2012-05

ヴィンテージ祭

 不況の影響か、または、誰でも気軽にインターネットでオークションに参加できる時代になったからなのか、最近のチャリティーショップでは、万年商品不足の状態が続いています。衣類はそうでもなさそうですが、私が狙っている食器類の棚は見るも無残という場合が多いです。掘出物にめぐり会うことができるかどうかは時の運ですが、棚がスカスカで商品がないというのは、なんともさびしいものです。
 そのような状況のもとで、Oxfam(オックスファム)で古きよき時代の品物を集めたヴィンテージフェアが行われていました。棚に商品がぎっしりと並べられていたのは嬉しい限りでした。しかも、私の好きそうなものばかりが集められていたので、興奮して頭に血が上りました。

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 Midwinter(ミッドウインター)やHornsea(ホーンジー)、Meakin(ミーキン)の焼き物が所狭しと並んでいました。目の保養にはなりましたが、これぞというものにはめぐり会えず、この日は、お持ち帰りはなしでした。

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 SylvaC(シルバック)のオーナメントがたくさんありました。シルバックは、1894年に創業されたイギリスの窯元、Shaw and Copestake(ショウ・アンド・コープステイク)が扱っていた Toby Jug(トビー・ジャグ:人物を模ったジャグまたは、ジョッキ)やオーナメントのブランド名です。オーナメントは、数多くの動物が製造されました。特にウサギとイヌの人気が高く、イヌは、ほとんどの犬種が製造されました。シルバックの製造は、1982年に中止されています。

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 ツートンカラーの Penguin Books(ペンギンブックス)もたくさんありました。どの時代でも売れ筋の本は、やはりフィクションであるということがわかります。初期のペンギンブックスは分類ごとに色分けされており、オレンジ色はフィクションです。

参考文献:Wikipedia

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サン・ジョルジェ城

2012年3月22日
 サンタ・ジュスタのエレベーターの先にある展望台からも眺めることのできるサン・ジョルジェ城は、アルファマ地区の丘の上にそびえ建っています。

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そびえ建つ城壁
 この城はローマ人の下に要塞として建設されましたが、西ゴート人、イスラム教徒、キリスト教徒と、時代の移り変わりとともに時の支配者たちの手に渡りました。

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聖ジョルジェ
 大航海時代にポルトガルを支配したアヴィシュ朝の開祖ジョアン1世は、城を聖ジョルジェ(聖ジョージ)に捧げました。彼の王妃はイングランド王女であり、どちらの国でも龍と戦う聖ジョルジェは人気がありました。

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展望台からの眺め
 小高い丘の上に建つ城跡からは、遙かにリスボン市内を見下ろすことができます。市街地の奥に広がるテージョ川がキラキラと美しく光っていたのが印象的でした。

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夕日が眩しい
 城内にある公園はきちんと整備されており、散策するにはもってこいの場所でした。

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公園内の孔雀とネコ
 公園内には、孔雀とネコが仲良く暮らしていました。孔雀たちは、茂みでごろごろと気持ちよさそうに寝そべっている猫たちを見下ろしていました。

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ロシオ広場での抗議活動の様子
 サン・ジョルジェ城を訪れた日は、ストライキにより入場券売り場と博物館が閉まっていました。展望台となっている公園内は開放されており、見学することができました。公園は普段から無料で開放されているのかどうかはわかりませんでした。チケットバリアのようなゲートがありましたが、この日は、警備員が立っていて誰でも通してくれました。
 この日は労働者のストライキがあり、地下鉄と鉄道が止まっていた他、一部の機関も休業していました。バスや市電は動いていました。街には警察官の姿が目立ちました。

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ぼんやりプーさん

 プーさんと目が合いました。無関心に明後日の方向を見つめる絵本のなかのクマは、ちょっと見たところ、アーネスト・ハワード・シェパードが描いたプーのようでもありました。私はシェパードのプーが好きです。ディズニー版もかわいいので嫌いではありませんが、自分でお金を出して本やグッズを買おうとは思いません。しかしながら、オリジナルであると思いこんで手にとった絵本は、ディズニーの方でした。

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 プーの表情が微妙なのでしばらくしげしげと眺めました。そのうちに、このぼんやりと愚鈍なプーがたまらなくかわいくなりました。とんでもなく頭が悪そうです。他のキャラクターたちも現在のものとは随分と違っています。ゴーファーもラビットも薄い幕で覆われたように微妙に霞んだ感じをかもし出しています。

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 私が今回手に入れたプーさんは、リトル・ゴールデン・ブックスというシリーズの絵本です。この絵本の初版は1965年ですが、私の手元にあるものは1981年の重版です。私は以前もこのシリーズの The Shy Little Kitten(ザ・シャイ・リトル・キトゥン)という絵本を購入したことがあります。
 Little Golden Books(リトル・ゴールデン・ブックス)は、アメリカの子どものための絵本シリーズで最初の本が出版されたのは1942年です。ディズニーやセサミストリート、バービーなどの絵本で有名です。2001年からは Random House(ランダムハウス)が版権を所有しています。

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食堂を探して

 ロンドンからリスボンに到着したのは夕刻を過ぎており、ホテルにチェックインした後の仕事はレストラン探しでした。ホテルはどちらかといえばオフィスやブティックが立並ぶ場所にあったので、レストランを求めてさ迷い歩きました。通りの奥にレストランらしき看板があったので行ってみると2軒、並んでいました。目印となったレストランは閉店間際だったので隣に入りました。

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Cozinha Regional 外観
 火曜日の夜遅くで、私たちの他に客はなくウエイターはシェフと一緒にテレビでサッカー観戦をしていました。私は普段着のウエイターと大画面のテレビを見てほっとしました。私は気取ったレストランよりも庶民的な食堂のほうが好きです。

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アローシュ・デ・マリシュコとカタプラーナ
 リスボンに来たからには、シーフードを食べないことにははじまりません。シーフードがふんだんに使われているリゾットと、シーフードをカタプラーナとよばれる鍋で蒸し煮にしたアルガルヴェ地方の名物料理を注文しました。どちらも文句なしのおいしさでした。カタプラーナは三平汁に通じるところがあり、「おはしとごはんをください。」と言いたかったです。

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エビのスープと北部のスープ
 エビのスープもおいしかったのですが、北部のスープは絶品でした。マカロニやキャベツ、キドニービーンズなどが入っていました。見た目は地味で、どこからこのおいしさが出てくるのか首を傾げたくなるくらいでした。

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アソルダ・アレンテジャーナ
 こちらのスープは、隣の少し高級なレストラン As Velhas でいただきました。このスープにはコリアンダー、パンとポーチドエッグが添えられています。ガーリックがごろごろと入っていて、強烈な味でした。アンテージョ地方のスープです。寒い日に食べると体が温まりそうです。

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O Fumeiro Restaurante Cozinha Regional 内装
 私たちはこのレストランが気に入って滞在中は、2回お世話になりました。各国語メニューがおいてあるお店なので当然といえば当然ですが、ウエイターは英語を始め、フランス語も流暢に操っていました。まだまだ食べてみたい料理があり、もう一度、リスボンに来ることがあればまた訪れたいレストランです。

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おふらんすのおはな

 カーブーツセールでこれぞ私好みという Arcopal(アルコパル)の浅いボウルを見つけました。三色ありましたが迷わず全色、購入しました。私は、カラフルで大柄で能天気な花模様が大好きです。花柄を見ているとウキウキと気持ちが華やいでいくような気がします。ピクニックやバーベキューなど、屋外で大活躍しそうな元気な花模様です。

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Arcopal(アルコパル)の浅いボウル
 見ているだけで健康になることができそうな鮮やかなビタミンカラーのお花模様。家にはプレートはたくさんありますが、大きめのボウルは少ないので重宝しそうです。このボウルを一目見たとき、フルーツサラダを入れたらかわいいだろうなと思いました。スープやピラフ、ライスをもってもよさそうです。キャンドルたてにしてもかわいいかもしれません。

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バイシャ地区

2012年3月22日
 バイシャ地区は、歩行者天国のアウグスタ通りを中心として大小、様々なお店やレストランが連なるリスボン屈指のにぎやかな繁華街です。日本やイギリスのように大きなチェーン店が幅を利かせているわけではなく、小さいけれども個性的な個人商店が軒を連ねていました。ウインドーのディスプレーにも店主のこだわりとセンスのよさが感じられました。

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お土産屋さんのウインドーディスプレー
 ポルトガルでは地方ごとに独自の陶磁器が作られています。動植物や身近な生活風景が描かれているアレンテージョ地方の焼き物や、コインブラ地方で作られているコニンブリガの陶磁器が有名です。
 私は焼き物が大好きです。お土産屋さんできれいなお皿や置物を見るのはとても楽しかったです。うさぎが描かれている食器に惹かれましたが、観光中に割れ物に注意をするのは面倒なので購入は断念しました。

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リベイラ市場外観
 市民の台所として親しまれているリベイラ市場では、肉、魚、野菜や果物などの生鮮食料品と生花が扱われています。市場なので朝早くから店を開け、お昼頃には閉店するお店が多かったです。私が行った時間は正午を過ぎていたので開いているお店は数えるほどしかありませんでした。

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リベイラ市場入り口
 入り口付近の床は白と黒の敷石で飾られています。歩行者天国のアウグスタ通りをはじめ、市街地の通りも同様の敷石で装飾が施されています。白と黒の由縁は、リスボンの守護聖人であるサン・ヴィンセンテが1173年に2羽のカラスに守られてリスボンに運ばれてきたという伝説に基づいています。白はヴィンセンテの純粋さ、黒はカラスと死を象徴しています。また、白はリスボンのシンボルカラーです。

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市場内の様子
 イギリスではハロウィンの時期にしか見かけないカボチャがありました。

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サンタ・ジュスタのエレベーター
 アウグスタ通りにある鉄筋のエレベーターは、観光客を展望台まで運んでくれます。外見はいかつい鉄筋ですが、内装は木のぬくもりが伝わってくるレトロクラシックです。

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展望台から眺めるリスボンの街並
 エレベーターを降りると、そこにはリスボンの街が広がっています。遠くに見える城壁はサン・ジョルジェ城です。

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ツンドク

 私はインテリア関係の本や雑誌を見るのが好きです。先日、ローラ・アシュレイのカタログを見ていたらヴィンテージのペーパーバックが部屋のデコレーションに使われているページに目が止まりました。本を購入するだけで満足してしまい、読まないで積んでおくことを「積読-ツンドク-」と言うそうですが、本がお部屋のアクセントになるならばと、私も古本を買い込んで積読インテリアに挑戦してみました。

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 方々から集めたペーパーバックを踏み台の上に重ねました。数あるペーパーバックの中でも私は Penguin Books(ペンギンブックス)のシリーズが好きです。創業当初に出版されたツートーンカラーの本は、手に入りにくく、結構なお値段がしますが、それ以降のものは安価で購入することができます。Pelican Books(ペリカンブックス)と Puffin Books(パフィンブックス)も購入しました。一番古い本は1950年代に出版されています。新しい本でも70年代のものです。

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 フィッツジェラルド著、「The Last Tycoon(ザ・ラスト・タイクーン)」の表紙の絵がレトロで良い味を出しています。積読を卒業してこれらの本を読もうと努力をしてみました。一昔前に出版された書籍の文字は恐ろしく小さく行間も狭いです。最初のページを開いてみましたが、案の定すぐに眠気が襲ってきて閉じてしまいました。

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