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2024-05

風車を眺めながら

 ダム行きのボート乗り場の近くには風車があります。マルクト広場から出ている4番の路線バスに乗ると船着場に到着しますが、バスではわずか5分ほどの道のりだったので、帰りは風車を見ながら歩いて中心街まで戻りました。

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 運河沿いの遊歩道に沿って4台の風車があります。現在は使われていませんが、中を見学できるものもあるようです。風車もさることながらこの散歩道は見所の多い場所でした。

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 船着場周辺は、近代的なビルやフラットが多かったですが、中心街に近づくにつれてかわいらしい街並みが戻ってきました。美しい建物を眺めながら歩いているとテイクアウェーのケバブ屋さんを発見しました。歴史地区にはなかったので、こんなところにあったのかと喜んでいると、ポーランドのスーパーマーケット、タイレストラン、アラブ系のお店、ごちゃごちゃした雑貨屋さんなど庶民的なお店が多いことに気がつきました。

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ギド・ゲゼル博物館

 その通りにはイーストロンドン的な雰囲気が漂っていて、若者向けのバーやクラブ、ヴィンテージショップもありました。時間が遅かったために店内に入ることはできませんでしたが、どのお店も雑多としていて楽しそうでした。ブルージュのこぢんまりとした下町通りは、切妻屋根のかわいらしい建物と相まって上品にまとまっていました。

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城門

 中世風の歴史的建造物と現代的なニーズが溶け合った一本道。ブルージュの違った側面を垣間見た気がしました。

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ダムへ行く

 ブルージュからボートにゆられること30分、ダムに到着しました。ダムには、市庁舎のあるマルクト(広場)が一つ、聖母教会が一つ、風車が一つ。かわいらしい街並みを眺めながら歩いていくとあっという間に牧草地帯に足を踏み入れてしまうような小さな小さな町です。

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ダムとブルージュを往復するボート

 風車が見えてくるとすぐに船着場に到着です。白いレンガの風車は真っ青な空によく映えます。風車と農家のコテージ、これぞ私がイメージするヨーロッパの田舎です。

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 おもちゃのようにかわいらしい家々を見ながら散策するだけでこんなに楽しい気分になれる場所は、そうはありません。アーティストのギャラリーや雑貨屋さん、古本屋さんを覗いて、疲れたらカフェやベンチに座って道行く人々を眺める。それだけであっという間に時間は過ぎてゆきます。

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 私は田舎育ちで、幼い頃から都会への憧れを強くして育ちました。田舎は嫌だな。退屈だな。早く都会に出たいなと。しかしながら最近は、美しい田園風景が広がる田舎を美しいと思えるようになりました。ダムの街並みにこんなにも心をうたれるのは、私が一介の旅行者にすぎないからでしょうか。実際に、田舎に暮らし始めると、何もない所だ、不便な場所だ、と思うようになってしまうのでしょうか。

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聖母教会 外観

 町の大聖堂、聖母教会は大きくてどっしりとした石造りの教会です。

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 聖堂内は、太陽の光が差し込んで明るく開放的でした。ヨーロッパの教会は、しばしば荘厳で重苦しい気配を漂わせていますが、ここには、祝祭的なカラッとした雰囲気がありました。あちらこちらに配置されたマリア様の像が私に微笑みかけてくれているようです。優しい顔をしたマリア様は、光り輝いて見えました。

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 メーメー。ひつじさん、こんにちは。少し歩けば羊や牛がのんびりと草を食む牧草地に行き当たります。こんなのどかな場所で、田舎だの都会だのと考えるのはなんともばかげたことのように思えてきました。今、ここに広がる風景を楽しめばそれでよいではありませんか。

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神の家

 ブルージュ歴史地区には、いくつかの Godshuizen があります。日本語に訳すと神の家ということになりますが、実際には救貧院(アルムスハウス)として使用されていました。

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 この Godshuizen の歴史は14世紀にさかのぼります。大企業やギルド、または、金銭的に豊かな名家が貧しい人々や未亡人のために住居を提供しました。大抵の Godshuizen には、井戸と野菜を作るための小さな庭がついています。加えて、敷地内には小さな礼拝堂があります。これは、住居を借り受けた貧しい人々は、返礼として提供者の魂のために祈りを捧げなくてはいけないという義務があったからなのだそうです。

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 どの家もレンガの白壁で庭は美しく手入れがされています。現在では、野菜の代わりに綺麗なお花が植えられています。そして、住人の大部分はお年寄りなのだそうです。14世紀にはじまったこの Godshuizen、現在でもほぼ同じ目的で使用されているとは、キリスト教精神のなせる業でしょうか。

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 門は一般に開放されており、庭園を自由に見学することができます。中に人が住んでいる気配はありましたが、住人の姿をみかけることもなく、とても静かな場所でした。観光客の出入りは多かったですが、皆、彼らに対する配慮を忘れずに節度を守って見学していました。

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 私はこの場所がとても気に入って、旅行中は二度も訪れました。住人に対する配慮からというよりは、この建物が持っている優しく落ち着いた雰囲気が私たちから声を奪い、静かな気持ちにさせてくれたのだと思いました。

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参考文献:belgium travel network

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マルクト広場で

 駅から続くブルージュの街並みはそれは美しく、うっとりとするほどでした。その中心となるマルクト広場のカラフルな切妻屋根の建物はおもちゃのようにかわいらしく、長いこと見とれてしまうほどでした。
 
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 私たちはこの広場にあるレストランで初日の夕食を済ませました。供された料理はとんでもない代物でしたが、ウエイター同士が英語で会話をしていたことには感心させられました。

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 ブルージュはブリュッセルから電車で北に一時間ほどの場所にあります。国境をまたがずして、わずか一時間の距離で言語が変わります。ここブルージュでは、フランス語ではなくオランダ語の方言であるラフマン語が話されています。オランダ語は英語に近い言語なので、ブルージュの人々は上手に英語を操ります。

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 ベルギーではいかなる掲示にも二ヶ国語、フランス語とラフマン語の表記が義務付けられていますが、ベルギー人の誰もがバイリンガルであるかどうかは不明です。

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鐘楼 高さ88メートルの塔は展望台になっている。

 以前、ベルギー在住の日本人の方がおっしゃっていましたが、生まれながらに複雑な言語環境に置かれているベルギー人は、外国人にはフランス語やフラマン語の習得を強要しないそうです。外国人とは英語でコミュニケーションをとることができれば充分だと考えている節があるのだとか。

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州庁舎

 マルクト広場、今日もラフマン語、フランス語、英語、日本語、様々な言語が飛び交っていることでしょう。

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ブルージュの街並み

 駅を背にして美しい公園をぬけると、そこは中世そのままの街並みが広がるブルージュ歴史地区です。

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 切妻屋根と階段のような破風が特徴的な、おもちゃのようにかわいらしい家々が私たちの目を楽しませてくれます。その街並みは、「屋根のない美術館」ともよばれています。

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 13世紀には、ブルージュはヨーロッパを代表する貿易拠点として栄えました。ベルギー、フランス北部、オランダ南部はフランドル地方とよばれていますが、この地方には自治権が認められており、君主が変わっても自分たちで地域を治める自由な気風が根ざしていました。

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 ブルージュを語る上で欠かせないのは、マクシミリアンの存在です。ブルゴーニュ公国最後の君主であったマリーを娶ったマクシミリアンは、最愛の妻が若くして亡くなった後も公国を治めました。しかしながらマリーの死後は各地で反乱が起こり、マクシミリアンはブルゴーニュ公を退位して失意のうちにこの地を去りました。

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愛の泉公園

 後に神聖ローマ皇帝として即位したマクシミリアンは、再びこの地を支配することになりましたが、商人たちの自治権を制約したために、彼らは貿易の拠点をアントワープへと移しました。

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 その後アントワープも戦場となり、フランドル地方は荒廃し没落してゆきました。取り残されたこの地域は、中世の街並みをそのままの姿で残していたことから、観光都市として注目されるようになりました。

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 運河沿いの街並みを眺めながら散策、ボートに乗って歴史的建造物を見学、疲れたらベンチに腰かけてわいらしい家々を見上げる。ただ歩くだけ、ただ眺めるだけ、それがブルージュを楽しむ最良の手段なのかもしれません。

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グラン・プラス

 初めて見る異国の風景として私の目にしっかりと焼きついたのは、このグラン・プラスでした。どっしりとした石の重みにヨーロッパの歴史を感じながら、衝撃的ともいえるほどの感動を覚えたことを今でも懐かしく思い出します。

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市庁舎

 私は初めての海外旅行でこのグラン・プラスを訪れました。その時は、自分がヨーロッパに住むことになろうとは全く予想もしていませんでしたが、世の中にはまだ見ぬ素晴らしいものがたくさんあるに違いないという思いをめぐらせていました。

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 ヴィクトル・ユーゴーが世界で最も美しい広場と賞賛したこのグラン・プラスは、四方を美しいギルドハウスで囲まれた広場です。17世紀以前の木造の建物は、1695年のフランス軍の砲撃によって市庁舎を除いた大部分が破壊されました。その後、様々なギルド(同業者組合)によって現在の美しい石造りの建物に再建されました。

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 グラン・プラスは、私が初めて訪れたあの日と同じように美しく、そして、堂々とそびえ立っていました。しかし、あの時と同じようには私の心を震わせてはくれませんでした。

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 石造りの建物が私の日常の風景となって久しいからでしょうか。それとも、私が歳を重ねてゆくうちに感動する力がうすれてしまったせいでしょうか。大人になった自分を少しだけ悲しく思いながら、その場を後にしました。

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ベルギーのおいしい

 美食の街ブリュッセルでは、ムール貝を満喫しましたが、ベルギーのおいしいはそれだけではありません。
 名物スナック、ワッフルはあつあつのところをハフハフと食べるのがよろしいようです。ワッフルには、ブリュッセル風、リエージュ風の二種類があり、形が微妙に違っています。私の持参したガイドブックによると、ブリュッセル風がもちもちで、リエージュ風には、ざらめがまぶしてあってサクサクしているとの記述がありましたが、私が食べた限りでは、どちらのワッフルもお店によって歯ざわりがちがっていました。私は熱々のモチモチした生地に生クリームをかけていただくのが一番おいしいと思いました。

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リエージュ風(左)とブリュッセル風(右)ワッフル

 クロケット、日本でいうところのコロッケは、ここフランドル地方の名物料理です。特にチーズ入りのものは絶品で、レストランのメニューには必ずありました。前菜として小さいものがふた切れサーブされましたが、山盛りのチーズコロッケをおかずにしてごはんを食べたいくらいでした。表面はサクサクで中は熱々。そして、チーズがとろーりとお口の中でとろけます。

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クロケット

 そして、今回の旅行で忘れられないほどおいしかったのは、ホテルの朝食ビュッフェに置いてあった牛乳です。常々、イギリスの牛乳は水のように薄いと思いながら飲んでいる私は、ホテルで飲んだ濃厚な牛乳に感激しました。よく牧場などでコップに入れて飲ませてくれる「搾りたて牛乳」のような味がしました。色も白というよりはベージュに近かったです。とにかくおいしくて何杯でも飲めそうでしたが、旅の途中にお腹がゆるくなっても困るので、泣く泣く一日、二杯に留めておきました。
 バターたっぷりのベルギーワッフル、チーズがとろけるクロケット、濃くておいしい牛乳、農業王国ベルギーならではです。

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