この日は快晴で遠くまで見渡すことができました。この教会は下を見ると足がすくむほど高い場所に建てられています。今から千年以上昔にこの地に教会を建てようとした先人たちの信仰の深さが偲ばれます。

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列柱廊
 教会から食堂へと続く13世紀に建てられたこの回廊は修道士たちの祈りと瞑想の場でした。祝祭日にはここで礼拝の行進が行われました。

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中庭
 修道院内を散策していると、目立たない場所によく手入れがされた中庭がありました。手前には真っ赤なルバーブ(和名は大黄、イギリスではジャムにしたりパイの具にします。)らしき植物が一株、ぽつんと植えられていました。

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労働用の大車輪
 フランス革命後の18世紀にはここモン・サン・ミッシェルは牢獄として使用されました。この大車輪は囚人用の食物を上の階に運ぶために設置されました。

モン・サン・ミッシェル発 16:00 - Dol de Bretagne 着 16:35 (長距離バス)
Dol de Bretagne 発 16:57 - パリ着 20:00 (TGV)

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小さなチャペル

2011年3月23日 モン・サン・ミッシェル
 修道院を目指して大通りを歩いていると、とても小さな教会堂を見つけました。少し疲れていたので中に入って休むことにしました。

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教会堂の入り口
 大聖堂も素敵ですが小ぢんまりとした教会堂に入ると不思議と心が休まります。

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マリア様を奉る祭壇

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奥まったところには大天使ミカエルを奉る祭壇がある
 大天使ミカエルは新約聖書の黙示録のなかで悪魔の象徴である龍と戦って勝利を収めました。ミカエルは来世への不安を抱えて生きていた中世の人々にとって、死者を導き、最後の審判を迎えた日の魂を癒すべく存在でした。1000年頃からミカエルを奉った教会堂がヨーロッパ各地に建設されました。ミカエルは剣と秤をもった姿で描かれることが多く、その姿からミカエルを騎士団長とみなす伝統があります。修道院内にある教会の鐘塔の先端にも大天使ミカエルの像が堂々とそびえ立っています。

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ホテル村

2011年3月22日 モン・サン・ミッシェルⅡ

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ホテルからモン・サン・ミッシェルへと続く道

 私が宿泊したホテルは、モン・サン・ミッシェルから徒歩で30分程のところにありました。ホテルというよりも映画の中でしか見たことのないアメリカのモーテルのような佇まいでした。
 付近にはモーテル風のホテルが数軒あり、ホテルに併設する大型レストランと、Super Marche(スーパー・マルシェ)という大きなお土産屋さん兼スーパーマーケットがありました。ヨーロッパというよりも、日本の鄙びた温泉街を思わせる光景で、モン・サン・ミッシェルホテル村とでも命名したい場所でした。

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宿泊した Hotel Mercure(ホテル・メルキュール)

 泊まったホテルにはセイフティーボックスがありませんでした。ホテルのレセプションに尋ねると、「希望があれば貴重品をレセプションにてお預かりします。ここにはそんな物は必要がないのですよ。」との回答がありました。周辺の人口は観光客とホテルやレストランの従業員が多くを占めているように思われました。なるほど、モン・サン・ミッシェルとホテル村周辺には平和で長閑な空気が漂っていました。

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ホテルの窓から眺める乗馬にいそしむ人々

 私が泊まったホテルには大型バス3台分の日本人ツアー客が宿泊していました。モン・サン・ミッシェルには日本からの観光客がとても多いようで、どこに行ってもフランス語と英語の次に日本語の説明がありました。嬉しい限りでした。夕食も次の日の朝食もホテルに併設するレストランでいただきました。日本語版のメニューもあり、ウエイターやウエイトレスさんは日本語で挨拶をしてくれました。

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ホテルの窓から望む沈みゆく夕日も美しい

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モン・サン・ミッシェル

2011年3月22日
パリ・モンパルナス発 10:05 - レンヌ着 12:09 (TGV)
レンヌ発 12:45 - モン・サン・ミッシェル着 14:05 (長距離バス)
 パリから電車と長距離バスを乗り継いでモン・サン・ミッシェルに行きました。車窓から見えるのは牛や羊が草を食むのどかな姿でした。ぽつりぽつりと建っていたノルマンディー風石造りの農家が途切れると、そびえ立つモン・サン・ミッシェルが見えてきました。突然、目の前に広がったモン・サン・ミッシェルの美しさには息を呑むばかりでした。

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モン・サン・ミッシェル全景
 708年、アヴランシュの司教であったオベールは夢の中で大天使ミカエル(サン・ミッシェル)の「あの岩山に聖堂を建てよ」というお告げを聞きました。ただの夢であろうと信じなかったオベールに業を煮やした大天使ミカエルは、三度目のお告げのなかでオベールの額に触れました。翌朝、自らの額に穴が開いているのを知ったオベールはようやくお告げが本物であることを確信しました。修道院が献納されて以来、モン・サン・ミッシェルは巡礼者の聖地としての歴史を刻んできました。
 しかしながら、モン・サン・ミッシェルは時に歴史の流れに翻弄されました。イギリスとの百年戦争(1337-1453)の際には島全体が英仏海峡に浮かぶ要塞としての役目を果たしました。18世紀にはフランス革命によって修道院が廃止され、監獄として使用されました。革命によって荒廃したモン・サン・ミッシェルでしたが、ヴィクトル・ユゴーの呼びかけによって1865年には再び修道院として復元されました。1979年にはユネスコの世界遺産に登録されました。

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高台から見下ろす Grande rue(大通り)
 バスを降りて島の門をくぐると修道院に続く一本の道が見えてきます。狭い一本道の両側にはお土産屋さんやレストランが軒を連ねています。様々な時代様式の建物が興味深いです。修道院に入るには入場料が必要ですが、それ以外の施設は無料で見学することができます。

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建物は小ぢんまりとしていてとてもかわいい

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遊歩道から見上げる修道院

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高台から見渡す海
 モン・サン・ミッシェルが浮かぶサン・マロ湾は、潮のみちひきによって陸になったり海になったりします。

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